たちあおい日記

chiaki in wonderland

親切とは

2011年01月18日 | つぶやき
         バスに、子供を抱いて乳母車を片手に持ったお父さんが 
         乗ってきた。
         生憎、空いている席がなく若い女性の前に立った。
         私と他のお客さんもそうだったと思うが、その女性が代わって
         席を譲ってあげると期待した。
         ところが、その若い女性は死んだふりを、いや、寝たふりをした。
         それを見ていて離れた所に座っていた、ちょっと年配の女性が
         「ここに、座りんさい」と、席を譲ってあげた。
         
         去年の11月に長崎へ帰ったとき、友達との待ち合わせ場所まで
         駅からバスに乗った。
         私は、老婦人の前に大きなザックとテニスのラケットケースを
         持って立っていた。
         ただでさえ邪魔だろうなと思っていたら、その女性が声を掛けた。
         「どこまで行きなさっと?」
         「浦上駅前です」
         「席ば代わりましょうか?ここに座らんですか」と、言ってくれた。
         「えー、大丈夫ですよ。慣れてますから。ありがとうございます。」
         と言って、有り難くお断りした。
         何て優しい人だろうと感動したことを覚えている。
         見るからに細くてか弱そうな老婦人なのに・・・。
         世の中どうなっているんだろう・・・。
         これが現実だとは思いたくない。
         

コメント
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