Dream Gate ( 中野 浚次のブログ )   

本日はようこそ開いてくださいました!お芝居のことグルメを語ります!


          

『残念なお知らせ』です!!

2010-07-31 | ごあいさつ



日頃より『Dream Gate』をご閲覧いただきまして、ありがとうございます。


ついこの間でしたか、G2さん演出の『残念なお知らせ』という舞台を見てきました。
まさか今度はわたし自身が皆さんに「残念なお知らせ」をしなければならないハメになろうとは、夢にも想像しませんでした。

システムメンテナスではありません。
パソコン(PC)の機種変「乗り換え」のため、しばらくの期間、更新中断のお知らせです。

   【更新中断の期間】
2010年8月1日(日)~2010年8月31日(火)

いままで愛用してきましたパソコン(XP)は、ほぼ8年間使っていました。
「遅い」「古い」「使いづらい」の三拍子です(笑)。

そこで今回、買い替えたのがVAIOパーソナルコンピューターSシリーズ(Windows 7)です。
ソニーのVAIOは初めてで、今からワクワクしております。

更新が暫く出来なくなるくらいで、ブログトップを含む、すべてのページが閲覧出来なくなるワケではありません。
記事の閲覧、コメントの投稿などは、パソコンでも、携帯からでも、従来通りいつでもご利用頂けます。

皆さまには大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をして頂ければ幸いです。

今後とも『Dream Gate』をご愛読くださいますよう、お願い申し上げます。




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たこ御飯つくりました!!

2010-07-23 | グルメ

うだるような暑さが続きます。
このところ日替わりで、冷しソーメン、冷麺、冷やしうどん、ざるそば・・・ついに飽きちゃいました(笑)。
そこでたこ御飯をつくりました。






と申しますのは、戦時中、明石海峡に近い漁村に疎開してました。
母方の実家で、江井ヶ島です。
戦争中のこと、食糧難の時代ですから、祖母が毎日のようにつくってくれたのが、たこ御飯と冬瓜の入った味噌汁でした。

タコは近隣の漁師から分けてもらった干しだこです。
なんでも、きくところによると、淡路島で永年タコ漁をしてこられたタコ漁師さんで、厳しい目利きで厳選されたタコを、自身の手によってさばかれて海辺に吊るされた天日干しのタコだそうです。

ナマとはまた違った、深い滋味が生まれるのだとも聞かされました。
玉音放送を聴いたのも、その頃でした。
ラジオの前で正座させられたのだけは覚えています。





いま明石でタコ御飯を食べさすお店が何軒かありますが、そのほとんどが湯でたタコです。
天然の明石地だこの天日干しになると、相当なお値段です。

真ダコは全国で獲れますが、潮流の早い明石海峡近辺で獲れる真ダコは身が締っており、エビ、カニなどの好餌が豊富な海域であるため、身に旨みが凝縮されております。


■ わたし流のたこ御飯の作り方 ■

< 材料 > 5人分

干しだこ   100g~150g
米        5カップ
酒       50㏄
醤油      50㏄
みりん    大匙 1
赤紫蘇      少々

< レシピ>

① 米は炊く30分前に洗い、分量の水に浸けておく。

② 干しだこは火であぶり、熱いうちに5mm~1cm位の大きさに薄く切り、酒と醤油を合わせたあと、みりんを加えて60分程度浸けておく。

③ ごはんが充分に蒸らしてから、別の容器に移して、②を入れ、よくかき混ぜてから茶碗によそう。
その時少々の赤紫蘇をお好みでふりかける。


■ そのほかに4品つくりました ■





1  長芋の黄身醤油かけ

① 長芋は厚めに皮をむいて、4cmの長さに細切りにし、酢水にさらす。

② 卵黄1個に醤油小さじ2を合わせてよく混ぜて黄身醤油を作る。

③ 器に水気をきった長芋を盛り、黄身醤油をそそぐ。
  薬味としてさらしネギとわさびを添えて、針海苔を天盛りにします。

2 冷奴  花かつお、みょうが、土生姜添え。

3 白菜の漬物  自家製です。粒唐辛子添え。

4  しらす&大根おろし  湘南腰越から取り寄せた釜揚げしらす。大根おろし、刻みネギ、カボス添え。


皆さんも各々工夫されて、この猛暑を乗りきってくださいね。
では、この辺で・・・・

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浪花の夏たっぷりと!!七月大歌舞伎  -大阪・松竹座ー

2010-07-18 | 演劇

久し振りに「芝居日記・歌舞伎」の更新です。
今回の「七月大歌舞伎」(大阪松竹座)は、「関西・歌舞伎を愛する会」の30周年記念と銘打って、節目にふさわしく、心にしみ入る演目で昼夜を彩っている。

