すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

キヨちゃん、くろべえを介護する。

2020-10-09 20:59:11 | うちのキヨちゃん
 くろべえの点滴(自宅でする皮下注射)を再開した。数値が悪いことは分かっているが、以前も点滴で目覚ましい回復を見せたので、何とか自分で食事をしたいと思うまで、回復してくれたらと思う。
 昨夜は寒くなってきたこともありついに炬燵を出した。すると、
 「母ちゃんがくろべえを看る。」
とキヨちゃんは炬燵でくろべえを抱いて眠ると言いだした。流石に一晩じゅうではキヨちゃんが風邪をひくので、様子を見て声をかけようと思っていたのだが、まだ炬燵が鬱陶しかったのか、はたまたキヨちゃんの気持ちが「重かった」のか、キヨちゃんがトイレに立った隙に、離れに逃げてきた。
 「早かったわ~。」
と笑うキヨちゃん。
 でも、諦めないのがキヨちゃんである。
 今くろべえは食事をしようとしない。水も連れて行って洗面台の水が落ちるのをしばらく眺めていると、おずおずと飲み始める。飲むと身体が欲しているのか、時間をかけて飲む。
 食事は好きだったちゅ~るにも見向きもしないので、今は小さなシリンジ’(注射器)で少しずつ口の中に流し込む。すると何とか飲んでくれる。点滴で身体に水分は入るが、栄養が無いので体力がつかないから、少しでも食べてほしいのだ。
 今朝は私が食事介助をした後、キヨちゃんが炬燵で抱いて過ごしたらしい。リハビリに来た看護師さんが、くろべえが水も飲んだ事を報告がてら写真を送ってくれた。

      

 くろべえのことが心配なキヨちゃんは、
 「今日はリハビリはどうでもいいから話を聞いて。」
と頼んだようだ。まあいい。メンタルも大事だから、リハビリの1回くらいは何てことはない。話を聞いてくださって有り難かった。
 今夜もくろべえはおりこうさんに点滴をして、食事も少しした。今は電気の入っていない炬燵で寝ている。様子を見てまた水を飲ませなきゃ。


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コメント (2)
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