生後間もない男児を乳児院の前に置き去りにしたとして、茨城県警水戸署は21日、保護責任者遺棄の疑いで、宇都宮市大和、母親の無職飯村麻衣容疑者(29)を逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は6月28日午後10時半ごろ、水戸市小吹町の日本赤十字社茨城県支部乳児院前の路上に男児をバッグに入れて置き去りにした疑い。
署によると、現場近くの防犯カメラ映像などから容疑者が浮上。男児は発見時に軽度の脱水症状があり、現在も入院中だが命に別条はない。
6月29日午前5時40分ごろ、出勤してきた乳児院の職員が男児を発見。トートバッグの中にタオルにくるまれた状態だった。
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生後間もない赤ちゃんを置き去りにする事件を時々聞きます。
病院前や乳児院の前、スーパーや公園のトイレ、ゴミ置き場に至っては最悪命を落とします。
そう考えると乳児院前に置いたのは、何とか育てて貰いたいとの気持ちがあったのでしょう。
でもこれは罪になります。
この女性は保護責任者遺棄の容疑で逮捕されました。
赤ちゃんは夜の10時半から朝の5時半過ぎまで、ずっとミルクも貰えずいたのです。
一歩間違えれば、命を落としたのかもわかりませんから、逮捕されて当然ですが、
それでも父親に当たる男性にも責任があります。
妊娠を知っていたのかどうなのかは分かりませんが。。。。
生後間もない赤ちゃんの置き去り事件を聞くと、熊本の病院の事を思います。
育てられない赤ちゃんを病院の専用ベッドに置けば、救ってくれるとの話です。
ちょっとの違いで片や逮捕され、片や罪に問われないのです。
宇都宮にも赤ちゃんを人知れず受け入れてくれる病院があれば、この女性も救われたのにと思います。
調べてみました。
それは「赤ちゃんポスト」と言い、熊本市の慈恵病院にあるそうです。
でも「ポスト」との名称は酷いです。
赤ちゃんはモノではありませんから。
やはり慈恵病院ではポストなんて言わず「こうのとりのゆりかご」と呼んでいるようです。
ポストなんて愛情の欠片も感じられませんからね。
http://jikei-hp.or.jp/cradle-of-the-stork1/
賛否両論があるのか、この仕組みを取っているのは慈恵病院だけだそうです。
望まない妊娠をし、誰にも打ち明けられない女性たち。
中には中学生もいるでしょう。
もしかしたら父親が誰かもわからない女性や、父親が分かっても行方知らずの事もあるでしょう。
両親の愛情に包まれて育てられるのは理想ですが、無責任な親がいるのも事実です。
思い悩んだ末どうしても育てられなければ、施設に預け養子縁組も選択肢の一つだと思います。
出産する前から養子の手続きをする人もいると聞きます。
でもそれも出来ず、どうしてよいかわからない女性もいるでしょうし、
面と向かって相談するのも躊躇する女性もいるでしょう。
慈恵病院のような施設が全国各地にあれば不幸な赤ちゃんも少なくなるでしょう。
欲しくても子供が出来ない夫婦と望まない妊娠をする女性。
養子縁組の仕組みで、皆が幸せになってもらいたいです。