Dream Gate ( 中野 浚次のブログ )   

本日はようこそ開いてくださいました!お芝居のことグルメを語ります!


          

パソコンの引っ越し作業が完了しました!!

2010-08-28 | ごあいさつ


暑いですね・・・。

相変わらずの猛虎日が続いております。失礼!!猛暑日のマチガイでした。

さて前回の更新から、およそひと月にもなっちゃいました。

なんとかパソコンの引っ越し作業が無事に完了しました。








     ■ お待たせしました ■



遅ればせながら、蔵出し記事の3連発です。

どうか読んでやってください。


【2010夏 信州パステル紀行】旅のはじめは松本の中華料理 ここから


【2010夏 信州パステル紀行 美ケ原高原-王ケ頭ホテルー ここから 


【2010夏 信州パステル紀行】  木曽街道 奈良井宿
  ここから


末尾になりましたが、更新が大幅に遅れましたことを深くお詫びします。

今後とも【Dream Gaet】をよろしくお願いします。



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【2010夏 信州パステル紀行】 旅のはじめは松本の中華料理

2010-08-28 | おでかけ
 
    その日、松本に着いたのが昼
    どきだった。

    山登りの前に、まずは腹ごし
    らえ。
    山登りといっても、せいぜい標
    高2000㍍程の美ケ原高原。

    立ち寄ったのが松本にある中
    華料理店「驪山」


    「松本に行けば、かならず「驪
    山」の料理を口にしたい!!」
    かねてからそう思っていた。

                                 
                            
池波正太郎さんの著書『むかしの味』でこの店を知った。


”とても旨いから寄ってみなさい!!”


信州・松本で中華料理とは?
およそ不似合いだとおもえたが・・・

この店の料理の旨さにおどろいた。

「この店には、むかしから日本人の舌になじんできたものの旨さがある」

池波正太郎は『むかしの味』の中で、そう紹介しています。







もっとも、現代のチャイニーズ・レストラン「驪山(REIZAN)」でなく、当時は「竹乃家」という名前で親しまれていました。

大正年間に中国広東省から日本に帰化した現在のシェフの祖父が、この松本に移り住んで、「竹乃屋」という中華料理店を開いたのが、はじまりだそうです。

その祖父が残した貴重なレシピを持って、いまの夫婦が、この地でチャイニーズ・レストランを開いた・・・というのがお店の由来なんです。

松本に住み暮らす人びとはもとより、たとえ1年でも松本にいた人ならば、まず「竹乃屋」を知らないはずがない。

およそ中華料理店らしくないモダンな店構え。
カウンター10席と5席ほどしかないテーブル席は、いつも満席の盛況。


さて、お料理ですが、あらかじめコース料理を予約しておきました。

<冷菜盛り合わせ・特選料理5品・お食事・デザート>のコースです。



           ■ 冷菜盛り合わせ ■       






常時8種類以上のオートブルの盛り合わせ。
ヌーベル・キュイジーヌ・ソノワの盛り付けがすてきです。



ここでヱビスビールで乾杯

旅の無事を祈って・・・・。






なによりもうれしかったのは、食後のコーヒー
中華でさ、コーヒーを飲ませてくれるお店がほかにありますか?

あれは、東京・赤坂の有名な中華のお店でした。
コーヒーがなく、ホテルマン君とベランダに出て水道水でガマンしたことがあります。
苦い思い出になりました。








それにしても、このお店の落ち着きはどうでしょう。

人の心と生活が・・・
まだ充分に潤い、余裕をたたえていたころ
そんなフンイキがただよっていました。




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【2010夏 信州パステル紀行】  美ヶ原高原  -王ヶ頭ホテルー

2010-08-25 | おでかけ



牛伏山頂の美ケ原高原。標高2034メートル。

今宵の泊まりは、ここ「美ケ原・王ケ頭ホテル」







ここは、決して「襟裳岬」とか「恋人岬」のような類いではありません。

登山者が雷雨から身を護り、鐘を鳴らして近くの山小屋に助けを呼ぶための、謂わば避難所。







ここは天空に棲む牛たちの楽園。

厩舎などはなく、牛たちは自然のままに暮らしています。
雨が降れば熊笹の茂みに身を寄せ合っています。

かと言って、まったく放置されているという訳ではありません。
冬が近づくと、彼らはここから立ち去ります・・・・。







戯れている2頭の牛。

送迎バスの運転手さん(←観光ガイドも兼務)からの受け売りです。
モモコとハナコという名前の雌牛だそうです。






その翌日。

朝霧の中からモモコとハナコがやって来ました。






どこの世界にも縄張りがあるのでしょうか。
ここはお馬さんたちの楽園。

わたしに画才があれば、スケッチしてみたいベストショットなんですが。







高山植物が一斉に咲き乱れるのもこの夏の季節。

画像左がホタルブクロ
画像右がカンゾウ(山百合の一種)。






ホテルの南斜面にウメバチソウが咲いていました。






ノアザミにズームイン!!







