一日目、夕方には小雨

　伯母はキヨちゃんを待ち兼ねて、施設の玄関で早くから待ってくれていた。会うなりキヨちゃんは
「姉さん。」
と手を取り合い涙ぐんだ。
　幸い伯母は術後の経過も良く、元気そうだったが、齢九十三、無理もないが思い出話は時間や人物が入り交じり、従兄弟や私は混乱した。しかし、そこは年寄りあるある。二人とも言いたい事を言い合うので、話は案外すんなりと進んだ。
　夕方まで滞在して近くのビジネスホテルにチェックイン。雨は小雨になっていたが、部屋はキンキンに冷えている。エアコンを切っても寒いので、ブランケットを借りて夕飯まで過ごした。
　夕飯はホテルのレストランで中華を。お店のホールスタッフが気が利く人で、小さいキヨちゃんに座布団二枚重ねてくれた。
　お昼、新幹線の中でおにぎりしか食べてなかったので、かなり空腹だったが、私は中華丼とグラスワインで満腹。キヨちゃんは五目ラーメン半分と焼酎湯割りで満腹。
　部屋に帰り少し休んでからお風呂に。お湯をはり、アメニティーも分かるように準備してキヨちゃんに先に入って貰ったら、一つのコップに歯ブラシ、私の使うはずのコップには入れ歯が入っていた。
　あのなあ、私のは?
　寝る前には枕が合わないと言うので、違うタイプのものを頼む。嵐を見ながら良く寝ていたキヨちゃんだが、朝4時半にいきなり、
「奈々ちゃん仕事辞めたん?」
と起こされた。
　知らない話だし、今聞くか?
　で、こんな時間にブログだ。

つづく

一日目、土砂降り

　朝少し早めに起きてみると、既にキヨちゃんは起きていた。
　実は私は前夜飲み会があり、遅くはなかったが朝早くからの仕事の後の飲み会だけに、少し堪えていた。
　くりりんに送り出されて出発。出掛けはポツポツ雨が降り始めだった。
　岡山で新幹線に乗り換える。キヨちゃんは早く歩けないので、いつも20分以上余裕を持たせるのだが、連休で上手く行かず。何とか15分以上は確保したが、2分程特急が押した。
　更に連休で駅はごった返す。取れた指定席の乗り場とエレベーターが遠く、キヨちゃんを引きずるようにして残り1分で乗り換えた。
　小倉からは従兄弟が迎えに来てくれており、土砂降りの中、伯母の元へ。



　つづく

行ってきます！福岡へ。

　今日からキヨちゃんを連れて福岡に行く。キヨちゃんの姉が乳癌の手術をしたからだ。
　幸い術後の経過も良く、先方も是非会いたいと言うので従兄の協力も得て行くことにした。
　どうか、珍道中になりませんように・・・。
　ネタは・・・欲しいけど（笑）。

くりりん、親孝行里帰り

　くりりんの仕事は、観光シーズンと天候、そしてお客さんの状況に左右されるので、余程の事でもない限り、直前で無いと休みが決まらない。なので、休みを合わせてどこかに行くなんてことはほぼ出来ない。そして、くりりんは基本土日祝日は仕事だし、逆に私は日曜が休みで、土曜日を他の曜日と入れ替えつつの休みである。だから、だから、長男の嫁でありつつ、くりりんのお里へはなかなか行けないのである。
　さて、今回も急にお休みが取れたので、久しぶりにくりりんは明日からお里帰りである。今回は３日しか休みが無いので、バタバタである。
　そして、くりりんがいない間、私はなるべく定時出勤の定時終わりにするつもりだ。でないと、キヨちゃんが心細い。たった３日、されど３日。
　ちょっと、寂しいなあ。

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忙しい毎日

　入院した時でもない限り、こんなにブログ更新が出来ない事は無かった。
　まあ、忙しいわけである。デイサービスとケアマネ業務の両方の忙しさは勿論だが、自分の体力と気力が次第に落ちているので、夜気付いたら転がって寝てしまっている事が多い。それはくりりんも同じで、特にくりりんは立ち仕事だから、二人して転がって夜中に目が覚めて、慌ててシャワーを浴びて洗濯するという日々である。
　朝も出来るだけ早く出勤する。残業は控えめにしているが、それでもないわけではない。キヨちゃんがぼやいて、
　「いつ出て行ったんやら、いつ戻ったんやら分からん。」
と言った事があるが、確かにそんな日もある。
　帳尻の合う日がちゃんと来るのだろうか？