~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

念願の霧島神宮へ

2017年04月22日 | 鉄旅
ここ数日良いお天気が続きあっという間に我が家の庭も緑にあふれ
街中の街路樹のツツジも色鮮やかです。

さて、久しぶりのブログUPは先日の鉄旅の続きですが・・・
12時21分 隼人駅から日豊本線を宮崎方面へ15分ほどで霧島神宮駅で下車しました。

私が想像したよりずっと小さな駅で少し驚きました。
駅前のバス停から路線バスに乗り15分ほどで霧島神宮へ到着
バス停前の広場から見える赤橋を渡ると目の前には長い階段

膝の悪い私は思わず「行きは良い良い帰りは・・・」と見上げ呟きました(笑)
バス停側の満開のソメイヨシノは時折花びらを散らし良い感じでしたが
残念ながら階段上の山桜は盛りを過ぎていました。
長い階段を上り鳥居をくぐると・・・

少し汗ばんだ額に涼しい風・・・空気感が変わった気がしました。

次の鳥居の前にも階段が・・・ここの桜は満開です。



新緑が美しい



鳥居の向こう本殿が見えます。


鳥居の右横には「さざれ石」

国歌に詠まれている「さざれ石」
この石は学名を石灰質角礫岩と云う。
石灰石が雨水に溶解してその石灰分をふくんだ水が時には粘着力の強い乳状体となり
地下において小石を集結して次第に大きくなる。
やがてそれが地上に顕れて国歌に詠まれる如く千代八千代 
年をへてさざれ石巌となりて苔のむすと云う状は実に目出度いかぎりである。
この石は国歌発祥の地と云われる岐阜揖斐郡春日村の山中で発見されたもので
その集結の過程状態はこの石を一見してよく察することが出来る。


初めて「さざれ石」の意味を知り、とても勉強になりました。

鳥居をくぐり杉林を進み先ずはお参り

そこそこの観光客の姿、順番に参拝を済ませ境内を散策しました。



   樹齢800年の御神木の杉
   
   高さ38m 幹廻7.2m

本殿横にはしだれ桜   






参拝者がいない時を狙い・・・


細かい細工や美しい色・・・じっくり観察




凛としたこの空間にやはり私も日本人なのだと実感・・・

帰り道、展望台からは桜島が見えました。


スギ林とモミジの参道を歩くとあちこちから鳥の声が聞こえ・・・


ヤマガラやシジュウカラの姿


生まれて初めて見たコゲラ

暫くバードウォッチングを楽しみ
何時間でもここに居たい気分でした(笑)

鳥達を眺めていると・・・
こんな不思議なものを見つけました。

石灯篭からニョキニョキと・・・
思わず誰かに教えたくて側にいたカメラを抱えた男性に話しかけると
「こりゃ~面白い他の灯篭にはないみたいですネ~」
「でもこの先大きくなったらどうなるんでしょうネ?」と興味深々
早速、立派なカメラで撮影している男性の後ろ姿を見ながら
私と同じ感性を持った人に出逢えたことが嬉しくなった私でした

1時間半ほど過ごした霧島神宮、次は紅葉の時期に再訪したいと思いました。
もちろん、あの石灯籠の小さな木の行方も気になりますし・・・ネ

バス停で桜吹雪を眺め待ち・・・
定刻より数分遅れで来た路線バス乗り霧島神宮駅へ戻ります。
そうそう~この路線の途中(たぶん田口バス停だったかなぁ?)で
「明るい農村」という焼酎蔵を見つけました。
確か3丁目のhiroさんから聞いた酒蔵だったような?違ったかな?

霧島神宮駅では列車の待ち時間が50分あるので・・・
先日、BS鉄旅番組で見たお店に立ち寄ることにしました。
駅前から徒歩2分

ちょうどおやつの時間
パンとおからケーキとアイスコーヒーをいただきました。
 
優しい店主の女性は「突然、芸能人がやって来てビックリしましたヨ~」と
TV取材の話や新燃岳の噴火そしてお互いの家族の話などで盛り上がりました。
このお店が出たBSジャパン「出発!ローカル線聞きこみ発見旅」は
私の好きな番組で「やらせ」ではなく本当に台本のない番組なんだと知りました。

さて、50分の待ち時間もあっという間
駅前に足湯があり、駅のホームではウグイスの鳴き声が聞ける霧島神宮駅
 
15時38分 特急きりしま13号に乗車し鹿児島中央へ

この日も雄大な桜島の姿を眺め・・・

鹿児島中央駅到着後、16時38分発 新幹線さくらで熊本へ
夕方18時には自宅へ到着し約11時間の日帰り一人鉄旅もおしまい

今回も色んな人との出逢いがありました。
「いさぶろう」「はやとの風」で出逢った素敵なカップル
霧島神宮駅バス停で出逢った北海道からの一人旅おじさん
霧島神宮のアマチュアカメラマン風の男性
「おからパン工房」の優しい女性オーナーなど・・・
一人旅だからこそ経験できる一期一会の出逢い
今回の一人鉄旅も忘れられない大切な思い出となりました

これにて「肥薩線のんびりきっぷの旅」レポート終了です。
本日も長々とおつきあい本当にありがとうございました