傍らでハチが必至に蜜を求めて・・・。

ノアザミに豊富な蜜があるらしく、そこかしこでブンブンしてました。








クラシカルなリゾートホテルらしいラウンジ。

チェックインしてすぐに「笹茶」がふるまわれました。



                        

そして・・・夕方5時からは「シャンパンサービス」

アルコールの苦手なひとは山ぶどうジュース

「シャンパンください!!」

そしてまた・・・夜の9時から「お夜食サービス」
この日は「さつまいもの油揚げ」だったそうです。

                                 






山の上のホテルの夜は、下界より早く訪れます。

ラウンジでくつろぐのもよし、読書するのもよし、ギャラリーの「美ケ原の四季」の写真を鑑賞するのもよし。

「星空教室」の本日のイベントは天候不順のために中止!!
残念です







夜の楽しみはお食事。

地元、農家の野菜、摘んできた山草、美ケ原の自然水で育んだ自家鱒池の川魚。
信州牛のステーキ、女将の手作りの漬物など心のこもった夏の料理が供されました。


基本的に、わたしは画像に文字や数字を入れるのは好きではありません。
・・・・ので、画像をご自由にご覧になりましたら夕食メニューと照らし合わせてください。





食前酒: 山葡萄酒
前菜: 地野菜の生ハム巻き
山独活のきんぴら風
高原キャベツのゼリー寄せ
枝豆豆腐


吸い物: 舞茸・地鶏の吸い物
造り: 信州サーモンのSALAD風
焼物: 岩魚塩焼き
鍋物: 真鯛と夏野菜のオリーブ蒸し
枝豆のビシソワーズ



洋皿: 信州牛のステーキ(西京焼き風)
お食事: 新生姜の炊き込み御飯
季節の香物
デザート: 初夏のデザート
抹茶のアイス,フルーツのワインソース




                   こんな写真も撮りました







王ケ頭ホテルの朝食

和食と洋食のコラボ!!
ハイ。 どちらもいただきました。



ホテルは年中無休。

夏季には「朝露自然教室」、冬季には「雪上車クルージング」のイベントも。

客の大半がリピーターだという。
高原のリゾートには恰好のホテルだ!!
と云えば、言い過ぎだろうか・・・。



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【2010夏 信州パステル紀行】  木曾街道 奈良井宿

2010-08-25 | おでかけ



美ケ原高原から山を移して、2日目は旧街道の宿場町へ。
やってきたのは、江戸と京都を結ぶ「中仙道」は34番目の宿場町「奈良井宿」

木曽には十一の宿場があるという。
そのなかでも「奈良井宿」は最も標高が高い。

難所で知られる「鳥居峠」を目前に、旅人が足を休めたのが「奈良井宿」だそうです。







この日はあいにくの
宿場はひっそりとして、モノクロ色そのものでした。

宿場には、上町、中町、下町とあって、それぞれに水場があります。
観光に、お買い物に、喫茶に、そしてお食事。
なによりも落ち着いた宿場町にうっとりです。






奈良井宿には古くから漆器、曲げ物、漆櫛、竹細工などの工芸が盛んな町です。

その中の一軒、「藤屋」さんの店前でパチリ







ひるめしに訪れたのが、「徳利屋」さんです。

江戸時代には脇本陣をつとめ、旅籠として使われてきた古い建築です。

今は郷土館として賑わい、それと手打ちそば、喫茶もやっています。
「徳利屋」さんのイチオシは「五平餅定食」
観光客にも人気が高いそうです。








徳利屋さんならではの「三色五平餅」は、”山椒味噌””黒胡麻””胡桃”の盛り合わせ。
ほかに「くるみ餅」一皿を注文しました。

名物の「手打ちそば」だけでは足らないのか、それとも美味しかったのか。
わたしが食べようと思ったら”空皿”でした(笑)。







食事のあとはコーヒー。
サイフオンコーヒーでインドネシアの「トアルコ・トラジャ」を飲ませてくれるという「松屋茶房」さんは本日休業。

しかたなく向えの「こでまり」というサテンへ。
少女趣味のような店の名前が気に食わないが、とにかくひと心地つきたかった。






小じんまりとしたクラシカルな店内。
二階から街道を見わたせる俯瞰がとてもよろしい。
小津安二郎さんの映画の名作浮草をホウフツさせてくれました。
宮川一夫カメラマンなら、こうした俯瞰で撮るだろうなあ・・・と。

宮川一夫のキャメラはアングルがすばらしかった。
『羅生門』もそうだ。『瀬戸内少年野球団』もそうだ。
自然の気配に敏感な情感があった。






わたしのふてくされた表情を察したのか・・・
お店の女主人が「胡瓜の浅漬け」をサービスしてくれました。

とても美味しかった~






このたびの旅行の幹事をしてくれた君。
余 貴美子に似たひとがやってるお店『花筏」に行こうと誘われました(←「飲み屋」じゃあるまいし)。
そこは幹事さんの顔を立てシブシブそのお店へ。
藍染などを売っている小物屋さん。
真っ先に、この家のあるじを見ましたよ!!

「どこが余 貴美子やねん!!」

ごくフツウの田舎のおばさん。

でも店先の看板が気に入りました。

人と、花と、動物と、植物と、目に映るすべてとの出会い。



2010年の夏の旅は終わった。




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