すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

防災訓練

2016-11-22 21:41:22 | ひとりごと
 今日は会社の防災訓練だった。
 やっておかないといざという時に困るのだが、毎回反省点だらけだ。そして、「お年寄り」の施設なので、訓練で事故を誘発しないとも限らない。そういう意味で、とても心配がある。
 なので、勿論体調の悪い人や、事故になる可能性の高い人は参加していただかない。しかも職員もほとんど参加しての状態なのだが、これが本当の地震や火事の時は、そういう「重度」な人たちも、「不参加」はあり得ないので、果たして本当に救出できるのか不安が残る。
 と考えれば、本当に全員参加ですべきだろうが、やはりそれはそれでリスクがあって怖い。
 
 さて、私たちの部署は在宅なので事務所にお年寄りがいるわけではない。施設でいて地震があれば、施設の無事が確認出来たら、在宅の利用者の安全を確認するだろう。
 ただ、今日は施設で地震があり、その後家事に発展したため、避難誘導に参加すると言う想定だった。
 まず、地震が起きた時はすみやかに自分の身の安全を確保する。そして火の元や避難経路の確保をし、その後揺れが治まってから、火事の通報を受け避難誘導に参加という手はずだった。
 訓練だから笑い話だが、まず自分の身の安全の確保で、よく小学生が避難訓練でするように自分のデスクの下にもぐってみた。すると、自分の体が大きすぎて収まりきらない。これでは頭は守れるが、腰や足は負傷する。子供のようにはいかないのだ。
 そして、誘導しているお年寄り。慌ててしまっても困るのだが、
 「えっと~、電気は消していく?」
などと几帳面に部屋の消灯をして出ようとする。
 「火事の時は電気はそのままでいいです。」
 すると今度は玄関で靴に履き替えようとする人。
 「内履きのままで良いです!」
そうかと思えば、普段は歩くのがとても危なっかしい人が、しゃきしゃき歩けたり、逆に普段エレベーターを使ったり、歩行器の人を階段で誘導するのは、訓練とは言えすごくプレッシャーのかかる作業だった。
 多分、その時になったらおぶったりして走るようになるんだろうな・・・。

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コメント (2)
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