土曜日夜から天気が冬型になって急に冷え込み、日曜朝にはあたり一面の雪景色。
一日中、雪が舞い時折は風も強く吹き荒れる天気だった。
こんな日は一日中家に居るに限る。
残念ながら我が家にはこたつが無いので、おこたでゴロゴロという訳にはいかない。
ひきこもりは、テレビ見て新聞読んで昼食後には午睡をむさぼり、夕餉を迎えて晩酌して寝る。
無為徒食のような過ごし方に、こんなんでええのかという多少焦りにも似た気もする。
仕事に役立ちそうな本を読んだりWebサイトを視聴したり、という自己啓発せんでもええのか、
という軽いプレッシャーを感じないわけではない。
でも、元来が怠け者ゆえ、必要に迫られないと動き出さない性質はいかんともし難い。
もうひとつ、明日朝の積雪はどうなっとるか、仕事に無事に出れるのか、という微かな不安もある。
小学校は徒歩通学、中学と高校は自転車通学、当然冬にはけっこうな雪が降っていたが、
翌朝に無事に学校に行けるのかといった不安感なぞ抱いた記憶はない。
雪道をゴトゴトと自転車こいで行ってたのだと思う。
自転車も無理なくらい降った日は歩くしかなく、ちょっと早めに家を出てひたすら歩いた記憶はある。
広島に住んでた時の自宅は、広島市内郊外で坂道をズンズン登ったところにあって、雪には難儀した。
雪の坂道を下るのは、車や自転車はもちろんのこと徒歩でも怖いものがある。
凍結路で歩きながらの転倒のほかに後ろから下ってきた車がスリップして轢かれはせぬかとか・・・
朝は下るが帰りは登りで、雪に足をとられながらえっちらおっちらと登る。
飲んで帰った日なぞは、この難行はいったい何なんだと少し悲しい気分に笑うしかなく、
人が見たら変なヤツと心配されたかもしれない。
雪にまつわる数々の思い出、懐かしくもあり悲しくもあり楽しくもあった。
さて、この冬はどのくらい雪が降るのか、仕事や生活に多大な影響のないことを祈るばかり。
東屋は初めての雪を被った。
ドラマ「大奥」、「ミワさん、なりすます」が終わり、ロス感に浸っている。