すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

大雪の中を・・・

2011-02-14 20:35:55 | ひとりごと
 今日は一日雪だった。介護保険の認定調査のお約束が4件、そのほかのお約束がいくつかあった。しかも範囲は広範囲。昨日から「忙しいぞ~」と覚悟していたが、雪は想定外。
 まず午前中お約束の一軒目に行く前に、何本かの電話。担当様の認知症の進行があり、独居の不安もあってか最近「妄想」がある。特に誰かが入ってくる、覗いているというご本人の精神状態を不安にするものが多く、とにかく安心させるために一番近いお友達の家(同じく独居の女性)に
 「そんな事ない。」
と言ってもらおうとヘルパーが頼んだら、何と彼女も同じ事を言い始めたという。彼女は介護認定は受けていない。
 「えっと、それはじゃあ、本当ってこと?」
と私の間抜けな質問に
 「んなわけないでしょ。お隣も危ないって事です・・・。」
で、とりあえず市役所へ電話。
 雪の中慌てて調査へ。途中携帯に電話。掛け直すと担当様がショートステイ中に熱を出したという報告。次のお宅では
 「最近老健に入ったが、服のまま寝ている。パジャマに着替えてくれない。タンスの中もぐちゃぐちゃ。」
などの報告がある。
 昼ごはんを早めに済ませて午後の仕事へ。入院中のお二人の状態を聞いて回り、外の雪に絶句する。その後施設や事業所を幾つか回って
 「早く帰ったほうが良いですよ。」
と言われつつ、次の調査へ。その前に前述の老健が気になって立ち寄る。施設の担当さんにお話を伺う。
 「ご家族のご希望が多くて、お気に召すように添えるかどうか。色々言われるのですが、在宅ではどうだったのですか。」
との言い分。これは遠まわしに「クレーマーですか?」と聞いているようなものだ。さらに
 「血糖のコントロールが上手くいかないんですね。インスリンの回数も多いし、私がそれを把握していなかったので「うちのスタッフにも」迷惑をかけているんです。」
 と、私は少しカチンと来る。「うちのスタッフ」の迷惑は関係ナイだろう。ご家族やご本人の事を言いなさいな。
 「ご家族が在宅介護をしている場合、家族と同じくらいの事はしてほしいとお考えになるのは当然ではないでしょうか。確かに色々細々とおっしゃるご家族ですが、どの事業所からも難しい家族と言う話は聞いていません。また、インスリンについては私からのアセスメントにも明記してありましたし、それがネックになって入所を断られても困るので、ご家族も初めにそのことをお伝えしているはずですが。」
 ごめんなさいね。クレーマー家族にものすごく嫌なケアマネが続いてきたって思われそうだ。
 それからもう一軒病院へ行き仕事をふたつ。外は薄暗くなっている。雪道ちょっと凍ってる!ゴリゴリタイヤが鳴ってハンドルが揺れる。途中携帯がなるが路肩に寄せられない。とにかく職場に戻ると今帰ろうとしている職員が
 「留守中電話ありました。Nさんへの電話もあったのでメモしてます。」
と言う。Nさんは休みだったので、メモ貼っといたらいいと思ったら
 「折り返し電話しますと伝えました。」
とのメモ。バカやろう・・・休みじゃつーに。結局電話して話を伺う。
 早く帰りたいよ~と思っていたら事務員さんから
 「さっきお母さんから電話ありました。雪が凄くて車置いて帰ってる人もいるので出来るだけ早く帰れと・・・。」
・・・ハハハ、キヨちゃん頼むぜ・・・めちゃ恥ずかしい。小学生かって・・・。
 大雪・・・。明日凍結してないといいんだけど。

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コメント (3)
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