ドクダミの穂の下部のデジタル顕微鏡写真です。スケールバーは1mmに対応しています。上方より雌しべが多く見えています。雄しべの一つも開きかけています。穂は下の方から成熟していくようです。
撮影日:2015年5月21日 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
ドクダミの穂の下部のデジタル顕微鏡写真です。スケールバーは1mmに対応しています。上方より雌しべが多く見えています。雄しべの一つも開きかけています。穂は下の方から成熟していくようです。
撮影日:2015年5月21日 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
ドクダミの花穂のデジタル顕微鏡写真です。スケールバーは1mmです。長さが1mmくらいの楕円形の葯(雄しべ)がほぼ全面を覆っており,ところどころの隙間に雌しべの柱頭が顔を出しています。柱頭の直径は約0.13mmです。
撮影日:2015年5月21日 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
今回よりドクダミのマクロ・顕微鏡写真を連載します。初回はドクダミの「花」の全体像です。白い花弁のように見えるのは「苞」であり,花に付随した葉が変形したものです。中央の穂には雄しべと雌しべが生えています。本来の花弁はありません。
ドクダミは地下茎を伸ばして広がるうえ,受粉しないで結実する(単為生殖)ので生命力が極めて強い植物です。我が家の庭でも蔓延っています。切ると悪臭を発するので嫌われ者ですが,昔は薬効を持つ草として重宝したそうです。
撮影日:2015年5月21日 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(TAKAHASHI)
参考:したたかな植物たち(多田多恵子著,SCCブックス)