すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

ふるさと訪問2

2012-06-02 19:18:15 | ひとりごと
今日、ピンクの娘を午前中に迎えにいった。孫三人のうち一人は仕事でいないが、二人はいずれも夜勤明けで昼には戻るからだ。
助手席に彼女を乗せ、車イスは後部シートに。家でキヨちゃんを、その車イスの隙間に座らせて自宅に。
まさに夜勤明けだと分かる姿で、孫は待っていた。
孫とひ孫は魔法使いで、一気に彼女のテンションが上がる。出ない声も出れば、笑い声も起きる。
ピンクの孫は、つまり彼女の娘は、おじや、カボチャと新じゃがの煮しめ、もずく酢、ヒジキ、フルーツを、刻み食にして待っていた。
彼女はそれらをほとんど食べ、おやつもしっかり食べた。
隣のオバチャンや親戚のオバチャン達も来てくれ、笑い声がこだまする。
彼女の娘の一人が、昔の写真を映像化して送ってくれていた。
彼女やピンクの若い頃、子供や孫の幼い頃。ナナちゃんは自分の父親や若い叔父さんの顔を観て、
「変わってない!」
とウケていた。
でも、今は亡き彼女の旦那様、つまりは私の実の父親の、闘病中の笑顔には、胸がつまって泣けた。
当時は、叔父さんでしかなかった。不思議な感情。
それから、少し休憩もしつつ、夕方には施設に送った。
関西にいる彼女の妹にも、動画を送った。目の見えない叔母は、かすかな彼女の声を拾ってくれたろうか。
また帰ろうね。
コメント (2)
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