何日も続いた熱帯夜。でも夏も終わりですね。心なしか蝉の啼き声も聴かなくなりました。
本日は、今夏にトライした京料理をちょっぴりご披露したいとおもいます。
京料理といえば、まず薄味ですよね、しかも食材のほとんどが京都産。それに美味しそうに、涼しそうに盛りつける、だいたい相場がきまっています。
今回の2品は、いずれもテレビで観たパクリなんですが、つくずく和食のむずかしさを感じ入りました。
料理の基本は”だしの取り方”だといいますよね。今回はその”だし”は使いません。でもむずかしかった。なぜでしょうか。
調味量の加減なんです。塩加減ひとつ間違えば致命傷です。
まあ前置きはこれくらいにして、順を追ってお話しましょう。
京風すき焼き
都道府県別でお肉の消費量を調査したら、なんと京都府が3年連続で第1位だったとか。
エィ!?だれもがおどろかはるのと、ちがいますか?
(食材: ロース肉、万願寺とうがらし、上賀茂のトマト)の三種のみ。それに実山椒。
(調味料: しょう油、砂糖 )
関西風のすき焼きの要領でよろしおすのやけど、牛肉、万願寺とうがらし、トマトの順だけはまもってください。
煮上がれば、実山椒を少々散らせば出来上がりです。
なお、上賀茂産のトマトは、露地栽培のため皮がかたいので、、サッと熱湯に通し、皮を湯剥きしてから氷水にくぐらせるのがコツどす。
鱧皮ときゅうりのゴマ酢和え
居酒屋の付だしのようなイッピンですが、すき焼きのあと、さっぱりしておススメです。
(材料: ハモ皮、キュウリ、白ごま、甘酢、胡麻油 )
まずスライスしたきゅうりを塩もみして余分な水分を抜きます。
次にハモ皮をごま油で軽く炒めゼラチン質を溶かします。かたや擦り鉢に軽く炒ったゴマをすっておきます。
炒ったごま鉢の中で、きゅりは水気を絞って、甘酢(薄口醤油、砂糖、米酢)と和えます。最後にハモ皮を加えて仕上がりどす。
さてお料理を召し上がるとき、どこからとなくコンチキ コンチキと祇園ばやしが聞こえてくるような気がしましたら、あんさんのお料理は成功したのに
違いおへん。