岸田文雄首相は元国民民主党参院議員の矢田稚子氏(57)を首相補佐官に起用する方針を固めた。政府・与党幹部が14日、明らかにした。15日に決定し、賃金と雇用問題を担当させる。野党出身者の補佐官登用は異例だ。

 矢田氏は産業別労働組合(産別)の一つ、電機連合の組織内候補として2016年の参院選で初当選。国民民主党副代表や女性の政治参画推進を目指す超党派議員連盟事務局長を務め、子育て世帯支援にも取り組んだ。再選を目指した昨年の参院選で落選し、政治家を引退。現在は出身のパナソニックに復帰し、国民民主の党籍はない。

 国民民主はかねて連立政権入りが取り沙汰されている。政府・自民側には矢田氏の起用で国民民主やその支持労組との連携を強めたい思惑もあるとみられる。

矢田稚子氏。

元国民民主党議員だそうですが、今回の内閣改造で首相補佐官に任命されるようです。

ちょっと驚きですね。

過去には一般人が大臣に任命される事はありましたが、

首相補佐官に任命される事があったのでしょうかね。

 

国民民主党は民主党が分裂した後に結党された政党とは言え、

立憲民主党よりもかなり真面な政党です。

玉木雄一郎さんのXを見ても、榛葉さんの主張を聞いても賛同する事も多いですし、

自民党が連立を組む公明党よりも余程真面だと感じる事も多いですから、

矢田稚子さんの首相補佐官就任が公明党への牽制になり、

今後、公明党との連立を解消し、その代わりに国民民主党と連立を組む布石になればと思います。

但し、当の矢田さんの主義主張が気掛かりです。

矢田稚子 - Wikipedia

選択的夫婦別姓制度導入について、「賛成」

同性婚を法律で認めることについて、「賛成」

「日本は核保有も核共有もすべきではない」

他にはアベノミクスの考えについて、「評価できず、見直すべきだ」

皇族の女性が結婚後も皇室に残る案について、「賛成」

 

将来的に国民民主との連立を見据えた総理補佐官任命だとしても、

矢田さんの主張を知った上での抜擢だった筈です。

そう考えると、岸田さんも同じ考えなのかと思ってしまいます。

また女性だとの理由もあるとしたら、男女平等の精神から外れていると思ったりします。

 

今回の改造内閣は女性閣僚が過去タイだとか言われていますが、性別ではなく能力主義であるべきです。

昨今のLGBT議論からしても、ジェンダーの精神からしても性別に拘るのはおかしな事です。

人間として、能力を見るべきで、そこには女性だからとの理由は逆差別にもなりかねません。

 

とは言うものの、女性ならでの目線、男性では気付かない目線も大事です。

そう考えると、男女平等との枠組みで何でもかんでも女性の登用を増やす考え方には馴染めません。

つまり過度に女性を増やす事に違和感がありますが、それでも女性独自の考えも大事だという事です。

どっちやねん?という事になるかもですが、

男女平等の為に女性の登用を増やすべきだとか、女性議員を増やす為にクオーター制を採用すべきだとの考えは

何か違う、と感じます。

 

今回の元国民民主党議員の首相補佐官への任命。

賃金と雇用問題を担当だそうですが、これは岸田さんの異次元の抜擢なのでしょうか。

吉と出るか凶と出るか、どうなるのか注目したいです。