特定疾患の医療受給者証の更新時期

　今年もキヨちゃんの医療受給者証の更新の時期が来た。主治医に書いてもらう書類は先月病院に持参して、もう書けたと言う連絡は来ているので、今月受診時に貰ってくる予定だ。
　必要な書類が色々あって、私が代筆しているが、毎年
　「どうだっけ？」
と悩んでは保健所に問い合わせる。
　今日はキヨちゃんのデイサービス。キヨちゃんをバスの待ち合わせ場所まで送り届けて、市役所に向かった。必要なのは個人番号の入った住民票や、所得証明書だ。

　　　　　


　住民票は「同一世帯で、かつ、同一医療保険の家族全員」と書かれてある。住んでいるのは３人だが、キヨちゃんは後期高齢者。私たちは社会保険だ。なので、キヨちゃんの住民票（個人番号入り）を貰うつもりだったが、
　「すいません。みなさん家族全員分出されてます。」
と市役所のお姉さん。
　「え？でも医療保険別ですよ。かつ・・・ってことは、同一世帯でなおかつ保険も一緒ってことですよね。」
　そう聞くと、
　「そうなんですけど・・・。」
と悩んだ後保健所の担当に聞いてくれた。すると回答は、
　「医療保険が一緒かどうかは窓口で口頭で確認するので、全員分とのことです。」
と言う。
　だったら、書類にはこう書いてますが必要なので全員分持参と書けよ・・・と思う。市役所のお姉さんが言わなければ、普通に出すし、と言うよりやっぱりおかしい。だって、医療保険が別なのは明らか分かっているのだし。
　とにかく仕方ないので必要書類を貰って800円支払って帰った。
　家に帰って申請書など書いていて、分からない部分があったので保健所に電話。本人の情報の裏に家族の情報を書く欄があり、どうするのか電話して聞いたのだ。すると、
　「同じ世帯でも医療保険が別の方は、書かなくていいです。」
と言う。はてさて？ならば？と、
　「ついでにお聞きしますが、住民票はどうですか？」
と聞くと、
　「住民票も保険が別なら必要ないです。」
と言う。は～？である。
　「あの、つい先ほど市役所から問い合わせてもらったら、保険は窓口で確認するので全員分と言われましたが、担当者によって話が違うのはおかしくないですか？」
　「すいません。私が電話に出たのではないので分かりませんが、ご家族の個人番号とかは必ず黒塗りとかしますので・・・。」
　「っていうか、無駄ですよね。」
　何かクレーマーになってしまったが、釈然としない。別に必要なら必要で良いのだ。分かるように記載してくれればいいし、ローカルルールがあるならそれも致し方ない。けれど、話は合わせておけよ。
　来週キヨちゃんの病院の後に手続きに行くのだが、ちゃんとしてくれるのだろうか？去年こんなにまごついた記憶は無いのだが・・・。

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何でも続く時は続いて、来る時は一気に来る

　いつも思うのだが、季節的に体調を崩したり入院者が出る時は続く事が多い。また、施設を探してもどこも満床かと思えば、空きが出る時はあちこちで、
　「空きましたから、ご希望者があれば・・・。」
と連絡が来る。
　そして、有難いことではあるが、新規利用のお申し込みも来る時は続く。
　確かに有難いのだが、自分の力量と今の状況を考えつつ、
　「忙しい。私のキャパは今結構一杯だ。」
　「けど、会社の数字的にはまだ断わってる場合じゃない。」
　「出来ない事もないか。」
　「何とかなるかな。」
と色々考える。
　ただ、今精神的には以前ほどの辛さが無い。多分、話を聞いてくれる上司の存在が大きいのだろう。残業はしなくては無理な状態だが、何とか頑張れそうだ。ま、後はキヨちゃんの機嫌次第かな？？？
　出来れば、色んな事がまんべんなく来ればいいのだけど、そうもいかない。
　今月も・・・まだ山積みの仕事があるのだが・・・。う～ん。

＊車の前を横切って、斜面をオタオタ登っていたモグラ。

　　　　　

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甘え上手で

うちのリュウは甘えん坊だ。
メンタルが弱い事もあるが、時々ハンストみたいになる。ことに、残業が続くとダメだ。
そこでくりりんが、よしよしと頭を撫でて甘えさせると、ご飯を食べるようになった。
ところが、これを覚えたリュウ、今度はくりりんがよしよしした後、半分残すようになった。
つまり、残りは私のよしよしの分である。私が帰って、暫く抱き締めたりよしよししたら残りを食べる。
甘いなあと思いつつ、ついついやられてしまう。
キヨちゃんはキヨちゃんで、くろべえのガン見の訴えにやられてしまう。
分かっちゃいるけど、可愛いのだな。

