すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

寝とぼけキヨちゃん

2019-10-17 23:02:17 | うちのキヨちゃん
 今日は出張で遅くなると分かっていたので、昨日の夜夕飯後にシチューを炊いた。しかし、キヨちゃんはシチューはあんまり得意でないので、とりあえずほうれん草のおひたしを作った。他は何でも食べてくれるだろう。
 昨日の晩はブログに書いた通りで、キヨちゃんは足の痛みで早くからベッドにいた。いつもなら、くりりんがお風呂を準備してキヨちゃんに声掛けするのだが、キヨちゃん昨夜はそれどころではなかったので、
 「寝る前にシャワー浴びようか。」
と私たちは思っていた。
 さて、23時になって、
 「先に浴びるね。」
と私は風呂に行ったのだが、見るとごそごそとキヨちゃんが這って来ている。
 「お風呂沸いてるか?」
へ?
 「いや、沸いてない。」
 「いつまで待っても風呂が沸いたと言うてこんけん。母ちゃん今日は畑でドロドロじゃけん、風呂に入らな寝れん。」
・・・って、足が痛くてそれどころでなく、しかも寝てたがな・・・。
 で、大急ぎでお湯を溜めてキヨちゃんをお風呂に誘う。しかし、寝とぼけいきに入っているので心配で様子を観に行くと、私が風呂の前に置いてあった着替えが無い。見ると私のパンツを穿こうとしている。
 「母ちゃん、それは私のパンツ。」
と回収。洗濯も私がするからと預かったが、肌シャツやズボンがあるのにパンツが無い。
 「母ちゃん、母ちゃんのパンツは?」
と聞くと、
 「そこにあるでえ。」
とこれまた私のパンツを指差し、途中で気づいて、
 「あっはは~、すずのパンツじゃ~。」
 眠いのか、まさか飲んでるのか?
 気になるパンツの行方は、
 「あ、母ちゃん今日はパンパース穿いとった。」
なるほど、で、処分したから洗濯物には無いわけね。
 バタバタとキヨちゃんの風呂が終わり、それから私たちも入浴して寝たのだが、朝起きてみると今日のキヨちゃんのほうれん草が無い。
 まさか・・・と寝室に行くと、空になったほうれん草の小鉢に小さいフォークが2本入っていた。
・・・。どうやって食べたのだ?
 まいどお騒がせのキヨちゃんである。

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コメント (3)
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