Dream Gate ( 中野 浚次のブログ )   

本日はようこそ開いてくださいました!お芝居のことグルメを語ります!


          

フルートの名手の癒しのリズム    -アルバム『TERRA』ー

2009-04-29 | 本日の○○
                


            


     誰にでも
     心を休めたいとき
     自分をリセットしたいとき
     そんな時がありますよね。

     アルバム『サイレント・エモーション~テラ~』(画像)は、
     そんなあなたの、ちょっと落ち込んだ時に、元気を取り戻すため
     の優しい時間と空間を演出する一つになってくれるはずです。

     実のところ、TOKYO FMの深夜放送「ジェットストリーム」の番組
     で、このアルバムを知りました。
     なかでも、このアルバムにも収められていますが、ジェームス・
     ゴールウェイの『タイム・トウ・セイ・グッバイ』のフルートの
     あまりの素晴らしさにしびれました。

     さっそくネットでゲット!!

     CDが届いてからもう一度聴きました。やはり感動しました。
     後で知りましたが、この曲は車のCMでもお馴染みのヒット
     ナンバーで有名だとか。

     フルート奏者のゴールウェイは、クラッシックとポップスの両
     フィールドで、その才能を発揮している世界的フルーティスト
     だそうです。
     他にも多くのリリースしたアルバムがありますが、また別の機
     会にゴールウェイの魅力をお喋りさせていただきます。

     アルバムでは、この他ドラマ『白い巨塔』で知られた黒人伝承歌
     『アメイジング・グレイス』。
     変わったところでは、2002年ワールドカップのテーマ曲『12
     オクロック』、ヴァンゲリスの心鎮まる名曲です。

     最近では珍しいリフレシュ・アルバムで優しさと力を与えてくれる
     ような気がするのです。
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須磨寺附近

2009-04-23 | 本日の○○
            
            


                 



     
     思い立って須磨寺に行ってきました。
     例月の20日、21日は須磨寺の縁日で、この日は境内はもちろん
     仁王門までの沿道も賑わっていました。

     須磨は源平興亡の舞台(←一の谷合戦)となった地で、ここ須磨寺
     にも平敦盛の首塚などの史跡があり、境内の宝物館には、敦盛の
     青葉の笛などの源平ゆかりの品が展示されていました。

     ところで一の谷合戦では、平敦盛と熊谷直実の一騎打ちは有名です
     が、歌舞伎の『熊谷陣屋』でも、敦盛最期の様子を詳しく語る熊谷
     直実の「物語」が、このお芝居の前半の”みどころ”であり、熊谷役者
     のいちばんの芸の”見せどころ”でもあるわけです。

     
     それと仁王門を入るとすぐの所に山本周五郎の文学碑がありました。
     石碑には、山本周五郎が文壇へのデビュー作となった『須磨寺附近』
     の冒頭の一節が刻まれていました。
     
     須磨は秋であった・・・。
     ここが須磨寺だと康子が言った。
     池の水に白鳥が群を作っていた。
     雨がその上に静かにそそいいでいた・・・。
     池を廻って、高い石段を登ると寺があった。
     「あなた生きている目的が分かりますか」
     「目的ですか」
     「生活の目的ではなく、生きている目的よ」
                     -原文のままー

     須磨寺あたりには、ほかにも多くの史跡が残る風致地区でもあり、
     若葉青葉の頃、源平の時代に思いを馳せながら散策してみるのも
     また一興かと思われます。  
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ウォークマンを買いました

2009-04-18 | お買い物






     FMラジオが聴けるウォークマンを購入しました。
     新しく発売されたソニーの製品で、ヨドバシカメラで買いました。
     小型ですが、高性能です。オススメです!
     ラジオが聴けるウォークマンを買ったのには理由があります。

     この4月からTOKYO FMで『中西哲生のクロノス』がはじまり、
     中西哲生さん初の全国ネット(←JFN系列)のレギュラーなんです。
     毎週月曜~木曜、午前5時~8時30分までの3時間半の長丁場。
     もちろんDJは中西哲生さん。お相手は柴田幸子アナウンサーです。

     グルメ、買い物、もちろんサッカーのお話。それに「買い物ワールド
     カップ」ならぬ中西さんお得意の「買い物のコツ」を教えてくれます。
     なにせ中西さんの話術がうまいので、毎回「えっ?もう終わりなの!」
     って感じ。

     中西さんはこの番組のため毎朝3時起きで大変でしょうが、リスナーの
     ワタクシも大変です。
     だって、あさの5時なんて、ワタクシには深夜です(笑)。外も完全
     に真っ暗じゃないですか!

     ちなみに番組タイトルの”クロノス”とは、これはギリシャ語で『時』を
     表しています(←知ってるから!!)。

     もう1つの理由があります(笑)。
     それは毎週金曜に放送されるNHK FMの『邦楽ジョッキー』を聴く
     ためです。     
         
     こちらは歌舞伎の尾上松也(音羽屋)丈がDJで、ひとりで頑張って
     おられます。
     詳しくはこちらでどうぞ。
     週1回ですが、毎回ゲストを招いての愉しいトーク番組です。
     前回は落語家の二代目林家三平(←前林家いっ平)さんでした。
     
     その三平師匠、意外や意外。サーフィンをやるんですって!!
     なんでも「サーフィンをする会」のメンバーだとか。代表がTOKIOの
     山口達也さん。三平さんのサーフィンの先生でもあるわけです。
     メンバーは他に小栗旬さん、「嵐」の松本潤さんの面々。
     きくところによると、毎月1回、湘南の平塚エリアに早朝5時に集合
     をかけられるそうです。
    
