生物の形-ポリ亭のマクロ・顕微鏡写真-

 身近な動植物のマクロ写真や顕微鏡を用いて撮るミクロ写真を載せていきます。「生物の形」を気楽に楽しんでいきたいものです。

[#604] カニ脚甲殻の構造(8)甲殻を構成する未精製内層の構造-偏光顕微鏡写真-

2009-02-24 17:56:43 | Weblog
◆ 前回の状態で光路に検板(1λ)を挿入しました。前回の橙色が緑色に変化しています。これは試料のレターデーション(約400nm)に検板のレターデーション(530nm:赤色)が加わったためです。これを加色と言います。加色という現象は検板の屈折率が大きい方向(右斜め上方向)と試料の屈折率の大きい方向(脚の長さ方向:キチン分子鎖が配向している方向)が一致しているからです。
◆ したがって,内層においてはキチン分子鎖が脚の長さ方向に配向していると結論できます。
◆ 偏光顕微鏡測定の原理や詳しい説明は下記のブログを参照してください。
”高分子-ミクロの世界-”(Yahoo!ブログ)
ミクロラボΠ  ポリ亭

[#603] カニ脚甲殻の構造(7)甲殻を構成する未精製内層の構造-偏光顕微鏡写真-

2009-02-24 17:46:46 | Weblog
◆ 未精製の内層の脚の長さ方向を偏光子と検光子に対して右斜め上45°の角度に置いて偏光顕微鏡写真(クロスニコル)を撮りました。全体として明るく橙色に写っています。この条件では試料内のキチン分子が無配向ですと暗黒になるのですが,非常に明るく写っています。このことはキチン分子鎖が内層のなかで脚の長さ方向またはそれと垂直な方向によく配向していることを示しています。そのどちらであるかは次回の記事で明らかにします。
◆ さらに詳しい説明は下記のブログを参照してください。
”高分子-ミクロの世界-”(Yahoo!ブログ)
ミクロラボΠ ポリ亭
 

[#602] カニ脚甲殻の構造(6)甲殻を構成する未精製内層の構造-偏光顕微鏡写真-

2009-02-24 17:38:16 | Weblog
◆ 前回の撮影条件下で光路に1λの検板を挿入して撮りました。この検板の色は赤色ですから,バックは赤色になります。前回の写真は突起周辺ののぞくと全体として暗かったので,検板の色のみがみられることになります。
◆ 詳しい説明は下記のブログを参照してください。
”高分子-ミクロの世界-”(Yahoo!ブログ)
ミクロラボΠ ポリ亭

[#601] カニ脚甲殻の構造(5)甲殻を構成する未精製内層の構造-偏光顕微鏡写真-

2009-02-24 17:29:11 | Weblog
◆ カニの甲殻はキチン質の多い内層,無機成分の多い中間層,表面層より構成されています。今回は未精製の内層の偏光顕微鏡写真です。脚の長さ方向を水平に置いて撮りました。偏光子と検光子を直交させたクロスニコス状態での写真です。突起周辺に明暗のバンドが繰り返される同心円環的構造があります。全体として暗いのはキチン分子鎖が脚の長さ方向に配向しているからです。
◆ もっと詳しい説明や偏光顕微鏡の原理については下記のブログ記事を参照してください。
参考ブログ:”高分子-ミクロの世界-”(Yahoo!ブログ)
ミクロラボΠ ポリ亭