すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

虫歯

2009-01-10 21:57:07 | ひとりごと
 先日食事中に奥歯の銀が外れた。固い物を食べていたわけではない。白菜を食べていただけである。
 次の休みまで日があったが、仕方ないので外れた物を保管して今日まで待った。特に痛みもなかったし、外れた物を入れるだけだと呑気に考えていた。
 ところが今日歯科に行ってみると
 「合わなくなってますねえ・・・。でも、入れます?とりあえず。」
と歯科助手。おいおい、合わないのなら直さないとまた外れるんじゃない?
 「治してください。」
 「じゃあ、虫歯になってもいますので、削りますね。」
・・・?おいおい、だったら合う合わない関係なく治療が必要じゃないか。
 それから医師に代わって治療が始まった。痛みもなかったのに、実は深く虫歯になっていて神経そばまで削るという。痛みが出始めたので、結局麻酔しての治療になった。
 「麻酔が切れたら痛みが出るかもしれません。」
と言われたが、幸い大丈夫だった。
 しかし、決して歯磨きをさぼったわけでもないけれど、今更ながら子供の頃や若い頃にもっともっと気を付けていれば良かったと思う。今歯間ブラシや電動歯ブラシを使ってもこうやって治療している歯の内側から浸食したりする。
 今年宝くじでも当たったら、美容歯科に通いたいくらいだ。・・・って、宝くじか買ってから言えかな。

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お年玉はいずこ・・・

2009-01-08 21:29:54 | ひとりごと
 先日友人家族と買い物に出た。正月は休みでも喪中なので出歩くなとの田舎の忌みごとをきっちり守った。勿論仕事には出るしかなかったけれど。田舎では喪中でなくても「女が角明けするものではない。」とのことで、正月は男の人がお年始に来るまで出てはいけない。
 これだけ正月から離れると、福袋もないしあまりめぼしいものはなかった。それどころか、何軒か閉店セール(新春セールじゃなく)。婦人服の店も、以前はちょっとお高いおばさま服から若者服までとりどりあったが、中間がなくなっていて私たちの世代の着られる服がない。結局ユニクロとしまむらである。
 買い物は友人の娘達は結構楽しんでいた。お年玉の潤いもあるのかあれこれと選んでいた。
 買い物の途中でマクドナルドでお茶にした。買い物を楽しんでいた娘さんが友人に
 「妹・・・お金残り少ないよ。渡してあげれば。」
と遠慮がちに言った。友人は何のことか分からない様子だった。私はお金を渡せといっていることは分かるのだが、この子はお小遣いをせびるタイプの子ではない。妹の手術の時、こつこつ貯めた貯金を
 「お母さん、大変だったら使って。」
と出そうとした子である。
 「A姉ちゃんの子供にお年玉あげるって包んだよね。」
おずおずと彼女は友人に言う。
 「うん。ほなけどお正月会えなくて渡せなかった。」
 「あの・・・お姉ちゃんから預かってない?」
 「何を・・・。」
 「・・・。だから・・・、お年玉包んで・・・。」
 「ほなけん、あれは姉ちゃんとこの子供に包んだんでえ。」
 「いや、それはわかっとるけど。」
何となくかみ合わない会話が続いた。
 「・・・・お姉ちゃんの子供に包むとき、お母さん、あんたらにも貰うたけん、お返しせなって言いよったでえ。」
 「ああ、あんたらが子供の時に貰ったからお返しにな。」
 「・・・・・」
 彼女のお年玉が露と消えた瞬間だった。彼女はてっきり「お姉ちゃんが今年お年玉をくれ、母親が預かったまま忘れていると思い込んでいたのだ。
 彼女には可哀想だが、私はあまりのかわいさに大笑いしてしまった。

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あつかましい話

2009-01-06 22:49:13 | うちのキヨちゃん
 うちのキヨちゃんの最近の心配はもっぱらお金である。父という大黒柱を失ったわけで、キヨちゃんは年金だけの収入で、私の給料では心許ないのだろう。買い物に行くと言えば必ず
 「お金ことうないん?」
と言う。
 先日は親友ナース家族を招いて、ささやかだが夕食を食べようという話をキヨちゃんが提案した。ところが買い物に「うっかり」財布を忘れる。そこで私が買い物するわけだが、「ご馳走になった御礼のプレゼント」はちゃっかり貰っている(笑)。
 そして少ない年金をなげいてはため息を付く。無理もない。キヨちゃんは2ヶ月に1回で11万である。これでは普通は暮らせない。
 「あ~あ。一月20万くらいあればいいのに。」
 「母ちゃん、仕事しよった時月給なんぼやったん?」
 「7万。」
・・・。あつかましいにもほどがある。現役時代の月給の3倍ではないか。
 「母ちゃん、私だって20万もないけん。」
 そういうとキヨちゃんはカラカラと笑った。

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忙しいやん!!!

