生物の形-ポリ亭のマクロ・顕微鏡写真-

 身近な動植物のマクロ写真や顕微鏡を用いて撮るミクロ写真を載せていきます。「生物の形」を気楽に楽しんでいきたいものです。

[#2523] ドクダミ(3) 穂の根本(その1)

2015-07-06 14:38:18 | マクロ・顕微鏡写真

 ドクダミの穂の下部のデジタル顕微鏡写真です。スケールバーは1mmに対応しています。上方より雌しべが多く見えています。雄しべの一つも開きかけています。穂は下の方から成熟していくようです。

撮影日:2015年5月21日                             ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭


[#2522] ドクダミ(2) 穂の先端部

2015-07-06 14:38:18 | マクロ・顕微鏡写真

 ドクダミの花穂のデジタル顕微鏡写真です。スケールバーは1mmです。長さが1mmくらいの楕円形の葯(雄しべ)がほぼ全面を覆っており,ところどころの隙間に雌しべの柱頭が顔を出しています。柱頭の直径は約0.13mmです。

撮影日:2015年5月21日                                              ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭


[#2521] ドクダミ(1) 全体像-初回-

2015-07-06 14:02:43 | マクロ・顕微鏡写真

 今回よりドクダミのマクロ・顕微鏡写真を連載します。初回はドクダミの「花」の全体像です。白い花弁のように見えるのは「苞」であり,花に付随した葉が変形したものです。中央の穂には雄しべと雌しべが生えています。本来の花弁はありません。

 ドクダミは地下茎を伸ばして広がるうえ,受粉しないで結実する(単為生殖)ので生命力が極めて強い植物です。我が家の庭でも蔓延っています。切ると悪臭を発するので嫌われ者ですが,昔は薬効を持つ草として重宝したそうです。

撮影日:2015年5月21日                                                               ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(TAKAHASHI)

参考:したたかな植物たち(多田多恵子著,SCCブックス)