細野担当相「原発、40年で廃炉」改正案通常国会提出へ
骨子によると、運転開始から40年を超えた原発は運転できないとする「40年運転制限制」を導入する。
例外的に事業者から申請があった場合には(1)施設自体の老朽化の評価(2)施設を保全できる技術的能力--を審査し、問題がない限り延長を承認する。
・・・と報道されていますが・・・・こんなことで安全対策をしているつもりなら大間違いです。
原子炉圧力容器は鋼鉄でできています。 鋼鉄は一定温度(脆性遷移温度)以下になると粘りけを失い脆くなる性質があります。
中性子線を浴びることで経年劣化が進行、この脆性遷移温度は高くなります。
*これが高くなると、トラブルや地震直後、緊急炉心冷却装置が作動して原子炉圧力容器が急冷された時などに、圧力容器が割れる危険性があるのです。
そうなったら核燃料棒を浸していた水が一気に抜け、核燃料棒溶融、炉心爆発につながり、さらには隣接機の爆発にも連動します。
また炉心近くの重要配管も中性子劣化の恐れがあるでしょう・・・それが割れても大変なことになります。
原子炉では、圧力容器と同じ素材の試験片を炉内に配置し、定期的にテストすることで、脆性遷移温度を把握しています。
運転開始からすでに36年が経過した玄海原発1号機では、2009年に行われた試験片の検査で、予想以上の劣化が判明、運転継続は危険です。
*「巨大地震の活動期まっただ中」にある地震・津波大国・日本ではどの原発も破滅的なリスクを伴いますが、特に中性子で劣化した原子炉で運転を続けるのはさらに重大事故の確率が高くなります。
・・・「活動期 地震来るのに 原発か」・・・
骨子によると、運転開始から40年を超えた原発は運転できないとする「40年運転制限制」を導入する。
例外的に事業者から申請があった場合には(1)施設自体の老朽化の評価(2)施設を保全できる技術的能力--を審査し、問題がない限り延長を承認する。
・・・と報道されていますが・・・・こんなことで安全対策をしているつもりなら大間違いです。
原子炉圧力容器は鋼鉄でできています。 鋼鉄は一定温度(脆性遷移温度)以下になると粘りけを失い脆くなる性質があります。
中性子線を浴びることで経年劣化が進行、この脆性遷移温度は高くなります。
*これが高くなると、トラブルや地震直後、緊急炉心冷却装置が作動して原子炉圧力容器が急冷された時などに、圧力容器が割れる危険性があるのです。
そうなったら核燃料棒を浸していた水が一気に抜け、核燃料棒溶融、炉心爆発につながり、さらには隣接機の爆発にも連動します。
また炉心近くの重要配管も中性子劣化の恐れがあるでしょう・・・それが割れても大変なことになります。
原子炉では、圧力容器と同じ素材の試験片を炉内に配置し、定期的にテストすることで、脆性遷移温度を把握しています。
運転開始からすでに36年が経過した玄海原発1号機では、2009年に行われた試験片の検査で、予想以上の劣化が判明、運転継続は危険です。
*「巨大地震の活動期まっただ中」にある地震・津波大国・日本ではどの原発も破滅的なリスクを伴いますが、特に中性子で劣化した原子炉で運転を続けるのはさらに重大事故の確率が高くなります。
・・・「活動期 地震来るのに 原発か」・・・