2009-01-05 21:53:40 | ひとりごと
 正月、他の事業所も休みなので、出勤はするけれど5日まではそれほど忙しいはずはないとたかをくくっていた。
 3日出勤すると2日出勤していた同僚が、出来る範囲の仕事をこなしてくれていたので、ますます余裕で普段出来ない台帳造りをしようと思っていた。ただし、正月しか戻れない担当の家族に会う約束があったので、それまでの予定だ。
 ところが待ってもなかなか姿を現さない家族から連絡が入る。担当しているおばあちゃんのご主人が緊急入院したとのこと。おばあちゃんはおじいちゃんと二人暮らし。おばあちゃんをおじいちゃんが介護しているのだが、おじいちゃんの体調が最近良くなく、今後について相談しようと言う矢先の出来事。
 それから、ショートステイの段取りや今後について家族と相談しながら駆け回った。家族にしても正月休みに戻った途端の救急車である。気の毒である。
 昨日は私は休みだったが今日はふたりで出勤。上司がそれこそ引き継ぎとは言えないような引き継ぎだったので、走り書きした覚え書きマニュアルをふたりで睨んでは
 「こうかなあ、これかなあ」
と手探りで入力した。
 途中、施設入所の段取りに走ったり、入院中の担当さんの様子を見に行ったり、施設入所申し込み中の方の家族に呼ばれたり・・・とばたばたし、夕方ようやく事務所に戻った。外出中も同僚がせっせとパソコンをしてくれていた。しかし、なかなか進まない。しかもその仕事に使えるパソコンは1台なので、手分けすることも出来ず、悪いな~と思いつつ2時間残業して、彼女に任せて私は帰宅した。
 がんばろう。これも勉強・・・かな。

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新年ぼけまして・・・

2009-01-02 18:46:11 | うちのキヨちゃん
 正月二日間はお休みだった。実は年末にいきなり上司が辞職した。しかも辞める直前まで秘密で、引き継ぎもない・・・なんて信じられないことが起きたのだ。
 正月自体は他の事業所も休みなので、さほど休んでも困らないが、交替で出ることになっている。まさか上司が辞めるとも思ってなかったが、年末部下ふたりはびっしり勤務だったので(上司は27から辞めちゃったのだ)、1日は休もうよ・・・と二人して公休にして貰った。彼女の気配りで
 「すずちゃん2日も休んで良いよ。」
と言ってくれたことと、3日にお客さんと約束もあったので、2日は同僚が3日は私が勤務になった。
 明けてみると銀世界だった。喪中で出歩いてはいけないので、ちょうど寝正月にはもってこいだった。おせちもご馳走もないので、おでん三昧。そして見られなかったDVDの見放題。キヨちゃんはこたつでうとうとしては
 「寝てない。起きとる」
と言っていたが
 「昨日うとうとしたら、夜眠れないで困った。」
と話していた。
 1日大雪でも
 「父ちゃん待っちょるけん、お墓にいかな。」
と言うので、がんばって雪かきをした。いいかげん雪かきし終えた頃、外に出たキヨちゃんは
 「まあ、すごい雪。こんな日は父ちゃんも危ないけん来るなって言うわ。」
とあっさりキャンセルした。私の筋肉痛は・・・・。
 しかし本日は雪も降らずお天気だった。まだ雪は残っているが凍ってはいないし、道路は溶けていた。
 そこで熱いお茶を持ってお参りに出た。
 「線香持った?ライターは?」
など完璧に確認したはずだったが、ついてみるとキヨちゃんはなんと突っかけを履いていた。長靴大好きのキヨちゃんなのに、なぜ今つっかけ??
 お墓への坂道を雪を払いながら登る。降りるときは私が盾になって降りた。滑るのじゃないかと新年早々どきどきだった。
 今年もこんな調子でいくのだろうな。がんばって沢山笑える家にしよう。が、がんばらなくても十分・・・かな。
 



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新しい年

2009-01-01 00:29:57 | ひとりごと
 2009年が始まった。
 2008年は私にとって、決して幸せな年ではなく悲しみの年であった。しかし、振り返れば父のことも、いい思い出もたくさんある。
 今年はいい年にしたい。
 喪中なので、新年の挨拶は控えますが、今年またたくさんの人と、ここでお話が出来ることを期待しています。
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