すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

親孝行週間、くりりんも。

2019-01-24 21:37:15 | ひとりごと
 昨日からくりりんは滋賀に帰っている。今ヨリちゃん母さんは、弟さん家族と住んでいるのだが、ちょうど甥っ子が受験生である。そんなところへ転がり込んだら、これ幸いと甥っ子は遊び呆けるに違いない・・・と考え、またヨリちゃん母さんもたまにはくりりんとじっくり話したいだろうから、帰る前から、
 「今回はお母さんと宿を取ったら?」
と話していた。そしてそうすることにしたのだ。
 久しぶりにヨリちゃん母さんも、くりりんとじっくり話が出来るだろう。勿論、兄弟やお友達にも会ったり食事したりはするけれど、気兼ねなく夜遅くまで話す事も出来る。
 私は私で、いつもはくりりんが半分してくれていた事を朝から一人でするわけで、いつも以上に忙しい。何より朝起きられるか心配になったが、さすがに何とかなるものだ。
 くりりんがいないと、それはとても寂しいのだが、いない間に出来る家事もある。いつもくりりんが包まっている毛布を洗うとか、夜離れに引き上げずに翌日のおかずを仕込むとか。やっぱりくりりんがいると、一緒にテレビを観たりしてしまう。
 キヨちゃんも私たちに遠慮もあるのか、割と早くから寝室に入ってしまうが(だから、私たちも離れに行くのだが)、今日は一緒に21時までテレビを観た。
 実は今日は会議で遅くなる予定だったので、昨日のうちに野菜の煮しめを作っておいた。今日のお昼や夕飯に十分足りるようにして、
 「今日は会議で遅くなるから。」
と伝えて出掛けたのだ。
 ところが、諸事情で会議は延期。しかし、遅くなると言ってあったこともあるので、この際普段出来ない残業を会議分くらいしてから戻った。
 当然夕飯を食べたと思って帰ってみるとキヨちゃんは食べずに待っていた。
 「お煮しめがすごく美味しかった。もっと食べたいと思ったけど、全部食べたらあかんと思うて、待っていた。」
と言うではないか。おいおい、ひと鍋だよ。大食いの私でも無理だ。
 ともかく、それから二人で夕飯。大好きな嵐を観終わるタイミングでヨリちゃん母さんから電話。キヨちゃんが野菜をくりりんに預けたので、そのお礼である。
 母さん同士があ~だこ~だ言っている様子が伝わる。キヨちゃんの畑自慢だか、元気自慢だか、病気自慢だか、とにかくしっちゃかめっちゃかな話をヨリちゃん母さんは聞いてくれているようだった。仕舞には、
 「まあ、しゃあないんよなあ。私も99歳ですから。」
と来た。
 「母ちゃん数えで89じゃよ。」
 台所から訂正してみても聞こえるはずも無く、しばらく99を連呼していた。くりりんからラインが来て、
 「いつの間にか99歳になってたよ。」
と笑っていたので、
 「お母さん笑わずに聞いてくれたの?」
と書くと、
 「そんなになってはったん?って真剣に聞いてた。」
と来た。
 親孝行週間、どっちの母親もやれやれ~である。

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コメント (3)
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