週末に鳥取の実家に居る時は、土曜日に親父をデイサービスに送り出した後、家じゅうの掃除と親父の溜まった洗濯物を片付けるのが日課だ。
言うちゃ悪いが、忙しいこともあるが、弟たちの家事力は高くない。んで、しかたなしにワシが汗をかくことが多い。
昨日の土曜日、弟たちは用事があるとかで朝からすでに不在。
朝起きると気持ちの良い快晴の天気…春なのに霞みもせず澄んだ空模様。
朝飯食べながら「ええ天気だし、日課は明日にして、今日は自分の好きなことして過ごそう。うん、そうしよう。」と思い定める。
この好天なら、大山が見えるかも…と期待して、鳥取市街地の北方にある久松山(きゅうしょうざん)に登ろう。
慣れた山なので、登山用の靴とカメラだけ持っていく。
大山(だいせん)は中国地方の最高峰、鳥取からは直線距離で70キロメートルくらいだろうか。
鳥取市との間には山々があるので、当然、市街地からは見えないが…。
久松山は 標高250メートルほどの山で、市街地のどこからでも見えるので鳥取のランドマークと言っていい。
写真は麓のお堀端からの姿、ボウルを伏せたようなおっぱい型の独立山容。
麓一帯は鳥取城下でお堀から少し上のあたりまでは城の石垣が残ってるし、江戸時代初期までは山頂にもお城があったとか。
高校生のとき、麓に校舎があるので、初秋の頃だったか放課後に登って大山が見えた。
とっても感激した鮮烈な記憶が残っていて、こんな快晴の日には、ひょっとして見えるんじゃないか…とちょと気になる。
麓の城門から5分ほどの二の丸広場からも大山が見える 画面中央に雪を乗せた山頂の先っぽが見える。
そこから、徒歩30分弱の山頂で見える大山、 二の丸から見える先っぽより少し下まで見えるような気がする。
麓の公園や二の丸の桜は満開を過ぎて葉っぱが出かかっているけど、山頂の桜は満開だ
この景色、桜をゆったりした気分で眺めて下山…、やっぱり来て良かった。
振り返って頂上を見ると確かに桜がある。
このあと、昼を外食で済ませて、久しぶりにブックオフに行って文庫や新書の棚をじっくりと物色して気になる本を買い、
隣にあるコメダ珈琲店でのんびりと読書して、、、でも至福の時間にも終わりがあって、
夕方には、主夫に戻り、買い物して晩飯作って…といつもの日常が繰り返されたのである。