     みなさんお仕事に、お遊び(←失礼でしょうか・・)にタイヘンだと
     思います。
     話がとんじゃいましたが、では、この辺で・・・。
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小説から映画、そして舞台へ -ストーン夫人のローマの春ー

2009-04-11 | 演劇
              

                    


    豪華なキャスト、美しい衣装、それに音楽も個性的。西洋の堅牢な建築を
    思わせるアクリルの舞台美術。
    そして日本の演劇界に常に刺激を与えているロバート・アラン・アッカーマン
    の演出。実力派をそろえた舞台でした。
    
    しかし何か足りない。意外とつまらない。
    どこが悪いというわけでもないが、見ていてワクワクするような躍動感がない。
    期待していたのに。なんで?という失望感。
    それは高級フランス料理フルコースで、見た目はすごく豪華なんだけど、
    いざ食べてみると味がイマイチだった、そんな経験とよく似ています。

    この『ストーン夫人のローマの春』ですが、1950年に『欲望という名の電車』
    『ガラスの動物園』の作者、テネシー・ウイリアムが小説として書き上げたものです。
    1961年にヴィヴィアン・リー主演で映画化され、2003年にはオスカー賞を総なめ
    にしたヘレン・ミレンで再び映画化。マーティン・シャーマン脚本、ロバート・アラン・
    アッカーマン監督でした。
    しかも今回、同じコンビで満を持して世界初の舞台化に臨んだ訳です。

    まずはストーリーを。
    米国で女優として活躍するカレン(麻美れい=画像/左)は、夫のストーンと旅に
    でるが、夫が急死し、ローマにとどまる。コンテッサ(江波杏子=画像/右)という
    女がカネを巻き上げようと近づき、次々と男娼を紹介する。はじめは冷淡だった
    カレンだが若い肉体を誇るパオロ(バク・ソヒ)と出会い、肉欲に溺れる。
    カレンの生活は荒み、ついには、パオロに捨てられたのを儚み、始終カレンにつきまとう
    若い男(鈴木信二)に家の鍵を投げるという、自らを律することもできず、破滅に向かう・・・。

    『ストーン夫人のローマの春』は、春というより陽の傾きかけた夏の午後。
    石畳から照り返しが眩しい陽炎のような・・。そんな太陽の光溢れる街に集う活気あふれる
    情熱的な若者たち。いってみれば、ヒリヒリするような”ローマ”を描いた小説です。
    このドラマの舞台は、ナポリでも、ニューヨーク5番街でもなく、”ローマ”なんです。
    なので、この舞台に欲しかったのは猥雑さ、敗戦直後のイタリーの虚無感です。
    ですが、それが決定的に欠けていました。

    次に、アレンとパオロが結ばれるキッカケに説得力がないことです。
    それに、ストーン夫人が溺れる若い男娼役がミスキャスト。
    男娼のパク・ソヒはプライドの高い気障な男をそれなりに演じていましたが
    かなり無理があった。「ローマの美青年」として肉体美だけを強調しても駄目。
    正真正銘の”ジゴロ”なんだから、相手が男であろうと女であろうと、いちばん高く
    買ってくれるヤツと寝る!
    そんな匂いが伝わって来ない。

    ストーン夫人に付きまとうホームレスの若者(←300人のオーディションから選ばれたらしい)。
    台詞のない役だけに、目が利いていたことだけは認めたい。
    で、肝心のカレンだが、ラスト、ホームレス少年に鍵を投げるのも、肉欲ゆえの愚かさ
    を表してるんだと思うけど、麻美れいが演るとピザでもたべさせてやるんじゃないか
    に見えてしまう。    
    
    過去の輝きと現在との落差から生まれる不安、自暴自棄、狂気、それらを払拭したいがための
    性(セックス)への依存・・・。
    これがテネシー・ウィリアムの”お家芸”ですが、舞台から片鱗すら見えて来ない。
    そして哀愁と翳りも・・・。なにかしら、キメ球をもたぬもどかしさをおおいかくせなかった。

    「『ストーン夫人のローマの春』の初舞台は、米英演劇界の最大の関心事。それは
    この渋谷のパルコから発信します」

    なのに、宣伝文句だけが空回りした今回の公演だったと言わざるを得ない。


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4月の柑橘です   -山口県のみかん「ゆめほっぺ」-

2009-04-02 | 本日の○○
                   
               

   
     4月です。新学期です。
     今回ご紹介したいのは、山口県生まれのみかんのニューフエイス
     ”ゆめほっぺ”です。

     4月からはじまる新年度に新しい夢を託すと共に、甘くて頬が落ち
     るほどの美味しさ。
     この二つの意味が込められています。
     だから”ゆめほっぺ”なんです。
     どちらかというと、普通のみかんより多少むきにくいのですが、中袋
     はやわらかくて、みかんのようにパックンできます。

     ”ゆめほっぺ”(画像)は山口県のオリジナルの柑橘。
     「清見」を母親に、山口県産の「吉備ポンカン」を父親に、交配した
     新しい柑橘なんです。

     糖度14度以上、酸度1,3%以下。
     プチプチしたいくらのような独特の食感があり、袋ごと食べられます。

     超ドンクサで、ブキッチョのワタクシには、”ゆめほっぺ”はお似合い
     の品種でございます(笑)。
     
     
     
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