Dream Gate ( 中野 浚次のブログ )   

本日はようこそ開いてくださいました!お芝居のことグルメを語ります!


          

細野豪志民主党政調会長が来加!!

2012-11-24 | 特別バージョン

 

ブログをはじめて5年になりますが、政治のことだけはデッタイに書かない と心に誓ったつもりでしたが・・・・・・。

今回だけは書かせてください。

それはほんのミーハー的根性から、かねてから一度でいいから細野豪志さんをナマで見てみたいと思ってました。

おかしなもので、見たくもない小泉進次郎さんとは東京の常宿ホテルで5~6回ほど見かけています。それにみんなの党首渡辺さんも3~4回。

このたびの解散騒ぎで、私の地元の岡田やすひろ議員の応援のために駆け参じたようです。

黒塗りのハイヤーで現われると思いきや、なんと快速電車で。でも与党の政調会長ともなればSPが5人も従えてのご登壇です。

わずか10分程度の熱弁でしたが、自分のことばで、わかりやすく、ときには冗談もまじえ、中味の濃~い演説でありました。

菅前総理に殴られんばかりに叱られたこと。ブースカがなぜ解散に踏み切ったか。震災直後から約40日も東京電力にカンヅメになった話。

おごることなく、言葉のひとつ一つに重みを感じました。

それにしても史上初の政党の乱戦。今度の選挙はホントに困ったものです。

いずれにせよ維新だけは絶対にイヤ!!

という声が多いことだけは確か。あの橋下さん、不動産屋じゃあるまいし遊説先で色ワイシャツに皮ジャン。それに云うことがコロコロと変わる。

政策が合わないからとか、なんだかんだと理屈をコネまわして別の党にくっついたり。なにやってんだ!!と言いたい。

そのことを思えば、潔く引退してしまった鳩山由紀夫さんは、男の美学とはいわないけれど、偉いと思うんです。もっとも金持ちケンカせずの範疇の人だと

は思うんですが・・・・・。 

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バースデイの珈琲!!

2012-11-21 | 本日の○○

 

 私の誕生日は11月の初旬なんです。

コーヒー好きの私。たまに送ってもらうのが大阪の堺にある「土居コーヒー』という珈琲屋さん。

「土居コーヒー」の店主は、世界各地のコーヒー園を駈け回り、名前も知らないコーヒーから銘柄も揃えているんですね。

いま愛用しているのがモカマタリ。一時モカが品切れで困ったことがありましたが、いまはコーヒー屋さんなら販売してます。

ところで「土居コーヒー」さん、毎年わたしの誕生日には決まって『画像』のような、珍しいコーヒーを贈ってくれます。

さて今年の贈り物のコーヒーは?

「グァラマラ カペテイロ農園」 のコーヒーでした。

日本から12600K㍍も離れた「奇跡の農園」と呼ばれている農園に育ったコーヒー豆だそうです。


グレープフルーツなどの柑橘系の果実を感じさせる爽やかな香り。

それに栗やナッツの甘いフレーバーが混ざって品性の高い香りがありました。

どちらかというと酸味は控えめで、後味にビターチョコレートを感じさせる甘さが残りました。

いずれにせよ、ゆっくりとコーヒーを味わえる自分だけの時間をもちたいものですね

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悼    森 光子の『放浪記』    ― 女優森光子さんを偲んで ―

2012-11-18 | 演劇

 

        ← 国民栄誉賞を受賞したころの森 光子さん


                     
                      ヒビヤ芸術座『放浪記』 初演の一場面

 

女優の森 光子さんが亡くなった。 92歳だった。
彼女の一代の当り役、菊田一夫の作・演出による『放浪記』は演劇史上の名作と謳われた。
41歳で林 芙美子役をつかみ、89歳まで演じきった。上演は2017回を数えるという。

私はその初演の舞台をヒビヤの芸術座で見ている。
まだ芸術座の近くに当時は「日劇」があり、『君の名は』で一躍有名になった数寄屋橋も健在であった。
『放浪記』の初演は1961年。私はまだ学生だった。「昭和」のよき時代であった。

「花のいのちは短くて 苦しきのみこそ多かりき」

まず林芙美子の名文句がスクリーンに写し出され、幕間には、あの石段の多い「尾道」の風景だった。
そこに流れたのは古関裕而の哀切な音楽である。
もちろん森 光子の体当たりの演技は今もめに焼き付いている。

世間でよくいわれる「放浪記」の劇中にやる森 光子の「でんぐり返し」。ずいぶん話題になった。
森 光子さんの自伝『人生はロングラン』(日本経済新聞刊)を読むと、この「でんぐり返し」はオリンピックの「床運動」がヒントになったらしい。。

私は『放浪記』の舞台5、6回ほど観ているが、すべて「芸術座」である。
『放浪記』の好きな場面はどこですかと聞かれたことがある。
好きな場面というよりは、私がもっとも印象に残っている場面が二つある。

