チョイ悪様:そうなんですねー、何故かはわかりませんが山や海といった自然の中に身を置くと「生きている」っちゅう実感が周囲から五感に入ってくるのですかね。
明るいのだけど鬱蒼として太陽の光が差し込んでこない谷合いの山道は正直言ってちょっと怖い感じがする時もあります。
小鳥のさえずりも聞こえず、水音も聞こえない谷合いの山道で、前後や周囲に人の気配もなかったりすると、不安になったりします。
でも、そういう空間に身をさらしているからこそ、強く「生きている」ということを無意識にですが、感じるのかもしれません。
というわけでもないですが、今週は宮島の弥山に行きました。
残念ながら山頂や山中の画像がなくて「五重の塔」だけですが。
今まで、自然の中で生死にかかわるような体験をしたわけではないので、「生きている」という強烈な観念をもったことはありません。
それでも、一人で山中に分け入り、日が傾きかけて道に迷った時や、
海で、泳いでも泳いでも岸に近づけなかった時には、無事に目指したところに戻れたときには他に何も要らない安堵感があります。
ヨットや帆船の航海記の類は小説よりも航海者の体験を想像を通して感じられるので、とっても興味深く読みます。
残念ながら無数にある小説に比べると出版されている数がほんとに少ないですが。
奇跡的な生還とまではいかないまでも普通の航海でも命懸けな時を乗り越えた人は何かしら「特別な生の時間」「人知を超越した時空」を経験しているのでしょうね。
日帰りの山行程度で、んな大袈裟なことを感じる必要もまったくないのですが、
前日に行った「姫路城と龍野のお花見」ツアーでは感じられないものではあります。
来週から大規模補修に入るため天守閣を覆うためしばらく見れなくなるとのこと。
(これはホンモノです。どっかのテーマパークのミニチュアではありましぇん。)
桜も綺麗でした。