Dream Gate ( 中野 浚次のブログ )   

本日はようこそ開いてくださいました!お芝居のことグルメを語ります!


          

群馬から大和芋が届きました!

2012-12-22 | 本日の○○

 

いきなりグロテスクな画像で申し訳ありません。

ねばる 粘る ネバル。

そう、群馬特産の大和芋です。

棒状のものと、画像のように銀杏状の二種類があります。

私はいつも三味線の撥だけを送ってくださいと電話します。

先方もよくわかっていて、泥土のついたまま新聞紙に包んで、数日後に届きます。

皮むきがたいへんですが、棒状よりも、三味線のバチ状のほうが私には美味しいように思います。 

 

 
大和いもの代表的な料理といえば、「むぎとろ」でしょう。

とろろ汁は消化酵素がたっぷりで、つるつるとおいしく何杯でもご飯がすすみます。

大和芋の磯辺あげ、チップス、それに、まぐろの山かけ

それと、私はまだ食べたことがないのですが、「おじま汁」。

あったか、おいしい、ホクホクのけんちんだんご汁のことです。

「おじま汁」とは、やまと芋のふるさと群馬の”尾島”にちなんだものだそうです。

尾島では、おじま汁は冬の食卓に欠かせないものだとか。

大晦日の一品に、大和芋をつかったオリジナル料理を目下考案中!!乞うご期待です(笑)。

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庭に侘助が・・・・

2012-12-20 | 本日の○○


雪のなかで、ひそやかに咲いた紅花の小花に逢う。はっとする。侘助である。小輪の紅花をつけている。
                                     ( 自署『 すわやま余情 』 暮しの手帖社刊 より)

20年前に書いた拙文には「紅」と書いている。

神戸淡路大震災後に増築して、庭も少しだけ広くなった。

およそ7~8年も花をつけなかった侘助が今年は咲いたのである。

「白玉」とよばれる侘助である。 

 


侘助は「椿」の一種だという。

たしかに椿に似ているが「椿」ではない。

そのひかえめな風情が、枯淡を尊ぶ茶人の間に、切り花として愛好されてきた。

松本清張に『五瓣の椿』という小説があるが、茶花としていけるときは,蕾のほころびかけたもの、葉は清めて奇数に使うという。


 

庭に咲き誇ったわびすけ『白玉』。

 

   渡辺淳一さんの小説『ひとひらの雪』の中で、主人公が侘助を見てこう語っている。

   「白い花から、茂みの手前につくばいがあり、奥に灯籠が見える。その影にでも咲いたのか、いずれにしても侘助

   が咲く庭なら、静かな趣きのある庭に違いない」

   趣きのある庭といえば、鎌倉の尼寺・栄勝寺の山門のすぐ脇にある「侘助」に感動したことがある。

   それは、「枯淡」というにふさわしいお庭だが、控えめで、慎ましく、紅色の花をつけた「わびすけ」だった。

   なんでも後に市の天然記念物に指定されたらしいが、 この古木の風雅な姿を今も忘れることが出来ない。

   年が明けると、新年会で上京しますが、時間があればまた鎌倉まで足をのばしてあの「侘助」に再会したい、
   そう思っています。

  

           

 

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今宵はミラノ風カツレツをどうぞ!!

2012-12-13 | 本日の○○


東京で旨いカツレツといえば、銀座三丁目の(煉瓦亭)と山手線目黒駅前にある(とんき)である。

池波正太郎さんの『食卓の情景』に、そう書いている

もう何年か前に”カツレツ行脚”と称して「煉瓦亭」も「とんき」もカツレツを食べ歩いたことがある。

どちらの店も新鮮なキャベツが山盛りに添えてあった。

狐色に揚がったやつにナイフをいれると、バリッところもがはがれる。これがまたたまらない。

最近は味噌汁付きで、お箸でたべるお店が多くなった。

やはりカツレツはホークとナイフでしょう!!

お店の扉を開けたとたんに、プーンとただよう香りこそ、なんとも言えない洋食屋の香りだ。


そこで、これは作家の松井今朝子さんにおそわったのですが、簡単にうちで出来るカツレツのレシピ

カツレツはあぶらの煮え加減や揚げ加減など、とても素人ではムリだと思っていたけれど・・・・

フツウのとんかつよりも簡単に出来て、とても美味しかった。

豚ロース肉を倍ぐらいに広がるまで薄くして塩胡椒しておきます。

はじめ小麦粉をまぶせて、はたき、撹拌したたまごに浸けます。

後はパン粉にパルメザンチーズを入れた衣をつけて多めのオリーブ油で揚げ炒めするだけ。

私はいつもウスターソースでいただきます。

あっさりとして、ムチャ美味しかったです。

私このとこら風邪気味なんです。

ウイスキーソーダ―を一杯のんで早めにお寐みさせていただきます

おやすみなさい。 

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今晩のごはん   ふろふき大根と冷酒(白鹿)

2012-12-05 | 本日の○○

 

あれはいつの頃であったろうか。

たった一度だけお茶会に招かれたことがあります。

そのときのことは殆んど記憶にないけれど、「ふろふき大根」の美味しかったことだけは、今もよく覚えている。

それは志楽の皿に昆布が敷かれ、厚さ2.5㎝ほどの輪切りにされた大根が一切れ、。

大根の上に一条の練みそがかかり、細切りの柚子の皮が散らされていた。

つまりは茶事の後に出された「ふろふき大根」である。

そういえば井伏鱒二の『鞆ノ津茶会記』にも、「ふろふき大根」がしばしば登場する。

「ふろふき大根」の由来を語るつもりはないが、『鞆ノ津茶会記』では、すくなくとも天正15年の茶会の記録にある。


そこで、「ふろふき大根」にトライしたんものの、「練みそ」つくりがいちばん難しい。

市販の田楽味噌でも買えばよかったと後で後悔する始末。

大根の片方の面に十文字の切れめをいれる「隠し包丁」はわすれなかったけれど。

いずれにせよ、たかが「ふろふき大根」といえど、奥の深いものであることを知りました。

 

 

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バースデイの珈琲!!

2012-11-21 | 本日の○○

 

 私の誕生日は11月の初旬なんです。

コーヒー好きの私。たまに送ってもらうのが大阪の堺にある「土居コーヒー』という珈琲屋さん。

「土居コーヒー」の店主は、世界各地のコーヒー園を駈け回り、名前も知らないコーヒーから銘柄も揃えているんですね。

いま愛用しているのがモカマタリ。一時モカが品切れで困ったことがありましたが、いまはコーヒー屋さんなら販売してます。

ところで「土居コーヒー」さん、毎年わたしの誕生日には決まって『画像』のような、珍しいコーヒーを贈ってくれます。

さて今年の贈り物のコーヒーは?

「グァラマラ カペテイロ農園」 のコーヒーでした。

日本から12600K㍍も離れた「奇跡の農園」と呼ばれている農園に育ったコーヒー豆だそうです。


グレープフルーツなどの柑橘系の果実を感じさせる爽やかな香り。

それに栗やナッツの甘いフレーバーが混ざって品性の高い香りがありました。

どちらかというと酸味は控えめで、後味にビターチョコレートを感じさせる甘さが残りました。

いずれにせよ、ゆっくりとコーヒーを味わえる自分だけの時間をもちたいものですね

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