Dream Gate ( 中野 浚次のブログ )   

本日はようこそ開いてくださいました!お芝居のことグルメを語ります!


          

さんちか古書大即売会

2010-01-31 | 本日の○○









神戸・三宮の地下にあるショッピング街”さんちか”で開催中の「さんちか古書即売会」に行ってきました。

ひと頃のわたしは「神田詣で」が頻繁だった。
神田詣でとは、云わずと知れた東京・神田の神保町を中心した古本屋のメッカを訪れることだ。
ピーターパンにはネバーランドがあるように、わたしには神保町というワンダーランドがあった。

わたしの友人など、誰が触ったものやら得体の知れない古本なんか、気味が悪いと決めつけている。
その友人が、いつか、こんなことをいった。
「お前なんかさ、カンペキに古本中毒症候群だよ!!」
古本中毒症候群!! そんな病気があるわけも無いが、すくなくとも「初版本」発掘にはじまり、飲み屋の”はしご”こそしないが、古本屋の”はしご”は日常茶飯事だった。






およそ古書即売会にあらわれる人種は三通りにわかれると、わたしは考えている。

第一は古本と直接結びついて生きている人たち、古本業者とか郷土史家、学者などだ。
第二は古本のコレクター。古い映画のポスターやパンフレット、プロマイドなど、今流でいえば、古本オタクと呼ばれる人種。
第三は”初版本狂”というマニア。
とくに初版マニアが求めているのは、好きな作家の直筆のサインがある署名本です。
さらに深みにハマると、こんどは”發禁本”が欲しくなる。

そういった「掘り出し物」がそう見つかるわけがない。
かりに見つかったとしても、何十万と値段がグンと高くなる。






即売会は出店が10軒ほどだが、あらかじめ送られてきた「目録」の中から2冊を注文しておいた。
1冊は抽選でハズレたが、ほしかった原田康子の『殺人者』の初版本(←画像/左)は手にすることができた。

原田康子は、かつては空前のベストセラーとなった『挽歌』の作者である。
はじめて『殺人者』を読んだのは角川文庫だった。
わたしの背中に衝撃が走ったことを、今もよく憶えている。

『殺人者』という題名からミステリーを想像されるだろうが、原田康子らしいムードに溢れた恋愛長編だ。
うつろな青春をすごす娘の前に、突然あらわれた美青年の殺人犯・・・・北海道の自然を背景にひろげられる激情と感傷の物語なんです。

ほかに『野の佛』、舟橋聖一の『華燭』(←画像/右)などを買ったが、今回はお預かりとさせていただきます。


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ひとときの・・・・・

2010-01-25 | 本日の○○





もう何十年にもなろうか。
いちどだけお茶席に招かれたことがある。

茶の心得などもち合せていないが、ごく内輪のお茶会だときいて、物珍しさもあって出かけることにした。
ちょうど庭のあちこちに斑雪が白々とみられた寒い日であった。
それでも茶室の障子ごしに見える庭の山茶花が、真っ赤に燃えていた。

まず、おきまりのお道具を拝見。
そしてお抹茶をいただくまでに、私の前に蓋付きの小さな椀がおかれた。
茶の作法は知らなくても、まず和菓子が出る「慣し」くらいは私も知っている。
ところが・・・そうではなかった。
出された小椀の、おもむろに蓋をとると2片の小餅の入った”ぜんざい”だった。
愕きもさることながら、”ぜんざい”の美味しかったこと・・・・。

のちに浅草の「梅園」、神田の「竹むら」、神楽坂の「橋善」と、東京中の甘味処を行脚してきたが、あのお茶席の”ぜんざい”に優る実感はなかった。

今日も寒い。
ふと思い立ったわけだが、かつての茶会に出た”ぜんざい”をつくってみたくなった。
”お抹茶”と”ぜんざい”はミスマッチかもしれない。
寒い夜の静けさのなかで、私は十数年前のお茶会の記憶を辿った。
こうした一興もまた、ひとときの「やすらぎ」をもたらしてくれたことだけは確かである。
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ダイエット・スープをつくりました!!

