彼岸の墓参り、両親の具合伺いにと帰省してきた。
親父は少し前から痴呆気味、
同居している弟に言わせると、お袋にもなにやらその気が感じられるらしい。
後期高齢者の仲間入りをした親父、
加齢による身体の衰えは多少あるものの頑健なだけに、
また、認知症自体は本人には自覚がないので、「どこも悪くない」と医者にかかる必要も認識しない。
さっきの会話を忘れたり、軽い被害妄想・・・、弟とお袋の苦労が垣間見える。
2年ほど前から、どうも認知症ではないかとの疑いを感じ始め、気をつけて見ていたのだが、
その間、専門家や医師の書いたその手の本を読み漁った。
親父がたまに行く医者が処方している薬は、ずばり認知症のための薬剤であった。
まぁ、いつかはそうなるとは思っていたのだが、、進行しないよう周囲の者がどう対処していくか、
が、問われるところである。
ねこまる様:かけがえのない「命」に比べれたら、モノやお金は二の次って感じになるね。
でも、生きていくのにモノやお金がないと生きていけない。
まるで、マイケル・サンデル教授の「哲学の話」のようです。
ちょい悪さま:首長さんたちの筆舌に尽くしがたい苦労もなんとなくわかりますね。
国の対策が後手になっていることや迅速に真に役立っていないことがここまで言われてくると。
ただ、言えることは、自分と家族、余力があれば周囲の人たちをどう守るか、
を何かの折に真剣に具体的に考えておくことだと、思います。