夜の部の『双蝶々(ふたつちょうちょう)』は、大阪の匂いを強く漂わせた上方の芝居。
のみならず上方役者の体質に最も合った狂言立てである。

様式と写実を巧みにからませた「角力場」は今回割愛されたが、三段目「新町・井筒屋」、四段目「米屋」、五段目「難波裏」を続けて見せ、義太夫狂言の名作といわれた「引窓」へと繫ぐ。

芝居用語でいう「通し」でなくて「見取り狂言」である。


まずは「新町・井筒屋の場」
大阪の代表的な遊郭であった新町のうち、新町堀の西にあたる九軒町の揚屋が舞台。

『双蝶々』の中心人物である十次郎兵衛と傾城都(←後のお早)とのいきさつ、濡髪と放駒の達引と和解、そして物語の中核となる侍殺しがはっきりとわかる。
艶もあり、滑稽味もある一場である。
昭和28年以来の上演だそうだ。

愛之助の与五郎は、とぼけた味に欠けている。
当代一の「つっころばし」役を得意にしている役者さんだが、今回は芝居と現実のけじめがいささか曖昧。

対する春猿の吾妻は上出来。
近頃の吾妻は女郎か芸者かわからない役どころが多いが、着付けにどことなくゾロッとした工夫があり、クドキも手順もあざやか。
ですからキャピキャピした女郎に身請け争いが起こるのも肯ける。
欲をいえば、上方の匂いに乏しいことだ。

上方の匂いといえば、「上方歌舞伎塾」出身の千志郎が井筒屋の若い者で出ているが、なんだか武家屋敷の中間に見えてしまう。
こういう端役こそ、ちょっとした動作で九軒揚屋のフンイキが出る。




『双蝶々曲輪日記 難波裏』  染五郎の濡髪



「米屋」
「米屋」はもともと原作がよくない。
長吉(翫 雀)の姉おせき(吉弥)が弟の喧嘩を止めようとして講中の人たちとひと芝居打つ。
そのひと芝居がいかにもあざといからである。
ただ濡髪が後の「引窓」でなぜ母親に逢いたくなるのか。
長吉が姉に愛されているサマを見るからだろう。

染五郎の濡髪は、上手の障子の前でじっと体を殺して長吉とおせきの芝居を見なければいけない。
肝心の濡髪は、他人事のように二人の芝居を見ている。
これでは気持ちが実感として伝わって来ない。


返しは「難波裏」
いつもなら簡単な殺し、つづいて「だんまり」がフツウだが、今度はその殺しを丁寧に見せる。
それと本舞台に濡髪、花道へ与五郎と吾妻、長吉が入る。
これがはっきりしていていい。




『引窓』   段治郎の三原伝造



大団円は「引窓」
仁左衛門の与丘衛は、出来もよく、さすがに一頭地をぬいている。
三度のキマリもきっぱりしている。
当然のことだが、濡髪のいる二階が肚にあるのがいい。

「河内へ越ゆる抜け道・・・」は世話味を加えてやや下手へ行っていうセリフはジーンと来た。
芸に彩り、人物に深みが出ている。たいしたものだ。

竹三郎のお幸がいい。
ことさら大芝居しないでも、いかつい感じがするが、これはこの人のガラだから仕方がない。
ノリになって引窓の縄で濡髪を縛る「心の闇」には、この人なりの、つまりお幸の人間像を見せたのはいい。

孝太郎のお早は今度で5回目らしい。
幕開きの二階に月見の飾り物など、女形の入れ事の多い役。
だが、すべて動作がぞんざいである。

猿弥の平岡丹平は平凡。
感心したのは段治郎の三原伝造である。
声ガラがよく、せりふ廻しがしっかりしている。濡髪の詮議を頼みに来たという緊張感もある。
引っ込みの花道七三で「兄を(濡髪に)殺された肉親の情」をきっぱり見せた。