2010-01-16 | グルメ

ジム通いも順調です
ただカリキュラムの中に20分のジャズダンスがあるんです。
僅か20分なのに、1時間くらいに感じます。
というのは、思うように体の回転ができなくて・・・。
テレビの『ザ少年倶楽部』で、あのジャニーズの面々のダンスを見ていると、簡単で、誰にだってできると思えますよね。
とてもじゃないけど・・・・。若い年齢には勝てっこありません(←アタリマエじゃん!!)。

くるっと回転して尻餅をつくのが数十回!!

「ハイ!!  もう一度やりましょう!!」

インストラクターの連呼も数十回!!

でも最近、体がすこし軽くなったような気がします。めしも旨いです。

前座が長くなりました。
今回はダイエットのためのスープ作りに挑戦してみました。





ダイエットとは『広辞苑』を引くと、
体調維持のための食事制限。太りすぎを防ぐための低カロリーの食品をとること。
等が記されています。

今回作ったのは、ダイエット・スープというより、スタミナスープかもしれません。


        【材料】

        ・ たまねぎ(大3個)
        ・ キャベツ(大1/2個)
        ・ ピーマン(3個)
        ・ しめじ(1房)
        ・ ジャガイモ(小4個)
        ・ トマト水煮缶(1缶)
        ・ 洋風スープの素(大さじ3)





        【レシピ】

        ・ 材料を一口大に切る。
        ・ 鍋に材料を入れる。
        ・ 材料が隠れる量の水を入れ、60分煮込む。


カッコつけましたが、材料は冷蔵庫の残り物でもよろしいかと。
洋風スープの素は固形であれば3個くらいが適当でしょう。






ハイ 出来上がりです!!
簡単でしょう・・・。
場合によっては、ここに冷飯を入れると雑炊にもなります。


       【よくある質問】

・ 「お正月の小もちを入れてもいいですか?」
  
   それは困ります。ますます太ります。

・ 「お写真のお椀で何カロリーですか?」
   
   ワタクシは栄養士ではありませんので、お答えできません。
   あなたは料理番組の見過ぎじゃないですか。

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賀状いろいろ 寅もいろいろ

2010-01-09 | おまけ
                 
                 

                 今年もどっさり年賀状をいただいた。
                  本当にありがとうございました                                                       

いまやホームレスだって携帯電話を持つ時代。賀状メールのソフトが出来たって不思議じゃない。
その賀状メールがことしも何件かありました。
その殆んどが申し合わせたようにDisneyバージョン。
なんでもサイト料が210円(税込)かかるらしい。正月早々からセコイことをいうようですが、かりに100人にメールをすれば通信料金だって馬鹿にならない。


『トラ トラ トラ』とかいうタイトルの映画がありましたよね。
いただいた賀状の8割が干支にちなんでトラのオンパレード。
トラの貼り絵だの、冨士山頂上でトラが座禅を組んでいるのもありました。
郷土玩具の張子の虎を、さらっと描いて、赤のマーカーペンで「賀春」とだけの賀状にも、こころ、ひかれました。
一枚の賀状で、そのひとの、なにか個性がわかッちゃうのだから、こわい気もします。

さて冬枯れで、ブログのネタ不足でもないのですが・・・。
いただいた賀状の中から、ベスト3を選んでみたくなっちゃいました
選考はあくまでワタクシの独断と偏見です(←気になさらないで下さい)。
しかもご本人のご承諾も得ずしてブログに無断でアップ。
ベスト3に選ばれた方にはどうぞご海容くださるよう願っています。

        2010 賀状 第1位



まずメインになっている風刺画がバッチリです
見ただけで「クスッ!!」と笑っちゃうような賀状で、インパクトも抜群です。
このイラストから、見るひとによっていろんなイメージが生まれてきますよねっ。

「今年1年はどうなりますかね?!」

何かを問いかけているようにも見えるんです。
”今年も宜しくお願い申し上げます”の字は小さく、空白の取りかたが、実にうまい。
しゃれた賀状です!!

