冬至から約1カ月、朝、日の出が早まったような感じはせんが、夕方に暗くなる刻限が少し遅くなったような気がする。
毎年寸分違わず繰り返される季節の巡り、ところが、詳しいことは分からぬが今年の節分は1日早いらしい。
節分といえば「恵方巻」だけど、今でこそ定着した感があるものの、どっかの商人が言い出して流行らせたものだとか・・・
そういえば、節分の後のバレンタインデーもそういう始まりだったとか・・・。
子供の頃、節分にはおばあちゃんが柊(ひいらぎ)の小枝に炙ったいわしの頭を刺して玄関の脇に突き立てていた。
実に不思議でおばあちゃんに聞いたら「鬼除け」だとか「魔除け」だとか言ってたような。
豆まきなんてしたことないし、増してや巻き寿司にかぶりつくなんぞ・・・
平日朝6時、外はまだ真っ暗だ。
昔ながらのベルを叩く目覚まし時計が鳴り、手探りで音を止める。
「もうちょっとだけ、あと5分でええから…そしたら起きるけぇ」と睡魔が誘惑する。
「お前なぁ、それで何回失敗してきたと思うとるんじゃ」誰のささやきかは知らぬが、
覚醒の声に起き出して朝のルーチンに取り掛かる。
仕事が休みの日、目覚まし時計のベルを止めて睡魔の誘惑に負けてみたら、とっても気持ちええだろうな~と思う。
でもでも、それやってしまって平日も誘惑に負ける癖がついたらいかんと思い、
ベルを止めて誘惑に負けてぐっすり寝てみたいという誘惑に抗っている。
抗いの手段として、休日は目覚まし時計をセットしないのである。
似たようなこと、かどうかは分からんが、
床に抜け毛を見つけたらすぐ掃除機かける、食べたらすぐ食器を洗って流しに食器を溜めない、
ゴミは分別して収集日には忘れずに出す、トイレで大の後の付着ブツはすぐに洗い流す、
洗濯物は取り込んだらすぐにたたんでタンスに入れる、読み終わった文春は積んどかずに捨てる、
ゴムの伸びたパンツは躊躇なく捨てる、鼻の穴からはみ出た鼻毛はすぐに切る、
などなど「後でやろう」との誘惑に負けんようにして、ダラダラになっちゃいかんこといっぱい。
こうして書いてみると、きちんとやってる自分をもっと褒めてやりたい気分だ。
明日も誘惑に負けず・・・