忙しいったらありゃしない３．桜も咲いた。

　昨日は、親戚と乗り合わせて、少し離れた場所の親戚のお彼岸参りに行った。いつも一緒に回るのは、元気であれば歩いてでも回れる距離の親戚で、昨日の親戚は車で行かないと無理な距離の親戚である。都合がなかなか合わなかったが、何とか彼岸のうちに行くことが出来た。
　キヨちゃんは歩行に心配があるので、雨上がりの足元の悪いお墓には行かず、仏壇だけ拝ませていただいたが、大雨予報の中、行き帰りはほぼ雨も止んでおり、キヨちゃん曰く、
　「普段親孝行しよるけん、ご利益いただいた。ありがたい。」
とのこと。さて、親孝行は誰の話だろう(笑)。
　昨日は昼から出かけたが、心配していた桜もちらほら見え、満開の場所もあり終始キヨちゃんは、
　「うわ～！綺麗！」
とご満悦だった。
　ゆっくりとお茶など貰ってよもやま話に花を咲かせた後、丹精した野菜を頂いて帰路についた。せっかく出てきたのだし、曇りや小雨で決していいお天気ではないが、帰りは桜を見ながら山越えすることにした。

　　　　　

　何度かキヨちゃんはデイでも来たことがあり、私も去年だったか一昨年だったが連れてきているのだが、
　「まあ、こんな所初めて！」
と大喜びだった。忘れると言うことは悪い側面だけではないかな。何でも新鮮ではある。
　山越えする時は親戚のお姉ちゃんが「歩いて」仕事に通っていたという道を通ったのだが、車でもかなり時間がかかり、歩けば速足で２０分かかると聞いたその道は、とても鬱蒼としていて、人家もなく一人で夕方歩くにはあまりに心寂しい道だった。
　「鹿に合ったことはあるけど、寂しいと思ったら歩けなくなるけん、考えないで歩いていた。」
と言う。根性あるなあ・・・。
　
　さて、感動しきりのWBCは終わったが、キヨちゃんには相撲がある。実は私も結構好きで「推し」もいる。そして、カーリングとフィギュアスケートは開催中なので、引き続きテレビ観戦に忙しい。
　夕飯の支度をしながら相撲をキヨちゃんと応援し、仕事から戻ったくりりんは離れでカーリングを応援。ちらちら、くりりんに戦況を聞く。
　夕飯後はフィギュアスケートだったので、直前練習などのわずかな時間に大急ぎで入浴。ブローもしなかったので、今朝は頭が大爆発である。
　カーリングは昨日の試合前の時点で４勝５敗７位タイ。６位以内でないと決勝に進めない。昨日の相手夕方放送は韓国。こちらは接戦の末日本が勝利。そして夜中からカナダはその時点で確か単独２位という強豪だったので心配したが、こちらも接戦の末勝利している。残り２試合。さてどうなるかな・・・。
　フィギュアスケートはまず「りくりゅうペア」が優勝の快挙。フリーでは転倒などもありどうなるか心配したが、SPの貯金もあって優勝。何とグランプリファイナル、四大陸と世界フィギュア制覇の快挙。これは日本にとってすごい事である。そして何より、私はこのペアを見ると幸せな気持ちになるのだ。
　男子SP、山本選手は苦労の末の初めての世界選手権。転倒など本来の演技ではなかったのが残念だが、フリーに期待したい。友野選手はいつも楽しい演技で大好きな選手である。こちらも転倒したが、それでも９０点台に乗せて７位スタートは良かった。
　そして前日に足を痛めた宇野選手。心配で不安だったが、ジャンプはすべてクリアで加点も付いた。本来取りこぼしのないステップやスピンでレベルが取れていないのは、足首の影響だろうか？それでも高い演技力で104点のハイスコアで１位発進。
　羽生選手が目指していた４回転アクセルを飛んでいるマリニン選手。まだスケーティング技術や構成、表現などの点数が十分でない分、基礎点が高いがわずかに２位発進。これから表現力が身についてきたら恐ろしい存在だ。かつてネイサン・チェン選手がそうだったように。
　
　今日は雨上がりの庭で２時間ほど草抜きをした。その間キヨちゃんはリハビリ。イケメン理学療法士の時はご満悦だが、看護師さんの時は大抵後からクゼツが出る(笑)。
　あまりいい天気ではないので、昼からは少しゆっくりしようか・・・。
　夕方からまたカーリング、相撲、フィギュアとうちの家族は大忙しとなる。

＊心配した山桜がちらほら咲き始めた。

　　　　　


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