一つは尾道で行商人親子にご飯をご馳走になって帰るところだ。
森 光子(=林芙美子)は、行商の女の子に声をかける。

お嬢ちゃん・・・・・いつかは、きっと、しあわせになるのよ、私もなるけ」

この 「 私もなるけ 」は、いかにも菊田一夫らしい台詞である。
林芙美子は好きな男と世帯をもって、また男に捨てられ、実家の尾道に帰ってきたのだが・・・・昔、惚れた隣島の男をよびだすが、教諭になっていた
男は、すでに結婚しており、子供がいたのである。
そんな人生のドラマが、この尾道の場に凝縮されていた。

ちなみに、初演で行商人の女の子を演じたのは中山千夏だった。


もう一つは、終幕。
作家になった林芙美子をかつての同僚である女流詩人・日夏京子が訪れる場面である。

「お芙美、あんた、ちっとも幸せじゃないんだね」

これは奈良岡朋子がいちばんうまかった。
林芙美子のライバル役の日夏京子は何度か代っている。
初演は浜 木綿子だった。その後、奈良岡朋子、池内淳子、黒柳徹子、樫原文枝、山本陽子と、私が知っているだけでも4,5人の女優さんが演じている。
 

                                            
   ←左の画像は雑誌『東宝』に掲載された菊田一夫による『放浪記』の台本。

   世間では、森 光子は『放浪記』でいきなり主役をつかんだと思っている。

   またマスコミも、そう書いてきた。

   実は、それ以前に森 光子は同じ菊田一夫の『がしんたれ』で、林芙美子を  
   
   演じている。

   そのときの林芙美子は端役にすぎなかった。

   でも、劇中に登場する森 光子の芝居を見て、菊田一夫に『放浪記』を書こう

   という意欲を湧き上がらせた。

   のちに、菊田一夫は語っている。

   「姿、かたちこそ違え、この役をこなせるのは森 光子だけ」と。

   その言葉どおり捨て身で熱演し、みごとに菊田一夫に応えたのである。

 

 

 


私は『がしんたれ』、『放浪記』の森 光子扮する林芙美子を見ている。

この二作品はヒビヤ「芸術座」という収容人数 700人ほどの小さな劇場(こや)で生まれた。

すくなくとも「放浪記」によって森 光子が、「がめつい奴」で三益愛子が、「軌跡の人」で有馬稲子が、「雪国」で若尾文子が、実に無数の名作の成功があった。

ことに森 光子にとっては『放浪記』の芸術座は、ふるさとの劇場ではなかったか。

最後に森 光子さんが下積み時代に詠んだ川柳を紹介して、この稿の筆を擱きたい。

              あいつより上手(うま)いはずだがなぜ売れぬ

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今晩のごはん    牡蠣ごはんとぶり大根と!

2012-11-14 | 本日の○○

 


今年になって牡蠣フライは何回かいただきました。

「酢牡蠣」もいいけれど、牡蠣といえばやはり「牡蠣ご飯」でしょう。

広島の友人が送ってくれた生牡蠣があったので「牡蠣ご飯」に挑戦しました。

牡蠣ごはんを作るのははじめてなんです。

スクラップしていたレシピは紛失。

本来の牡蠣の風味を生かすこと、臭みとりに土生姜をふんだんにいれること。

炊き上がったところで、川越産の小江戸みつばを天盛りにあしらいました。

わたし好みの薄味の「牡蠣ごはん」です。 

 


ぶり大根は男性好みの煮物だといわれます。

それに魚の好きな方は頭がいちばん美味しい部分であることをよくご存知ですよね。

この時期いっしょに煮る大根の旨さもまた格別です。

考えてみれば、「肉じゃが」とこの「ぶり大根」は和食の基本ですよね。

ブリのアラは魚屋の兄ちゃんに切ってもらいます。

下ごしらえでクセを取り、あとは大根の上にのせてじっくり煮るだけ。

天盛りしてるのは針生姜。さっとゆでて細く切った大根の葉を彩りに添えてみました。

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今晩のごはん  かす汁と鉄火細巻

2012-11-11 | 本日の○○


立冬から暦通りにだいぶ寒くなってきましたね。

「かす汁」がたべたくなる季節です。

「金時食堂」さんの前にも”かす汁はじめました”の貼り紙をみかけました。

「金時食堂」は以前このブログで紹介した『朝から呑めまっせ』の居酒屋さんです。

「かす汁」はお店によって具に多少のちがいがあります。

金時屋」さんは鮭の切り身のほか、豚でだしをとっています。

「かす汁」のレシピは前に紹介しましたから、略しますが私は鶏肉のだしでつくっています。

今年は灘の「白鹿」の酒粕をつかいました。

まろやかで、それでいてコクがあって体がほっこり温まりました。

こんにゃくは山芋のこんにゃく、細葱は九条葱です。

大のフアンである『吉田類の酒場放浪記』のテレビを見ながら美味しくいただきました。

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