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郡上八幡に行ってきました。
真っ先にとびこんだのが、そばの老舗『平甚(ひらじん)』(画像3)です。
ちょうど、後刻の客が帰ったあとで、卓上は狼藉を極めていましたが、愛想よく奥の窓際の座席
に案内してくれました。
眼下に見える清流吉田川(画像2)のロケーションは絶景でした。
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注文したのが店主おすすめの極上ざるそば(画像1)。
画像でご覧になれば、通常のざるそばとなんら変わりませんが、このお店では「もちもちざる
そば」とよんでいます。
これは「もっちり」、「つるっ」とした食感の楽しみと、あえてあっさりした風味を追求しているという
ことからだそうです。
平甚のそばは少し太めですが、さすがにコシがしっかりしています。
よく噛んでいくと、ほのかに”そばの味”が出てきます。
さらに云えば、これは田舎や粗挽きの風味の対極にある味だと思いました。
「そば」が運ばれてくるまで、少々時間がかかりますが、これも毎日客の入りを見ながら、打ち
立てのそばを出す!
これが平甚のポリシーなんです。
「いい水といいそば粉があれば”そば”はできるもの」
といいましても、そこは何年も続いた老舗の味。やはりそれなりの「こだわり」があるようです。
まずそば粉ですね。
平甚は信州戸穏、北海道幌加内産など、その時々の最も上質なそば粉の一番粉を100%使うと
いうこだわりよう。
注文が入ってから手打ちするのも、つなぎなしの証拠です。
そばつゆも選び抜かれた”天然だし”だそうです。
だしは、宗田節で取り、もり汁、ざる汁と、各種の味付けは異なっています。
そば作りには良質の水が欠かせません。
平甚は名水百選に一番最初に選ばれた「宗祇水」(画像4)のほど近くにあります。
大自然に育まれた美味しい郡上の清水は、天の恵みといえましょう。
まあ、ワタクシが知ったかぶりして、そばの「ウンチク」をおしゃべりしましたが、
皆さんも郡上に行かれたら、ぜひ「平甚」のもちもちざるそばをご賞味ください!!
あっ、忘れてました!!
そばの「平甚」でオモシロイ名前のお酒を見つけましたよ!!
その名は【
郡上踊り免状】という地酒です。
やや辛口の純米酒です(←蛇足です)。
(画像3)
(画像4)