冬の山陰、スカッと晴れることが少ないが、朝から快晴で夜も満天の星空という日が2日ほどあった。
そういう日がめったにない分、晴れ間の有難みといずれ春になるから、もーちーとガンバろと思う。
鳥取市内にある歴史博物館の企画展「鉄道の世界」に出かけた。
懐古趣味はそれほど強くないほうだと思うが、今現在の鳥取駅の建物と建替え前の駅舎を配置して
鉄道模型を走らせるという趣向に興味そそられた。
現在の鳥取駅
忠実に再現してある。毎日見てるから間違いない。
そして、前の駅舎
物心ついたときから高校生の頃まで、この駅舎だった。
クリーム色の電話ボックスに入口上部の大きな窓、駅舎内は天井が高かった。
確か、ホームに入る改札とホームから出る改札が別だったようなうろ覚えの記憶。
入り口入って左側に切符売りの窓口、右手側奥に売店があって、ホームからも買い物ができたような。
バス停の近くには、鉄道荷物の受け渡し窓口があって親父が荷物を受け取りに来てた。
駅舎に連なる木造建物には「購買部」があって「安いけ」とお袋が買い物に行ってた。
「購買部」の更に先には、踏切があって人が丸いハンドルを廻して遮断機を上げ下げしとったな~。
当時の記憶が断片的に浮かんでくる。
高校生の時に駅舎が建替わり、線路が高架となった。それが何年生のときだったか。
卒業して広島へ行くのに見送られたのは高架のホームだった記憶があるから2年生か3年生か。
懐かしさと物悲しさが入り混じった記憶。
私の中で「鉄道模型」というのは、”最も危険な趣味”の上位に分類されている。
何がどう”危険”なのか、多く語る必要はないと思うが、のめり込むと身代潰しそうな気配が濃厚なのだ。
だから、こうした展示を見るだけにしている。
もうひとつ「危険な趣味」は、なんと「蕎麦打ち」らしいのだが、長くなりそうなので、またいずれ。
今週の一枚
蝋梅の花が開いた。
先週はまだツボミだった。
こうしたとこに季節の巡りを感じる。