Dream Gate ( 中野 浚次のブログ )   

本日はようこそ開いてくださいました!お芝居のことグルメを語ります!


          

井の頭公園 点描

2013-06-24 | おでかけ


野口五郎に『私鉄沿線』という歌がある。

京王・井の頭線の「井の頭公園駅」は、この歌そっくりの今でも伝言板のある私鉄の小さな駅である。

それに駅前では、花屋さんや『宵待草』というレトロな喫茶店もある。

吉祥寺までは数分だが、町のほぼ半分が井の頭公園。

雨模様の泣き出しそうな空であったが、取材をかねて半日愉しんだ。

 


東京のど真ん中にこんなに静かなところが・・・。

池と雑木林がかもしだす武蔵野の面影があった。
 


花もたぐ立藻浮藻や七井の池

 御殿山を覆う雑木林の井の頭池。

『江戸名所百景』では、井の頭池のことを『七井の池』とよんだそうだ。

 

その木立の中の清々しい空気 !

早朝に散歩したい気分である。


夏にはクヌギ、ケヤキ、シラカシなどが生い茂る。

公園内の木陰の散歩道は、涼しく快適である。
 


水鳥の水に貼りつき居たりけり

上の画像はスマホで撮った。さっそく友人に写メールした。

「おまえスワンに乗ったのか?」と返メールが来た。

乗るわけないでしょ!!

一度だけスワンに乗ったことがある。

最近、世界文化遺産に登録された河口湖であった。
 


スワンの大行列。

 


  池の中央を渡る七井橋から眺めると、岸からせり出す枝々は、池に向かって水面を覆わんとするほどに折り重なっている。、

その淡い色が水面や空とコントラストになって不思議な空間を醸し出すのである。

 

 


弁財天近くの噴水。

 

絶えず人寄る噴井あり句碑もあり 

 


石橋の低きに咲ける蓮かな

 


このあたりで物騒なお話を!!

平成6年に「井の頭公園バラバラ殺人事件」があった。

7か所のごみ箱から、頭部や胴体が出てきたのである。

その事件は迷宮入りとなり、今では時効が成立している。

「おお・・・怖!!」


女性のひとり歩きは危険です!!

私もそろそろ帰ろうか・・・・

今夜は渋谷で飲み会があるんです。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

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東銀座駅と直結した木挽町広場(歌舞伎座地下)です!1

2013-03-21 | おでかけ

 

新橋演舞場の三月花形歌舞伎昼の部がハネて劇場を出ると、風がつよい。

しかたな東京くメトロ東銀座の地下鉄口にもぐった。

まず、都営浅草線の改札口前を通ると「歌舞伎座方面」の表示が目に入る。

左折すると、数日前にオープンした「木挽町(こびきちょう)広場」が。

目の前に「ほうおう」の歌舞伎座の特大提灯がお出迎え。

そうだ、この上が新装の歌舞伎座なのだ!!4月2日からいよいよ杮落とし興業!!

広場はかつて歌舞伎座の大間で見た朱塗りの柱と同じ色調で”和”の空間

 


こちら「歌舞伎キャラクターグッズ」は歌舞伎座新開場より一足先に店開き。

この種のお土産ショップは他に何軒かありました。

そう歌舞伎座名物「きんつば」も実演販売していましたよ。

それに「セブンイレブン」もまけてはいません。「歌舞伎揚げせんべい」を目につくところに配置したり。商魂たくましい!!

 


こんどは食べ物のお店。

あんみつ、白玉しるこなどの甘み処「 歌舞伎茶屋]も広場に出現。

お蕎麦もありますが、お値段は銀座料金!!

