すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

微妙にずれてる上司の思い

2012-06-07 21:08:17 | ひとりごと
 くだらない話である。しかし、ちょっと笑えない話でもある。
 この前、会社の幹部会である部署が表彰された。それは素晴らしい事である。普段、しんどいだけで評価される事の少ない職場である。そうやって苦労が報われれば、士気も高まるという物だ。ま、普通なら・・・。
 問題は表彰された内容である。それは、その部署が施設部門であり、集客率が良くなったから・・・というのである。
 当然ながら、営業会社ではないのだから、職員が営業して集客したわけではない。向こうからやってくる場合もあれば、デイサービスやヘルパーからの紹介もある。
 スタッフはとても仕事を頑張っており、そのお陰で入居者が快適に過ごせ、長くいてくれるのである。認知症などが進んで、グループホームや特養予備軍となっても、精一杯努力して行き先が決まるまで介護してくれる。だから、そういうところを評価してあげて欲しい。
 ところが、つまりは「儲けが出た」事だけを評価している事がおかしい。そして、それをそこに勤めている人だけを対象にしていることもおかしい。
 他の部署からの紹介がなければ、当然入らなかった人もいる。夜スタッフのいないこの部署は、特養等が夜間のコールなどのフォローをしている。つまり、どの部署も部署を超えて助け合って成り立っているのである。
 上司は表彰すれば他の部署も士気が上がり、益々やる気になるだろうと考えたらしい。しかし、これでは逆効果であり、また真面目に取り組んでいる表彰された部署の人をも侮辱している。
 全く馬鹿馬鹿しい話である。まずは、上の頭をすげかえなきゃ、何にも進展しない。


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コメント (4)
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