九州「正論」懇話会 阿比留編集委員講演要旨 憲法改正で戦後が終わる
福岡市中央区のホテルニューオータニ博多で15日に開かれた九州「正論」懇話会。産経新聞の阿比留瑠比・政治部編集委員の講演の主な内容は次の通り。
昨夜、3時間にわたり、大阪市の橋下(徹)市長、(安倍晋三)首相、菅義偉(すが・よしひで)官房長官、松井(一郎大阪府)知事の4者が会談をされました。
なぜ首相は橋下さんとこれほど親しくしているのか。橋下さんは大きなメッセージ力を持ち、維新(の党)に強い影響力を持つ人物です。その人が明確な首相支持、憲法改正に賛成を示すことが、国民運動としての憲法改正に、非常に大きな役割を果たすということを首相は強く意識しており、今後に期待しているということです。
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安全保障法制が、現在進行形で審議されています。国会を見て、つまらない、ばかじゃないかと思うことばかりです。野党議員が現在の法律で何ができるかを全然理解しておらず、新しい法律でいきなり全てができるようになるような決めつけで質問している。
また、(野党議員は)全然、国際情勢を意識していない。南シナ海ひとつとってみても簡単にわかる話です。中国大陸からはるか離れた場所にある岩礁に、中国は埋め立てをして滑走路を敷き、砲台まで設置している。これは現在進行形の侵略です。(日本に近い)東シナ海に目を転ずれば、尖閣諸島の周辺海域に毎日のように中国の公船が訪れている。「なぜ今なの?」なんていう国会議員は、バッジを付ける資格がありません。
ただ、政府の言い方もどうかなと思っています。特に「リスクが増えることはない」というが、(自衛隊にとってリスクが増える)可能性はある。
こういう風にいったらどうでしょうか。
「今回の安全保障法制によって、国民のリスクを減らすために、自衛隊員の諸君には、場合によってはリスクが多少、上がることもある」
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(9月の)自民党総裁選は無投票で安倍首相の再選となる可能性が大きい。問題は今後、リベラル左派との戦いの中で、憲法改正をどう実現するかです。
GHQ(連合国軍総司令部)が作った憲法を、そのままにしておくわけにはいかない。憲法9条を変えるのは、今の情勢ではハードルが高いが、安倍政権は必ずやるでしょう。
(政権の)課題は目の前にたくさんあります。教育再生や税制、農協改革は緒に就いたばかりです。とはいえ、安倍政権の究極の目標は憲法改正です。憲法を日本人自身の手に取り戻すことによって、戦後が終わり、新しい時代が開ける。
まさにそのために安倍政権は存在しているんだと思います。これだけ(一部の)メディアが悪口を連日垂れ流そうと、5割の国民は安倍内閣を支持している。メディアの力の限界を示すと同時に、国民の良識も示しているんじゃないかと思います。
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安保法制により「国民のリスクを減らす為に自衛隊員のリスクが上がる。」
そうでしょうね。
でも国防の為自衛隊は必要です。
ですからリスクが上がるけども最小限に食い止める為
その為にも法改正が必要なのではないでしょうか。
軍隊は一般国民よりもリスクが高いのが普通です。
海外では。
しかし日本では自衛隊よりも警察官、特にSATの方がリスクが高いですし
海上保安庁の特殊救難隊も同じくリスクが高いです。
また山岳警備隊も危険を伴います。
消防隊員もリスクが高そうです。
それでも国民の為、国民の生命を守る為働いておられます。
だからと言って危険を伴う公務員は不要かと言えばそうではありません。
絶対必要です。
彼らがいてくれるからこそ安心して生活できるのです。
だからこそ私達はこの方たちを感謝し、尊敬もすべきですが
共産や社民など、かつて自衛隊を目の敵にしていました。
今も「自衛隊の命が大切」とか言っている割には
どうも彼らを自民叩きの為に利用しようとしか思えません。
因みに今まで自衛隊員が一番危険に晒されたのはイラク派遣でしょうが
あの時、憲法の制約で自衛隊員が何度も危機的状況にあったと聞きます。
一部では憲法のお陰で自衛隊員は安全だったと言う人もいますが
実際参加した方に当時の話を聞きたいところです。
国会の場でも既に現場の話として答弁に立たれているかもしれませんが
「ヒゲの隊長」として有名だった佐藤参院議員に、当時の話を聞きたいです。