 


歌舞伎座正面入り口へはエスカレーターで。

その手前には売店「はなみち」が。飲み物、サンドイッチなどの軽食。

それに役者さんへの楽屋見舞いの祝袋、花粉症、黄砂対策のマスクも

 


忘れてました!! タリーズコーヒーの店舗も。

でも幕間にさ。ちょっとコーヒーが飲みたいとき、わざわざエスカレートで地下へ・・・・・なんと不便でしょう。

広場はまだ閑散としてましたが、上の劇場が開場すれば・・・。

歌舞伎座チケットが1等席で2万円。この広場で飲み食いすれば1万。

歌舞伎見物もお高くつきますね・・・・と思いながら次の目的地新宿に急いだのでした。

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おいしい時間が、ここにはあります。  ヱビスバー (東京駅・塀横丁)

2013-03-15 | おでかけ


時間潰しに東京駅をぶらついていたら、構内の黒塀横丁に「ヱビスバー」をみつけた。

先月には見かけなかったのだが・・・・。

3月5日にオープンしたそうだ。

サッポロビールが販売するプレミアムビール「ヱビスビール」が持つ「和」と「モダン」の世界観を表現する同業態だとか。

東京・大阪に現在9店舗あるという。

店内はさほど広くはなく、ヱビスビールのブランドカラーであるエンジ色を基調にした和風の構えである。

白木風のカウンターや伝統工芸の「網代網」をイメージしたモザイクタイルなど随所に和のテイストだった。 

 

  

オーダーしたのは、あんず、かぼすを加えたリビアカクテル(←画像/右)。

 

 「ヱビスビール」「ヱビス ザ・ブラック」「ヱビス&ヱビス ハーフ&ハーフ」「琥珀(こはく)ヱビス」

ほかに「エビススタウト クリーミートップ」の5種類のヱビスビールがある。

「レッドアイ」「シャンディガフ」「プレシャスハート」など8種類のビアカクテルなどメニューも豊富。

 

  


フードメニューは、「おとなのポテトサラダ」「愛知県産マダイのフィッシュ&チップス」、「逆輸入チーズプレート」など。

、ヱビスビールと「相性の良い料理を取りそろえているという。

9店舗の中でいちばん小規模であるのに、満席の盛況だった。

東京駅という場所柄か、いわゆる出張族の憩いの場のようでもあった。

画像/左は黒ビール。右は琥珀ヱビス、下(中央)はおとなのポテトサラダ。


 営業時間は11時~23時。

 

 

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浅草・吾妻橋周辺

2013-01-31 | おでかけ

     


いちど吾妻橋をわたって、本所吾妻に行ってみたかった。

大川(隅田川
にに架かる吾妻橋は、浅草と本所を結ぶ江戸期以来の橋である。

山本一力の時代小説『大川わたり』でもおわかりかと思うが、江戸時代は隅田川のことを”大川”とよんだ。

「吾妻橋」
は、その大川に架けられた5番目の橋である。

かの江戸名所図会で広重は、左に吾妻橋と富士、右に浅草寺を描いた(←画像下/右)。

いまも昔も浅草と本所をつなぐ大動脈になっている。 

 


吾妻橋をわたると、一丁目一番地ともいうべきところに、なぜか「23番BANNCHI」というカフェがある。

下町からぬカフェである。

 


この日はサイクリングクラブの連中がゾッと押し寄せた。

全員がお目当てのビールで乾杯している。

なんでもこの店にしかない隅田川ポーターだとか。

付きだしはコロッケサンド。註文してから揚げてくれるからだそうだ。

 

   


店内には、ぎっしりとメニューが貼られている。

ワイン、リキュウール、焼酎。ハンバーグあり、パスタあり。50種類を優に超える品数だった。

 


本所は東京スカイツリーのお膝もと。

こうして下町から、蜘蛛の巣のようにはりめぐった電線の中でみる東京スカイツリーも,また一興とパチリ

 

   


本所吾妻橋には老舗の佃屋さんがやたら目につく。

いまも吾妻橋のたもとに「あみ清」という古い船宿がある。

昔はこの店の舟に乗って品川沖へと鯊釣りに繰り出した。

はぜといえば江戸つくだにの定番である。

BS朝日のテレビ番組「ちい散歩」で見かけた『鮒五』という佃煮やさんに入る。

『鮒五』は明治27年創業のつくだに一筋の老舗中のしにせ。

この店の”細切昆布”は浅草寺ご用達の絶品だとか。

かなりの種類の中から、私は”ハゼ”と”あさり”を土産に買って帰ったのである。

吾妻橋はまた池波正太郎の『剣客商売』にも登場した。

秋山小兵衛、大治郎親子が大活躍した場所でもあった

 

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能登はいらんかいね   輪島紀行

2012-12-01 | おでかけ

 
  寝酒三合に  口説きを混ぜて

今夜は輪島の夢を見る

「能登はいらんかいね」を歌ったのは坂本 冬美さん。

その「輪島」へ仲間と車で行って来ました!!

