~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

「かわせみ やませみ」に乗って・・・・

2017年04月17日 | 鉄旅
昨日は最高気温28℃、まるで夏のような暑さ
夜まで窓を全開にし今朝の最低気温も19℃と寝汗をかくほどでした
予報通り夜中から降りだした雨
昨日午後、今年初の芝刈りでスッキリとなった芝生や
新緑の庭の木々、畑の野菜も気持ちよさそうです

さて、先週金曜日は会社の花見でお泊りになるオジサンに合わせ
ぶらり一人鉄旅へ出掛けました

いつものように5時に起き、弁当を作りオジサンを送り出し・・・熊本駅へ
7時12分発 特急「かわせみ やませみ 1号」が6番ホームに入ってきました。

今年3月運行開始の観光列車 もちろん水戸丘デザインです。 

青い1号車「かわせみ」緑の2号車「やませみ」

土日祝日は全席指定でチケットを取るのも大変そうですが・・・
平日運行の1号の2号車(やませみ)は指定券なしで乗車できます。

木々に囲まれた心落ち着く内装、床は杉板張りでしょうか? 

水戸丘デザインお得意の(?)ショーケースには・・・

沿線の八代、球磨村、人吉地方の特産品がズラリ

シートは車両と同じ緑色で統一されています。

今回利用した「肥薩線のんびりきっぷ」は指定席料金も含んでいるので
私は1号車(かわせみ)のカウンター席を指定しましたが
2両とも拍子ぬけするくらい少ない乗客でした。
平日の早朝の便なので仕方ないでしょうが
豪華な車両を作りこれで採算が合うのか少し心配ですネ~

青を基調の1号車(かわせみ)

カウンター席には子供専用イスもあります。

1号車にはサービスカウンターがあり限定の弁当やスイーツ
そして球磨焼酎の呑み比べなどの販売もあるのですが
残念ながら車内サービス及び車内販売は客室乗務員の乗務する
平日3号~6号、土日祝日は2号~6号でしかありません。
しかし、ゆっくり鉄旅を楽しみたいなら早朝の1号がお勧めかな?

トンネルに入るとまた良い雰囲気です。


カウンター席から球磨川沿線の素晴らしい景色

ほとんど貸し切り状態の車内なので景色により席を移動
右に左にと車窓からベストショットをみることが出来ました。

一勝地駅舎には「木々子(きぎす)七夕網」がさがっていました。
「七夕網」とは
熊本県の八代・芦北地方では七夕綱が継承されているそうで
月遅れの8月上旬に集落の入口や広場などに張られます。
収穫期を前に疫病や悪霊を防ぐ結界であり
お盆の時期に先祖の霊が渡る綱などと解釈されているそうです。
  
1号は残念ながら停車時間は無しなので車内からの撮影ですが・・・
3・4号では7分ほど停車するので縁起の良い駅名にちなみ
お祓いを受けた「必勝お守り記念入場券」など購入できるそうです。


期待した球磨川沿いの桜は残念ながら満開を過ぎていましたが
車窓からの眺めに気持ちの良い時間を過ごせました。


8時44分 人吉駅到着


ホームから見える「人吉機関車庫」

今年3月に明治44年の建設当時の姿に復元完成
戦後に増築された鉄骨部分が撤去されて3連アーチ型がくっきりと現れました。
人吉機関庫周辺 の見学 スペースも拡大したとかで・・・
SL人吉の休憩庫でもあり転車台では転車シーンを見学できるゾーンも
用意されているらしいので次回はぜひ見てみたいです


駅のホーム北の山には鳥のねぐら?

青空にたくさんの白いサギ(?)の姿が印象的でした。


次の列車まで1時間24分の待ち時間
まだ9時前ですが朝風呂に入りたく観光案内所で聞き、一番近い「人吉旅館」へ

徒歩7~8分ほどの旅館の駐車場には満開の桜



ちょうど宿泊客のチェックアウトも終えた旅館の女将の話では
「かわせみ やませみ」が運行されてから私のような立ち寄り湯客も増えたとか・・

昭和9年創業の「人吉旅館」昭和の香りのするロビー

600円の入湯料(貸しタオル込)を払い大浴場へ
今回は吉松駅前温泉の失敗を忘れず(笑)ちゃんと入浴前にタオルを借りましたヨ~

古い廊下や歪んだ窓ガラスから見える小さな中庭も良い雰囲気
  

レトロな大浴場 2つの深い浴槽の中には木のベンチがあり
腰かけて入浴 もちろん私一人貸し切りです

つるつるの美人湯はコップが置かれ飲むこともできました。
朝夕飲むと胃腸に良いそうですヨ~

風呂上り、ロビーに飾られた昭和の品々を懐かしく眺め・・・


大満足で旅館を後にしすぐ側にある青井神社に参拝しました。
神社前の桜は満開を過ぎ・・・



この日は熊本地震の前震からちょうど一年目
家内安全と共に熊本の復興もお願いしました。

駅へ引き返し10時 駅前のからくり時計に癒され・・・

10時8分発「いさぶろう1号」に乗車しました。

さて、今回の楽しみの一つ「大畑駅の桜」ははたして満開でしょうか?
鉄旅のレポートは次回に続く・・・・


本日も長々とお付き合いありがとうございました