公明の山口代表、中国訪問を模索 駐日大使に意向伝達(共同通信) - goo ニュース
公明党、創価学会関係者の主な訪中と会談相手
公明党の山口那津男代表が中国訪問を模索していることが分かった。今月中旬、中国の孔鉉佑駐日大使と会談し、来年1月召集の通常国会前に訪中したいとの意向を伝えた。関係者が26日、明らかにした。実現すれば約3年4カ月ぶり。沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船の領海侵入などで悪化する日中関係の改善に役割を果たし、存在感を発揮する狙いがある。
山口氏は15日に「日中首脳会談を機に政党間を含めて多層的な交流が進むきっかけとなることを期待する」と表明。石井啓一幹事長は18日の会見で、党幹部の訪中について決まった予定はないとしつつ「チャンスがあれば模索していきたい」と述べた。
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公明党の山口那津男代表が中国訪問を考えているようです。
既に駐日中国大使に伝えています。
では何の為に訪中したいのか、です。
日本と中国の最大の懸案事項は尖閣諸島問題です。
中国公船が初めて尖閣諸島沖の領海侵入したのは2008年12月。
その頃、麻生内閣の支持率は20%前後で民主党への期待が大きくなっていた頃ですから
この領海侵入は日本への揺さ振りだったのでしょうか。
その後、民主党政権になり2010年9月には中国漁船衝突事件後を切っ掛けに中国公船が頻繁に尖閣周辺に。
それに危機感を持った石原都知事が東京都が購入すると発表したのですが、
なぜか突如、2012年9月に野田政権が購入し国有化とし現在に至っています。
この様な経緯がある尖閣問題。
では山口代表の訪中でこの問題が解決するのか、中国海警局船が尖閣近海に出没しなくなるのか、です。
日本の海を守っているのは海上保安庁です。
その上部組織は国土交通省、略して国交省ですが、2012年以降はずっと公明党議員が国交大臣です。
要らぬいざこざ回避の為には公明党の中国との繋がりが必要なのでしょうか。
どれだけ公明党の力が大きいのか。
端的に言えば、創価学会の力は大きいのかです。
公明党が日中関係の改善に役立つのか、それとも及び腰外交で中国に押し切られるのか。
いずれにしても領海侵入する中国公船に「強く抗議する」と言っても彼らはどこ吹く風、
痛くも痒くもないという事を理解すべきです。
いいえ、それぐらい政治家ならわかる筈ですが。
ところで昨年2月に岸防衛相が尖閣について述べていました。
尖閣上陸目的で接近の場合、自衛隊が「危害射撃」可能…岸防衛相が見解 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)
当たり前といえば当たり前ですが、その前に尖閣諸島に自衛隊などの公務員常駐を望みたいところですが、
そうなれば中国は反発して過激な報復をしてくるでしょう。
では上陸後に射撃をした方がいいのか、
それとも射撃するぞと脅しておいた方がいいのか、
はたまた政権奪還前の「尖閣諸島に公務員の常駐をする」との自民党公約を守るのか。
どの方法を取るのか政権内で十分議論してもらいたいです。
少なくとも現状の対処ではいずれ軍事的摩擦が起こるのではないかと危惧します。