蓋が出来ない

　あんなにバトルした割に、昨日の朝にはすっかりこっかりリセットのキヨちゃんである。本当に言った事も忘れたのか、無かったことにしているのか不明だが、こっちも無かったことにした。
　家族だから、まあこれでいいのかな・・・と。
　さて、そんな悪気のないキヨちゃんのトラップが「蓋が出来ない」である。例えばペットボトル、調味料などの蓋がちゃんと出来ないのだ。
　勿論、年寄りなので「握力が無くて開けられない」のは分かる。そして「きちんと」閉められないのも理解できるのだが、キヨちゃんの場合、
　「閉まってますよ～」
的な雰囲気のまま、実は開いていると言う事が多い。つまりちょんと乗せただけ・・・である。
　初め慣れないくりりんは、このトラップに良く引っかかった。うっかりドレッシングや何やを持ち上げた途端にボトン！ってことがあった。なので、最近は十分注意して見ている。
　さて、この前はきゅうり１キロを恒例のワサビ漬けにした。材料ときゅうりを入れて、ストックバッグの空気抜きをして浸けているのだが、この空気が次には一杯入っている・・・と言う話はこの前書いた。しかし、今度は蓋すらせず（つまりしっかり蓋が出来てない・・・ではなく、大きく口があ～んした状態）どっかりと冷蔵庫に座っていた。
　キヨちゃん曰く、
　「ちゃんとこけん（転ばない）ように置いとるけんいける（大丈夫）。」
・・・・。トラップはまだまだ続く。

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ボケて欲しいわけじゃないけど・・・

　最近、キヨちゃんの言動が気になる。元々、よくぶつかったりするし、喧嘩の時は言葉もお互いきつくなる。ただ、最近「他人」とのトラブルがちょこちょこあるので困る。
　勿論、キヨちゃんが正しい場合もある。しかし、問題は「言い方」なのだ。その場にいないので、最初キヨちゃんからもめごとの話を聞いた時や、周囲の反応を観た時は、不思議な感じがしたり、何で周囲はキヨちゃんにそんな態度なのだろう・・・と疑問に思っていた。
　しかしつい最近、いつも穏やかで怒ったりしないおばさんが、ちょっとキレた態度だったと聞いて驚いた。
　我が家の周辺はとにかく山で、家の周りは草だらけだ。これが自分の土地なら問題ないが、ほとんどは他人様の土地である。どうしたって他人の土地だし、どうこう言っても仕方ないのだが、大抵はそれぞれの持ち主さんが草も刈ってくれていた。
　しかし、キヨちゃんが歳をとるように周囲も歳をとる。年が若くても病気もする。で、草がひどくなる。これは高齢化した山間部の実情だ。
　うちの家の周辺はおそらく３～５軒の家の土地だろうと思う。その辺りは古い年寄りで無いと知らない。その内３軒は親戚筋。いつもはマメに草刈りをしてくれていたおばさんだが、暫く来なかった。久しぶりに来たので聞いてみると、やはり体調が悪かったらしい。おじさんの方も喘息があるので、おじさんは留守番しておばさんだけが来ていた。それでもあまりに草が多くて一人では無理だと思ったので、その場で人に頼んで自分の土地を綺麗にしてくれた。
　さて、その時にそのおばさんの隣の土地の話になる。そこは親戚の土地だが、その土地の持ち主は９０歳も超え、免許も返納したらしい。それで長く見ないのだ。これは致し方ない。しかし、キヨちゃんが家周辺で草刈りに困っているのを気にしてか、もしくはキヨちゃんが代わりに刈って欲しいオーラ全開だったか、翌日かに喘息のおじさんと二人でかなりの草を刈ってくれていた。
　それを観て私としてはびっくりだったのだが、キヨちゃんは何を思ったのか、そのまた上の土地についても、
　「あそこは誰の土地？草が酷くて困る。」
的な事を言ったらしい。キヨちゃんとして言葉通りで悪気は無かったかもしれないが、
　「そこの草も刈って。」
と聞こえたのではないだろうか。おばさんは、
　「知らん知らん！」
と言い放って帰ったらしい。
　自分では失言に気付かないキヨちゃんは、
　「あの言い方にムカッとした。気に入らない。」
と怒っていた。その時もいさめたのだが、
　今日、残業して戻った私に、どれほど草刈りが大変だったかを言いたいために、またその話を蒸し返して、気に入らないと言い出したのでついに喧嘩になった。
　おばさんも体調が悪いし、おじさんもそうだ。それを追加の草刈りまでしてくれたのに・・・と説明。しかし理解しない。
　「だって、あの人らは母ちゃんよりずっと若い！母ちゃんこの年で病気もして足も痛い。」
　そうやって自分のことしか言わない。認めて欲しいのは分かる。しかし他人と揉めるのは困る。そこで喧嘩になったら、
　「お前は〇〇ちゃんそっくりじゃ。めんどい！親に向かってそんな言葉づかいして。」
と親と言いつつ、実の母親の名前を出して神経を逆なでした。確信犯だ。そこを言われると辛いと知ってるはずだ。
　「私は母ちゃんと親子だと思って来たし疑った事もないけど、母ちゃんは違うんじゃな。」
言った途端にくりりんが膝を叩いて止めた。でも、治まらない。
　「明日から母ちゃんはご飯も作らん。」
　「作らんでええよ。母ちゃんお金もっとるんじゃけん、病院もタクシーで行けば？」
　そんなくだらないやりとりをしながら、とても悲しくなってきた。ひとつには悪い酒だ。ひとつには実際身体もしんどいのだろう。そして、私が遅いので寂しいのもあるのだろう。けれど、やはりここ最近の様子を観ると、他人とのトラブルは認知症を疑わせる。
　今度の脳外科はやはり調べてもらおうかな。認知症であって欲しいわけではないが、もしそうだったら、ある意味ほっとするかもしれない。本気で言われていたら辛すぎる。