このところテレビの時代劇を見ているような二人侍が多い。
これぞ「歌舞伎」の面白さを見せたのは、やはり義太夫の肚がしっかりしているからだろう。


ほかに染五郎の『竜馬がゆく・風雲編』と30周年記念の口上めく『道頓堀芝居前』を幹部俳優総出演で。


                             【2010年7月15日  大阪・松竹座 夜の部所見】



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【鎌倉あじさい紀行】 ④  鎌倉の季(いま) -姫懐石『口悦』-

2010-07-06 | おでかけ


【鎌倉あじさい紀行】もついに最終回です。

今回は、北鎌倉にある「とっておきのお店」をご紹介します。
もし鎌倉へ行かれたら、ぜひ北鎌倉の「かまくら 口悦」に寄ってみてください。

JR北鎌倉駅から50㍍ほど。
縁切寺で知られた東慶寺の少し手前です。

「口悦」は、ご亭主のこだわり「季節を大事にしたお料理」を満喫できるお店です。
ほかのどこでもない「鎌倉らしさ」を感じるお料理との出合いでした。





「品格を大切にしています」
ご亭主はお店のコンセプトをきっぱりと言い切った。

なるほど「品格」というコンセプトで貫かれた店構え、店内、そして料理のいずれも。
調和がとれており、且つ美しい。

姫懐石7品のなかに、わたしは「禅の形」を感じた。
かといって精進料理ではない。
和洋中のジャンルを超えた発想に、季節感を盛り込んだ心のこもった手作りの味だった。



いわしのクラッカー揚げ  夏大根梅酢和へ

わたしのお気に入りの一品。
夏大根を棒状切りにして、ひと晩塩漬けにする。
盛り付け時に梅酢をかけるというシンプルさ。
これだけでもさっぱりした夏向きの一品です。




店主みずからが描いたというお品書きは印象的。
このほかに彩色献立図があり、玄関先に飾られています。






鎌倉の四季がそのままお皿の上に表現されています。
それと、3週間ごとに献立が変わります。
20人で満席になるので、予約をお勧めします。




飲み物は地ビールの北鎌倉の恵みだけ。

北鎌倉の風、光、借景が好きだったというご亭主。
そして、新しい感動を大事にしたお料理と出合うために!

来年もまた来ようと、ひとり決めたのである。


【鎌倉あじさい紀行】はこれでおしまい。
画像処理が不具合のため、最終回のアップが大幅に遅れました。
深くお詫び申し上げます。
同時に、おしまいまでお付き合いくださった方には厚くお礼申し上げたい。
ありがとうございました。






■ 「かまくら 口悦」 ■
住   所:鎌倉市山ノ内400番地
電   話:0467-25-6015
営業時間: 午前11時30分~午後4時ごろ (売り切れ次第閉店)
定 休 日: 火曜日



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7月です! 湘南の海です!

2010-07-01 | 本日の○○


        
         暑中お見舞い申し上げます


梅雨明け宣言が待ち遠しい毎日です。

皆さまお元気でしょうか。

画像は湘南の海です。
この日はよく晴れて日差しが強く、もう夏の気配です。

七里ガ浜にある鎌倉プリンスホテルのラウンジからパチリ
昼はティーラウンジ。夜は落ち着いたバーラウンジに。
海辺のホテルならではのリッチな気分が堪能できます。

と申しますより、渡辺淳一のベストセラー『失楽園』の舞台にもなりました。
映画では出版社に勤める役所広司と書道講師の黒木 瞳が密会したのがこのホテルです。
2人がシャトーマンゴを飲んでいたのが、このラウンジ。
このシーンはとても印象的でした。

テーブルに来たボーイに、わたしは迷わずシャトーマンゴを頼みました。






優雅な夏のひとときです。

やがて来る夏の喧騒の前の静けさ・・・。

プールサイドの部屋で、ただひたすら海を眺めていました。









夜は深い・・・。

光のオブジェ。

夜のプールってファンタジーですよね。

誰もいないプール。

不気味なくらい静寂です。

夜は深い・・から。







翌朝はどんよりとした曇り空。
鎌倉の今日の天気予報は

海の見えるスイートルームで贅沢な時間。
七里ガ浜にあるホテルですから、江の島はすぐそこ。


        富士山は蜃気楼か・・・

遙か水平線に静かに富士山が浮かんで来ました。
富士山が見えたのはほんの僅かの時間。
42秒でした。







夕日が落ちきったころ・・・。

江の島の灯りです。

かつて七里ガ浜の高台に建つレストラン「アマルフィイ」で見た夕日の絶景は・・・
今も忘れられません!!


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