久々にいい映画を観た。
「人生に乾杯!」
ハンガリー映画である。
観る前は不安だった。
ポスターからしてアメリカ映画の「俺たちに明日はない」のオマージュっぽい。
ハンガリー映画というのがどのようなものか分からなかったし、ウェットに描くのか、ドライなのか、コミカルなのか見当もつかない。
それが、重くなりがちな映画は、小気味よいテンポで、いささかドライに、いささかコミカルに展開されていく。
監督は1966年生まれというから、ニューシネマにぎりぎり片足を突っ込んでいた世代か。
最後のほうでは、私の大好きな「バニシング・ポイント」の場面が出てくるし、もっと詳しい人が見たら、パロっている場面が多くみつけられそうだ。
内容については敢えて書かないが、「え、こんなストーリーだったら、すぐに終わってしまうじゃないか」と思わせながら、物語が絶妙に展開していく。それでいて、アメリカ映画にありがちなストーリーの破綻がなく、納得して最後まで引っ張っていく。
ひとつ考えさせられたのは、主人公たちが銀行強盗で得た金でリゾートホテルへ行って、楽しそうにしている場面。
妻に「あなたのそのような笑顔は30年振りに見た」といわれるのだが、やはり先立つものがないと、人生に達観しているような人々もやっていけないのだろうか。
どっかの国でも「後期高齢者医療制度」などという長生きを馬鹿にしたような制度が始まっているが、ハンガリーでも、年金問題は大変らしい。働けない者は価値がないと言わんばかりの制度には問題があるが、今の日本のように問題を先送りばかりしていると、結局つけを払うの我々である。
今、考えないといけない問題もある。
話が逸れたが、この映画は、愛知では上映が終わってしまったが、その他の地域ではこれから公開するところも多い。
お奨めです
相性度は90%!!
人生に乾杯!HP
↓ よろしかったらクリックお願い致します。
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ハンガリー映画である。
観る前は不安だった。
ポスターからしてアメリカ映画の「俺たちに明日はない」のオマージュっぽい。
ハンガリー映画というのがどのようなものか分からなかったし、ウェットに描くのか、ドライなのか、コミカルなのか見当もつかない。
それが、重くなりがちな映画は、小気味よいテンポで、いささかドライに、いささかコミカルに展開されていく。
監督は1966年生まれというから、ニューシネマにぎりぎり片足を突っ込んでいた世代か。
最後のほうでは、私の大好きな「バニシング・ポイント」の場面が出てくるし、もっと詳しい人が見たら、パロっている場面が多くみつけられそうだ。
内容については敢えて書かないが、「え、こんなストーリーだったら、すぐに終わってしまうじゃないか」と思わせながら、物語が絶妙に展開していく。それでいて、アメリカ映画にありがちなストーリーの破綻がなく、納得して最後まで引っ張っていく。
ひとつ考えさせられたのは、主人公たちが銀行強盗で得た金でリゾートホテルへ行って、楽しそうにしている場面。
妻に「あなたのそのような笑顔は30年振りに見た」といわれるのだが、やはり先立つものがないと、人生に達観しているような人々もやっていけないのだろうか。
どっかの国でも「後期高齢者医療制度」などという長生きを馬鹿にしたような制度が始まっているが、ハンガリーでも、年金問題は大変らしい。働けない者は価値がないと言わんばかりの制度には問題があるが、今の日本のように問題を先送りばかりしていると、結局つけを払うの我々である。
今、考えないといけない問題もある。
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