「日本の水際対策は、底が割れた鍋のような状態だ。国内で感染者が出てから『壁』を高くして備えても、もう遅い」

 「ヒゲの隊長」こと自民党の佐藤正久外交部会長は、コロナの感染拡大が止まらないことへの危機感をあらわにした。

 政府は現在、外国人と日本人帰国者を合わせ、1日平均の入国者数の上限を2000人に抑える方針を打ち出している。

 出入国在留管理庁の公表資料によると、最近の日本への入国者数の総数の推移は別表の通り。3月だけでも、外国人は1万9393人が入国した。このうち、2017人が人道上の配慮が必要な場合などの「特段の事情」で、残りの1万7376人が査証(ビザ)を持つ再入国者だった。

 日本人帰国者も含めると1日平均1881人の計算だ。同庁によると「4月も2000人は上回らない」という。

 政府は、入国者全員に入国後少なくとも14日間が過ぎるまで自宅などで待機してもらい、携帯電話などに、入国後の位置情報確認アプリを導入するよう促している。

 だが、あくまで自主性に任されており、結果的に、帰国者の所在や健康状態を把握しきれてはいないようだ。

 田村憲久厚労相は4月28日の衆院厚生労働委員会で、「(全入国者の)81%は毎日、フォローアップ(=本人確認)ができているが、14日間のうち4日連続で分からないのが1.5%、14日間全てで分からないのは0.5%いた。ここが問題だ。水際対策を強化すべきだと痛感している」と明らかにした。

 「81%」は毎日把握ということは、残りの「19%」は一時的にせよ“野放し”に近い状態にあったのではないか。

 前出の佐藤氏は「水際対策で、特に厚労省は腰が重く、省庁間の調整に手間取り、英国型の『変異株』の流入阻止に失敗した。ここで、インドで確認された『二重変異株』への対策を早めに打たないと、二の舞になりかねない。『変異株』の流行国・地域からの入国者には検査を徹底し、強制的に隔離すべきだ。インドと日本を結ぶ航空便の見直しも含め、思い切った措置を急ぐべきだ」と語っている。

甘いというか、危機感が足らないというか、はたまた平和ボケというか。。。

まだこんな事をしているとは驚きです。

やっぱり。。。。とも思いますが。

少なくとも昨年末に入国者に14日間の強制隔離をするべきでした。

イギリス株が発見された時点でもっと危機感を持つべきだったのに、まだこんな状態だったとは。。。

菅さんに危機感がありませんでした。

ビジネストラックについても、相手国に市中感染があれば止める、と言っていましたが

あれにも呆れました。

そんな事では遅いと誰も菅さんに進言していなかったのでしょうか。

本当に危機感が足りません。

それでいて、7月下旬の東京五輪開催を諦めていないようなのが不思議です。

 

これではどんどん変異株が入り、どんどん感染者が増え、今以上に医療崩壊が進み、

他の重病者の治療が遅れ、普通なら助かる命も助からず。。。。

 

本当に佐藤さんが言う通り、ザルではなく割れ鍋状態です。

緊急事態宣言下の東京や大阪の状態を見て欲しいです。

もはや性善説は過去のものであり、罰則もない要請では限界なのです。

変異株が増えたという事は確実に水際対策の失敗だと言えます。

 

帰国者でも再入国者でも2週間の完全隔離をするべきです。

観光客の激減でホテルは余っているでしょう。

諸経費は入国者の自己負担の上、指定ホテルで隔離をしてもらいたいです。

因みに米国ではインドからの外国人の入国禁止にするようです。

インド滞在した外国人は入国禁止 米、変異株で規制強化 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル (asahi.com)

これでもインド以外を経由する場合も考えられるので万全ではないそうですが。。。

でも日本よりずっとマシです。

これで日本は世界一規制が緩い国になりそうです。

罰則もなく自主性に任せるのは国民を信じるというより、

国民の命を守る責務を国が放棄したと言いたいです。

もっと政府には現実を見てもらいたいです。

そして国民の命を守る為に、罰則についてもう一度真剣に考えてもらいたいです。