ユーロ使用国にはドイツやフインランドのような強い経済の健全国から弱い経済の不健全国ギリシャ・ポルトガル・スペイン・イタリアまである。
発行権を含めて通貨を統一しているのに、政府もその財政政策も税金のありようも経済政策もバラバラ。
かつて勢いにまかせて問題児のギリシャまでにユーロ圏入りを認めたのはその矛盾についての認識がいかにも甘かった。
欧州全体の大きな危機は個々の国の国債残高が多すぎることだけで起こったのではない。
それらの国が自国通貨安になって、輸入を抑え輸出をし易くする道を取ることができない。
また、そういう国の国債を別の国々の金融機関が大量に保有し、相互依存のもたれ合いになっている。
経済危機の他国に自国が税金を使って巨額の援助をする(=負担する)ことに国民の支持は得られにくい。
当面の危機を防げる解決策を考えても、経済健全国の負担が大きすぎ、また不健全国を甘えさせ、長期的解決にならず・・・支持は得られないので実行困難。
実行可能な策では当面の効果が不十分。
その上、国債の信用が落ちている国々があわてて各種税率を上げ、財政支出を削減して緊縮政策を取っているが、それが不況をひどくし、かえって税収が減り、財政が悪くなる有様。
さりとて、いまさらユーロ圏から離脱することも大変なコストが掛かる。
すでにユーロ建ての国債を大量に発行している債務国にとって、対ユーロで下落する通貨である自国通貨で、ユーロ建ての債務を返済することは容易なことではない。
だから抜けるに抜けられない。
こうした弱みを見越して、それをネタにヘッジファンドなどの投機屋たちが巨額の資金で仕掛けて、大儲けして来た。
そのために危機は一層急激に大規模に拡大して来た。
彼らは「我々の目的は設ける事だけ。 危機を拡大することを目的にしてやっている訳ではない。 だから悪いとは思わない。合法的な経済行為だし」と言う。
「大儲けするためなら、世界がどうなろうと知ったことではない」と言うことでもある。
そして、さらなる大儲けを狙って、大きく仕掛けて来ている。
(実体経済の自由化なら良いが・・・金融市場の自由化の名において、自国市場に資金を呼び寄せたいから→「投機に使い易い金融商品も自由化」、投機資金の何十倍もの取引が簡単に出来るシステムも認可・・・その結果、バブルを巨大化されたり、国債が攻撃されたり・・・)
そして統一通貨ユーロの矛盾噴出→解決困難→欧州金融不安長期化→世界経済は??
発行権を含めて通貨を統一しているのに、政府もその財政政策も税金のありようも経済政策もバラバラ。
かつて勢いにまかせて問題児のギリシャまでにユーロ圏入りを認めたのはその矛盾についての認識がいかにも甘かった。
欧州全体の大きな危機は個々の国の国債残高が多すぎることだけで起こったのではない。
それらの国が自国通貨安になって、輸入を抑え輸出をし易くする道を取ることができない。
また、そういう国の国債を別の国々の金融機関が大量に保有し、相互依存のもたれ合いになっている。
経済危機の他国に自国が税金を使って巨額の援助をする(=負担する)ことに国民の支持は得られにくい。
当面の危機を防げる解決策を考えても、経済健全国の負担が大きすぎ、また不健全国を甘えさせ、長期的解決にならず・・・支持は得られないので実行困難。
実行可能な策では当面の効果が不十分。
その上、国債の信用が落ちている国々があわてて各種税率を上げ、財政支出を削減して緊縮政策を取っているが、それが不況をひどくし、かえって税収が減り、財政が悪くなる有様。
さりとて、いまさらユーロ圏から離脱することも大変なコストが掛かる。
すでにユーロ建ての国債を大量に発行している債務国にとって、対ユーロで下落する通貨である自国通貨で、ユーロ建ての債務を返済することは容易なことではない。
だから抜けるに抜けられない。
こうした弱みを見越して、それをネタにヘッジファンドなどの投機屋たちが巨額の資金で仕掛けて、大儲けして来た。
そのために危機は一層急激に大規模に拡大して来た。
彼らは「我々の目的は設ける事だけ。 危機を拡大することを目的にしてやっている訳ではない。 だから悪いとは思わない。合法的な経済行為だし」と言う。
「大儲けするためなら、世界がどうなろうと知ったことではない」と言うことでもある。
そして、さらなる大儲けを狙って、大きく仕掛けて来ている。
(実体経済の自由化なら良いが・・・金融市場の自由化の名において、自国市場に資金を呼び寄せたいから→「投機に使い易い金融商品も自由化」、投機資金の何十倍もの取引が簡単に出来るシステムも認可・・・その結果、バブルを巨大化されたり、国債が攻撃されたり・・・)
そして統一通貨ユーロの矛盾噴出→解決困難→欧州金融不安長期化→世界経済は??