ワタクシの尊敬するT先生からの賀状です。
T先生との出会いは博多でした。ホテルから分乗してタクシーに乗ることになり、たまたまT先生と乗合わせて、目的地まで20分ほどあるのに、その間T先生とは一言も口をきかなかったのです。
それから数年後、ある会合の取材でしたが、京都のホテルでまたT先生と同じ部屋に泊まるハメに。
縁って、妙なものですね。


             第2位




一見して「定番」のような賀状ですが、なんたって虎の絵のド迫力に圧倒されちゃいます。
虎のひげ、毛並みもそうですが、手前の草だって抜いてみたくなるようなリアルさ。
3Dテレビなら、いまにも襲いかかってくるような恐怖感さえおぼえます。
ちなみに画像の原画を見ていただければ納得していただけるとおもいます。ガッシュ水彩紙に、丁寧に、すごく時間をかけて描いた彼の渾身の作品のひとつなんです。
これならプロとして十分通用するのではないか!原画を見てそう思いました。





申し遅れました。
彼は石原プロの男優さんです。
多摩美大の油画科を中退。もともと「画家志望」だったらしく、たまたま『21世紀の石原祐次郎を探せ!!』(応募総数52005人)の中から選ばれて、役者さんに転向。
いつか「個展」をひらきたい夢をもっている彼です。
ついでながら舞台初出演を控えていまは猛稽古中だそうです。
つかこうへい作・演出の『飛龍伝』。新橋演舞場の2月公演です。
お時間のある方はぜひ。


                第3位



時代劇で武家屋敷の玄関先によく見かける、衝立に描かれているような絵柄です。
一見古風なようですが、”白”に抜かれた「HAPPY NEW YEAR」の横文字が古風さを斬新なものに置き換えています。
もしこれが「謹賀新年」なら、おもしろさも半減したでしょう。
背景が少しせせこましい感がありますが、全体の構成といい、トーンが統一されていて、オールド・ブルーの色が、なんとも、こころ憎い。
最近開業された若い先生からの賀状です。


                いただいた賀状を一枚一枚、大事に見ながら、
                 ことしの正月もまた、しあわせでした。

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初荷です!!    -茅ヶ崎・ジローの手造りハムー

2010-01-06 | お買い物




明けて正月4日。
「茅ヶ崎のジロー」からボンレスハムが届きました。

ブログでも紹介しましたが、ハム工房「ジロー」は、今なお唯一ドイツ式の伝統製法を守り続けて80年余。
昔ながらの直火式のスモークの香り。
じっくりと漬けこまれた良質の国産豚肉の旨味が、これこそ手造りの味なんですね。

↑画像のボンレスハムは、長時間の塩漬けとたっぷりのスモーキング。
ですから香りは一段と違うのはもとより、肉質感がしっとりです。
さらに言えばジローのハム工法は「自然漬け込み」なんですね。
カッティングした肉を塩漬液に約2週間ほど漬け込んでから、余分な水を出します。
そして漬け込んだ肉の状態を見ながら、さらに重さの違う2種類の重石を使い分けて熟成させるそうです。





湘南人ならご存知でしょうが、ハム工房「ジロー」はJR茅ヶ崎駅から近く、茅ヶ崎青果市場内に工場兼店舗があります。お近くの方はぜひ!!
お客の目の前で製造されており、伝統の味をいつでも試食できるそうです。





            ボンレスハムをカットして朝食のサラダ風にアレンジしてみました。




                 ハムはワインの付きだしにも合いますよね。


ハム工房「ジロー」は伝統を守りながら、現在のニーズに合うように塩分、脂分、添加物をアレンジしたハム造りを目指しているとか。

ほかに、布巻きロースハム、ポークハム、ベーコン、コンビーフなどもありますが、「茅ヶ崎・ジロー」といえばボンレスハムがおススメの一品です!!


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