今朝見慣れない携帯番号から電話がかかった。最近、詐欺の電話で間違いないだろうと思われる電話も多いので、ついつい警戒してしまう。
すると電話口でキヨちゃんのフルネームで、
「〇〇さんのお宅ですか?」
と聞かれ、相手方が名乗ると以前お世話になった事のある業者さんだった。
しかし、
「今日15時くらいに伺えます。」
と言われたところで、
「いや~、うち頼んでませんけど。」
という流れになった。よくよく聞くと、名字が同じで名前が一文字違いの家との勘違いだった。漢字で見ればすぐ気づく違いだが、音で聞くとこっちはキヨちゃんの名前を思いながら聞くので違和感なく思い込んでいた。
実は田舎は結構こういうことがある。名字が同じ家も多い。例えば「すずこ」と「しずこ」なら漢字なら「鈴子」「静子」と全く違うが、音だけで聞くと分かりにくい。
家の場合、同じ苗字の親戚で父と父の甥が一文字違い、キヨちゃんと甥の奥さんが一文字違い、私とそこの娘さんが一文字違いという状態なので、年賀状もよく間違えて来ていた。
こういう時、「屋号」がとても便利だ。子供の頃は親たちがみんな「屋号」で呼び合うので、実際の名前を長く知らない・・・ということもあった。
屋号はその成り立ちを思わせる。家の場合じいやんが店をしていた頃の店の名前であり、他にも仕事に関する名前、例えば着物か染物をしていたのだろうと思われる「紅屋」などがあり、後は土地にちなんだ名前、例えは田んぼの上だから「田之上」とか、神社や仏閣のそばなら「寺〇〇」「宮〇〇」などと呼ばれる。もっとも仕事も土地の状況も変わるので、どうしてその名前なのか分からない事もある。
お嫁に来た人たちは、近所の本名と屋号の両方を覚えなくちゃならないから大変だったと言っていた。今は屋号を使わない知らない家もあるが、古くて結構素敵な風習だと思う。
すると電話口でキヨちゃんのフルネームで、
「〇〇さんのお宅ですか?」
と聞かれ、相手方が名乗ると以前お世話になった事のある業者さんだった。
しかし、
「今日15時くらいに伺えます。」
と言われたところで、
「いや~、うち頼んでませんけど。」
という流れになった。よくよく聞くと、名字が同じで名前が一文字違いの家との勘違いだった。漢字で見ればすぐ気づく違いだが、音で聞くとこっちはキヨちゃんの名前を思いながら聞くので違和感なく思い込んでいた。
実は田舎は結構こういうことがある。名字が同じ家も多い。例えば「すずこ」と「しずこ」なら漢字なら「鈴子」「静子」と全く違うが、音だけで聞くと分かりにくい。
家の場合、同じ苗字の親戚で父と父の甥が一文字違い、キヨちゃんと甥の奥さんが一文字違い、私とそこの娘さんが一文字違いという状態なので、年賀状もよく間違えて来ていた。
こういう時、「屋号」がとても便利だ。子供の頃は親たちがみんな「屋号」で呼び合うので、実際の名前を長く知らない・・・ということもあった。
屋号はその成り立ちを思わせる。家の場合じいやんが店をしていた頃の店の名前であり、他にも仕事に関する名前、例えば着物か染物をしていたのだろうと思われる「紅屋」などがあり、後は土地にちなんだ名前、例えは田んぼの上だから「田之上」とか、神社や仏閣のそばなら「寺〇〇」「宮〇〇」などと呼ばれる。もっとも仕事も土地の状況も変わるので、どうしてその名前なのか分からない事もある。
お嫁に来た人たちは、近所の本名と屋号の両方を覚えなくちゃならないから大変だったと言っていた。今は屋号を使わない知らない家もあるが、古くて結構素敵な風習だと思う。
父の実家周辺も、「むかいんで」とか「もとんで」とか、本家・分家の関係で言うんですけど、私はサッパリわかりません(笑)。
業者さんにはわかりにくいですよねー。