霜月さいごの旅でした。

 


 風は潮風  シベリア返し

暗雲が立ち込め    波の花が散り

泣いているような日本海でした。

 

                                                                                              

 
まず最初の観光スポットは、能登半島の代表的な景勝地、巌門。

巌門は名前からしていかめしい。険しい断崖のところ。

波食によってできた天然の洞門である。

この辺りは奇岩、奇勝、断崖が連続する。

松本清張の小説『ゼロの焦点』の舞台になったことで、あまりにも有名。

自分の過去を隠すために殺人を犯し、最後、能登の海に身を投げる女性が死んだのはこのあたりだったか・・・・。

冬の能登の海には、寂寞として人を死に誘い込むような雰囲気があるのかもしれない。

 

この巌門のあたりから、北に30㌔ほど行った関野鼻までの海岸線を能登金剛というらしい。

その景観が朝鮮半島にある海金剛(うみこんごう)によく似ているという。

 

 
白米(しろよね)千枚田は日本の原風景だといえないだろうか。

国道249号線沿い、輪島と曽々木の中間辺りに位置している。

小さな田が幾何学的模様を描いて海岸まで続いていた。

田の枚数は国指定部分で1004枚あるという。  

 

   

 
千枚田あぜの万燈(あかり)や年の暮

 

 
今宵のお宿は、ねぶた温泉「能登の庄」。

イオンたっぷりの温泉で旅の疲れを癒す。

夕餉は部屋食でなく、囲炉裏料亭で。

まずは能登の地酒「白菊」で乾杯

お酒はぬるめの 燗がいい・・・・だからぬる燗ですって・・・・。年寄り連中はこれだからイヤ!!

炭火で焼いているのが私の大好物のさざえ。

あと干しかれい、能登名産ののどぐろの一夜干し。

膳の物すべて輪島塗の器に盛り付けてある。これが「能登の庄」のウリだとか。

 


画像は、するめ烏賊いしる漬け串焼き。

 

 


画像の左は、能登海鮮四種盛り。

画像の右は、国産ロース牛石焼き、いんげん、南瓜添え。

 


翌朝は快晴

昨日予定していた千里浜なぎさドライブウエイが通行止めだった。

今日は走れそう。

海の風、波の音が心地よかった。

ここは世界でも珍しい海岸線をフツウのクルマで走ることが出来る砂浜のドライブウエイ。

砂浜なのに道路標識が・・・・

 

 
砂浜だけTでは物足らず、海の中を走ったらどうだろう?

そこでドライバーのМ君に注文。

「海の中を少しでいいからこのクルマで走ってよ」

「無茶なこと言わないでください」とドライバーのМくん。


浅野大橋 

 

 

 


2日目のお昼は金沢市内の蕎麦処「大藪」で昼食。

そのあと、金沢市内見物。

浅野川大橋を渡ったところに、ひがし茶屋街がある。

あとで知ったのだが、金沢には、東山の「ひがし茶屋街」と「西茶屋街」があるという。

ひがしは高級茶屋街。にしはどちらかというと遊郭のイメージが強いそうだ。つまりは赤線地帯、今もうさんくさいスナックがひしめいている。

浦辺粂子のような遣り手婆さんがいそうな街らしい。 

だが観光客の多いのが「ひがし茶屋街」。

加賀友禅のお店、金箔を使った小物のお店。

そんななかで、お茶屋の老舗といわれた「志摩」だけが昔のままの佇まいを残していた。

きけば国の重要文化財になっているという。

 

大急ぎで書いた「ミニ旅行記」です。もっと面白いことがありましたが今日のところはこの辺で。

 

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