田舎で暮らしていると、年老いた親の行く末について、どの家庭でも遭遇する問題がある。
地元で就職している家族がいれば、跡取りが一緒に暮らしている場合もあるが、田舎で仕事が無ければ、親元を離れて就職し、その土地で家庭を持つ事も多い。
その場合、親が歳をとると選択肢を悩む事になる。
私の場合は父の病気の事もあり、跡取りでもあり、仕事を辞めて地元に戻った。そして今に至る。そうやって、途中で退職して戻る場合もあれば、一人暮らしの親を時々訪問しながら、定年退職後などに親元に戻る家族もある。
または、一人暮らしの親を心配し、子供たちの家に来てもらうと言う選択肢もある。
また、親の状態によっては施設入所と言う選択肢もある。勿論、認知症や障害などで十分介護が必要な人の場合もあれば、そこまでではないが、独居では不安であり、軽費老人ホームなど集団で見守りのある施設を選ぶ場合もある。
そして、施設に入る場合も、住み慣れた地元の施設なのか、はたまた子供たちの近くの施設なのか、悩む所でもある。
近所のおばさんが、今月他県に引っ越すことになった。それこそ、結婚以来ずっと地元にいた人だが、子供さんのいる所へ行く事になった。
「ずっとここで暮らせると思っていたけど、歳を取ったら子供の言う事も聞かな。」
と涙ぐみながらおばさんは言った。
そんなわけで、今日はキヨちゃんに女子会をセッティングした。今、地元の施設も面会は制限されているのだが、密を避けるように「いきいきサロン」での面会は許可が出たので、お友達も含め3人で少しだけ話をして貰った。
とは言え、キヨちゃんも他のおばちゃんも歩行器レベルなので、軽自動車で一度に運べずピストン輸送だった。事務所の人が早くから暖房も入れてお湯も沸かしてくれていたので、お茶を入れて3人水入らずで話をして貰った。その間私は会社でデスクワークをして時間を潰した。
本当は話つきないのだろうが、1時間ほどして迎えに行った。声掛けしてからまたピストン輸送。滞在時間は1時間半ほどだったが、笑ったり泣いたりしながら色んな話をしたようだった。
キヨちゃんがもう一人のお友達に、
「〇〇ちゃんはどこにも行かんとってよ。うちが死んでからならええけど、生きとるうちにおらんなったりせんとってよ。」
と言った。
別れは寂しいものである。しかし、家族にしても色々悩んで一番の方法を考えているはずだ。
コロナが早く終息すればいい。そうすれば県外であってももっと簡単に行き来できるようになる。
「コロナが治まったら、またおばちゃんも家にも戻るし、母ちゃんも会いに行けるよ。」
車の中でそう励ましたが、キヨちゃんもおばちゃんたちも年々年老いる。いつまでもはアクティブに動けない。お友達にも姉妹にも親類にも、数沢山合わせてあげたいと思っているのだが・・・・。
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地元で就職している家族がいれば、跡取りが一緒に暮らしている場合もあるが、田舎で仕事が無ければ、親元を離れて就職し、その土地で家庭を持つ事も多い。
その場合、親が歳をとると選択肢を悩む事になる。
私の場合は父の病気の事もあり、跡取りでもあり、仕事を辞めて地元に戻った。そして今に至る。そうやって、途中で退職して戻る場合もあれば、一人暮らしの親を時々訪問しながら、定年退職後などに親元に戻る家族もある。
または、一人暮らしの親を心配し、子供たちの家に来てもらうと言う選択肢もある。
また、親の状態によっては施設入所と言う選択肢もある。勿論、認知症や障害などで十分介護が必要な人の場合もあれば、そこまでではないが、独居では不安であり、軽費老人ホームなど集団で見守りのある施設を選ぶ場合もある。
そして、施設に入る場合も、住み慣れた地元の施設なのか、はたまた子供たちの近くの施設なのか、悩む所でもある。
近所のおばさんが、今月他県に引っ越すことになった。それこそ、結婚以来ずっと地元にいた人だが、子供さんのいる所へ行く事になった。
「ずっとここで暮らせると思っていたけど、歳を取ったら子供の言う事も聞かな。」
と涙ぐみながらおばさんは言った。
そんなわけで、今日はキヨちゃんに女子会をセッティングした。今、地元の施設も面会は制限されているのだが、密を避けるように「いきいきサロン」での面会は許可が出たので、お友達も含め3人で少しだけ話をして貰った。
とは言え、キヨちゃんも他のおばちゃんも歩行器レベルなので、軽自動車で一度に運べずピストン輸送だった。事務所の人が早くから暖房も入れてお湯も沸かしてくれていたので、お茶を入れて3人水入らずで話をして貰った。その間私は会社でデスクワークをして時間を潰した。
本当は話つきないのだろうが、1時間ほどして迎えに行った。声掛けしてからまたピストン輸送。滞在時間は1時間半ほどだったが、笑ったり泣いたりしながら色んな話をしたようだった。
キヨちゃんがもう一人のお友達に、
「〇〇ちゃんはどこにも行かんとってよ。うちが死んでからならええけど、生きとるうちにおらんなったりせんとってよ。」
と言った。
別れは寂しいものである。しかし、家族にしても色々悩んで一番の方法を考えているはずだ。
コロナが早く終息すればいい。そうすれば県外であってももっと簡単に行き来できるようになる。
「コロナが治まったら、またおばちゃんも家にも戻るし、母ちゃんも会いに行けるよ。」
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