日本の問題と解決策を考える

一石五鳥の地球温暖化防止策を考える
 
日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

統一通貨ユーロの矛盾噴出→投機屋が売り崩す→解決困難→欧州金融不安長期化へ

2012-01-16 23:27:55 | 日記
ユーロ使用国にはドイツやフインランドのような強い経済の健全国から弱い経済の不健全国ギリシャ・ポルトガル・スペイン・イタリアまである。

発行権を含めて通貨を統一しているのに、政府もその財政政策も税金のありようも経済政策もバラバラ。

かつて勢いにまかせて問題児のギリシャまでにユーロ圏入りを認めたのはその矛盾についての認識がいかにも甘かった。

欧州全体の大きな危機は個々の国の国債残高が多すぎることだけで起こったのではない。

それらの国が自国通貨安になって、輸入を抑え輸出をし易くする道を取ることができない。

また、そういう国の国債を別の国々の金融機関が大量に保有し、相互依存のもたれ合いになっている。

経済危機の他国に自国が税金を使って巨額の援助をする(=負担する)ことに国民の支持は得られにくい。

当面の危機を防げる解決策を考えても、経済健全国の負担が大きすぎ、また不健全国を甘えさせ、長期的解決にならず・・・支持は得られないので実行困難。

実行可能な策では当面の効果が不十分。

その上、国債の信用が落ちている国々があわてて各種税率を上げ、財政支出を削減して緊縮政策を取っているが、それが不況をひどくし、かえって税収が減り、財政が悪くなる有様。

さりとて、いまさらユーロ圏から離脱することも大変なコストが掛かる。

すでにユーロ建ての国債を大量に発行している債務国にとって、対ユーロで下落する通貨である自国通貨で、ユーロ建ての債務を返済することは容易なことではない。

だから抜けるに抜けられない。

こうした弱みを見越して、それをネタにヘッジファンドなどの投機屋たちが巨額の資金で仕掛けて、大儲けして来た。

そのために危機は一層急激に大規模に拡大して来た。

彼らは「我々の目的は設ける事だけ。 危機を拡大することを目的にしてやっている訳ではない。 だから悪いとは思わない。合法的な経済行為だし」と言う。

「大儲けするためなら、世界がどうなろうと知ったことではない」と言うことでもある。

そして、さらなる大儲けを狙って、大きく仕掛けて来ている。

(実体経済の自由化なら良いが・・・金融市場の自由化の名において、自国市場に資金を呼び寄せたいから→「投機に使い易い金融商品も自由化」、投機資金の何十倍もの取引が簡単に出来るシステムも認可・・・その結果、バブルを巨大化されたり、国債が攻撃されたり・・・)

そして統一通貨ユーロの矛盾噴出→解決困難→欧州金融不安長期化→世界経済は??



コンクリート用砕石が放射能汚染していたことが今になって判明・・・放射能汚染は厄介すぎる

2012-01-16 19:17:19 | 日記
福島県浪江町は原発事故により高濃度の放射能汚染地域。 そこの砕石場も汚染されていると予想できたはず。

スピーディーの情報公開が超スローモーだったことが大きな原因。

また、あの3月時点で、認可する官僚に警戒心が無さ過ぎ。

「砕石を水で洗うやり方をしていると思っていた」と言うが「よく水で洗うように」と言う指導もしていなかった。

ここの業者はもともと水で洗うやり方をしておらず、従来通りのやり方で出荷していた。

むしろ砕石会社は「道路などの復旧のために出荷を急いでくれ」と言われていたらしい。

事故後の3月23日から4月22日に停止となるまでの間の出荷量は5,200トンも、12社に・・・そこから数百社に


  「指導あれば出荷やめた」=汚染石の出荷業者―福島   2012年1月16日(月)13:03

 福島県二本松市の新築マンションなどで高い放射線量が測定された問題で、コンクリートの材料に使われた石を出荷した双葉砕石工業(富岡町)の紺野堅吉取締役が16日、取材に応じ、「行政から指導はなかった。連絡があれば出荷はしなかった」と釈明した。紺野取締役は「結果的にご迷惑を掛け、申し訳ない」と謝罪した。

事故後もこれまで石と砂利に基準が決められていなかったのは官僚の認識の甘さか・・・

それにしても、人の五感ではまったく分からないし消すことができない放射能汚染は厄介すぎる・・・
 



オーストラリア北西部沖ガス田開発を合意・・・2016年末から600万トン日本へ供給予定

2012-01-16 13:30:13 | 日記
1月13日、日本政府出資の国際石油開発帝石がフランス石油大手トタル社と「イクシスガス田」開発への投資を決定し、最終合意しました。

日本企業が主導する初の大規模な液化天然ガス事業で、開発が本格始動します。 国際帝石が76%の権益。

総投資額は340億ドル(約2兆6千億円)。 

年間約840万トンのLNG生産を見込み、600万トン日本へ・・・需要の1割近い量。

需要が高まる中、安定供給への重要な役割が期待されます。

ただし、今は間に合わないので、イラン制裁協力には「いざというときアメリカ産ガスを日本に供給する」と言う約束が必要です。