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「人道」という名の非人道支援(R5.3.1)
令和5年3月1日水曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1051号。
救う会と家族会の金正恩へのメッセージで「拉致被害者が帰って来るなら人道支援に反対しない」との文言が付け加えられました。
これには正直なところ賛成できません。
金正恩総書記宛のへメッセージの記事⬇︎
金正恩への「親世代が存命のうちに全員の帰国が実現するなら、政府が北朝鮮に人道支援を行うことに反対しない」
とのメッセージ。
どれだけ効果があるのかです。
また人道支援ってどんな事を想定しているのでしょう。
医薬品? 食料?
荒木さんは評価しているようですが森裕子議員のコロナワクチン発言もありました。
尚、立憲民主党は副代表の森裕子が『北朝鮮が何らかの行動を起こしたら“経済制裁措置を一部解除“する等の交渉を開始しろ!日本で余ってるコロナワクチンを北朝鮮に提供しろ!」と日本政府や拉致被害者家族会や米国と真逆の主張。
— Dappi (@dappi2019) June 29, 2021
特定野党は日本よりも北重視としか思えないpic.twitter.com/q1L88fXiQw
森議員の北朝鮮との取引発言は当時かなり批判されていました。
※森議員は昨夏の参院選で落選しています。
北朝鮮が現在一番困っているのは食糧難で、金正恩は灌漑システムの完備、高効率の農業機械の普及、耕地面積の拡大などを提示しています。
日本は農業機械の提供は出来るでしょうが、それが拉致被害者解放に繋がるとは到底思えません。
かつて日本は何度か食糧支援としてコメの提供をしましたが、拉致被害者解放には繋がっていません。
やはり金正恩、金ファミリーが恐怖に慄かなければ道は開けないでしょう。
米朝首脳会談の実現は様々な要因があったでしょうが、金正恩斬首作戦が大きかったと思います。
独裁国家の崩壊は独裁者の失脚、暗殺しかありません。
かつてロシア領に亡命させる案も囁かれた事もありました。
つまり金正恩が北朝鮮にいる限り、北朝鮮の国民も幸せになりませんし、
拉致被害者の開放もあり得ません。
やはり最後に行きつくところは米韓軍事演習であり、斬首作戦ではないでしょうか。
最近頻繁にミサイル発射をしている北朝鮮ですが、それは米韓軍事演習に反発したものだと言われています。
それだけ北朝鮮は軍事演習を恐れ、それがいつ実戦になるか怯えているのでしょう。
この訓練は有事の際に敵の指導部を除去する「斬首作戦」も含まれるようです。
また従来は非公開の訓練を今回は公開したのは金正恩への警告でもあるとの事です。
つまり、いい加減にしないと命を狙うぞ、との警告です。
日本の様に「遺憾だ」とか「厳しく抗議する」との言葉は何の効果もありません。
米韓による特殊作戦訓練「チーク・ナイフ」。
ミサイル発射への警告もある様ですが、拉致被害者解放の為に日本は何が出来るかを考えるべきで、
それは強烈なメッセージであるべきです。
「人道支援をするから拉致被害者を戻して欲しい」では北朝鮮は動かないでしょう。
もしも動いたとしても、日本の与え損になるのは目に見えています。
それは歴史的事実が語っていると、政府は理解すべきです。