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台風一過

　昨日は残業せず整体に行った。一日デスクワークをしていると、頸と肩が辛くなったのだ。これは暫く定期メンテナンスが必要かな。８日は徳島だし、９日はお宮の掃除だ。
　今日は台風が来ると言うので、朝から飛びそうな物を片づけたり倒したり。出勤してからも、お天気を気にしての仕事だった。
　酷い状態にはならなかったが、デイも時間短縮で送迎していた。四国にも上陸したが、この辺りは台風を感じるほどの風もなく、無事に通り抜けて行ったのでほっと一息。
　くりりんは川が増水していたので、朝仕事に出て片づけをしたら終了。

　　　

　ガソリンを入れたり買い物を少しして早めに家に帰った。くりりん的には台風も大丈夫だろうし、もう少し出掛けたかったのかもしれないが、キヨちゃんが不安だろうからと、ちょっと早めに戻ってとお願いした。
　私も残業せずに戻ったが、家に着くなり、
　「今日は大変だったんじゃ。」
とキヨちゃん。いつも台風などの後は色んなものが流れ着いたり、色んなものが飛んでくるので、掃除が大変になる。しかし、今回は風で何かが来るほどでは無く、この前道つくりをしていたこともあって、流れ着いたものもそれほどではない。
　それでは何が大変かと言うと、前々から谷のＵ字溝が腐って水が沁み込んでしまっているので、石垣や色んなところから水が出る。土砂崩れ何かがあったら困ると、市役所にキヨちゃんは相談していたが、その時に、
　「変わった事があったら『その時に』知らせてください。」
と言われたらしい。
　そこで、風雨の中を水の様子を観に行ったという。あああ、もう！と喧嘩になった。毎年台風の最中に田んぼだ何だと観に行っては事故がある。人のニュースでは、
　「何でそんな時に観に行くかなあ？」
と言ってたキヨちゃん。何で行くかなあ。
　「あ～あ～。お前らは何とも思うてないだろうけど、水が出て家が流されたらどうするんぞ。」
　「それはそうでも、その前に母ちゃんが怪我したら何にもならんだろう！」
　台風何ともなくて良かった。そして喧嘩しても、もう忘れている。どっちも台風一過だ。ん？我が家は台風一家？？？

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７月となりました

　早いものでもう半年終わってしまった。
　無事・・・というか、何とか月末の仕事は乗り切り、とは言え、月初にこってり仕事はあるわけで、しかも今月は何かと忙しいが、それでもひとまず月末が終わるとほっとする。
　今日は私もキヨちゃんも、ここしばらく忙しくて美容院にも行って無かったので、本当は髪を何とかしに行きたかったのだが、第一日月は休みの店がほとんどなのだ。
　で、仕方なく美容院は諦め、
　「鬱陶しいよ～。」
と二人してぼやきながら過ごした。
　キヨちゃんはまだ布団が冬布団だったので、今日は夏布団に入れ替え。私たちは布団は年中同じだが、夏は綿毛布かタオルケットがあればいいのだ。
　ところで、ゆうべ母屋の扇風機が壊れた。ちゃんと回っているのに風がほとんど来ない。最初は暑いので風を感じないのかと思っていたが、３人とも、
　「風・・・無いよな。」
と確認。そばに寄って見てもほとんどない。
　良く調べると羽の接続部が劣化して割れている。多分空回りをしているせいだろう。で、新しいものを買う事にした。
　今日も日中うだるような暑さ。夕方のこの時間でも部屋の中は３１度だ。途中から少し良い風が吹き始めたと思ったら、祖谷の方で夕立がついたらしい。こちらも雨が欲しいが・・・遠い。
　リュウも夏バテか、朝ご飯を食べない事がある。犬用のミルクも買ってきたが、夕方になってようやく飲んだ。そんな時間に飲んだので、今度は夕飯を今食べない。全く・・・。
　今夜はキヨちゃんのモロッコマメを入れた豆腐ハンバーグと、素麺稲荷にした。炊いたアゲが小さかったので、盛りつけにくい。さらに食べるのはもっと食べにくいかな？くりりんのはきゅうり抜きで（笑）。

　　　　　

　しかし、暑いなあ・・・・。

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