~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

鉄旅の疲れは湯平でゆったり・・・・

2017年06月13日 | 鉄旅
梅雨入りしてから雨の日は一日だけで・・・・
昨日も木陰にいると涼しい風が吹き
いつもの熊本の6月とは思えない毎日
来月には大雨が降り被害などないことを祈りたいものです。

さて、今日も先週の鉄旅の続きをUPしたいと思います。
宇佐神宮から路線バスに乗り宇佐駅発13:57特急ソニック23号に乗車し大分へ
ほとんどの乗客が観光地・別府で下車し大分駅到着5分前ほどだったでしょうか・・・
音楽と共に「世界の車窓から」の石丸謙二郎さんの車内アナウンスが聞こえてきました。
車窓に別府湾を眺めながら素敵な声のナレーションにうっとり
「列車はまもなく大分へ到着します・・・」静かな語りと列車の音と揺れ
日常を離れて旅に出ている実感を感じられるひとときでした

さて、大分駅からは久大線に乗り換え今夜の宿がある湯平へと向かいます。
38分の乗り換え時間を利用しドラッグストアで整腸薬を購入し(笑)
15:15発由布院行き普通列車に乗車しました。
今回の宿泊地は大分県由布市湯布院町湯平(ゆのひら)にある湯平温泉

16:00湯平駅到着

ここは映画「男はつらいよ」のロケ地にもなったそうですが
宿から迎えが来ているので慌てて1枚だけ写真を撮り
連絡橋を渡り無人の改札へ向かいました。
宿のご主人の笑顔に出迎えられ車で10分弱
清流とホタルの宿「高尾荘」に到着しました
観光や温泉は湯布院が超有名ですが宿からホタルが見たくて
賑やかな湯布院から少し外れたここにしました。
湯平温泉は湯治場として昔はとても栄え「山頭火」も訪れたそうですが
今では少しひなびた雰囲気でオバサン一人旅にはピッタリです。

家族経営の築50年の小さな旅館は田舎の親戚の家を訪ねたような雰囲気
   
2階の「竹の間」へ
 
花合野川の流れと角部屋からは緑の山が見えますが・・・

う~ん? どうやら外の道路からは部屋の中が丸見えのようです(笑)

宇佐神宮を2時間ほど歩いて疲れたので早速
貸し切りの露天風呂と内湯のふたつで先ずは内湯を予約
  
全室7部屋、本日の宿泊は3組だけどうやら全て一人旅のようで
好きな時間に何度も温泉に入ることが出来ました。

風呂上り6時から夕食は部屋食

まだ、お腹の調子が少し心配ですが少しお酒もいただきました。
さすがに湯平温泉限定の冷酒は一口呑みオジサンのお土産にしましたヨ~(笑)

夕食後、温泉街を散策しました
共同浴場も5ヶ所あり、宿泊客は半額の100円で入れるそうです」。
宿のすぐそばの橋本温泉
   

石畳の温泉街の中にある中の湯

地元の方が入浴中で覗くことはできませんでしたが
宿のパンフレットで確認すると窓の外の景色が一番良さそうでした。

川向こうにある砂の湯は湯船からは川は見れません。
  
カメラの性能が良く明るく映っていますが実際は暗く
誰もいないので怖いくらいでした(笑)


石畳通りは提灯が灯り良い雰囲気です。
 
狭い石畳の坂道、平日とはいえ人がほとんど歩いていません。

慣れない宿の下駄をはいて散策した私は「行きは良い良い帰りは・・・」
40分ほどの散策ですっかり汗をかいてしまいました
宿に帰りホタル鑑賞を期待し20時から露天風呂を予約していましたが
今年は梅雨入りしたものの雨が少なく湿気がなく朝晩が涼しく
ホタルの数も10匹足らずで少し残念でした。
宿の話では3年前は満天の星のようにホタルが飛んでいたそうです。
それでも露天風呂と部屋からホタル観賞が出来きたので良しとしましょう

温泉で旅の疲れは取れたはずが・・・
さすがに宇佐神宮と温泉街の石畳の散策で万歩計は16000歩超え
寝る前には足があちこち攣り大変でした
持参していたジップ薬を貼り何とか治まりましたが
布団に入ると川の流れる音が気になり・・・
たまたま持参していた耳栓でやっと熟睡できました(笑)

翌朝は5時過ぎには起床し朝の温泉街を散策しました
 

昨夜、ホタルが飛んでいた花合野川では2人の若者が釣りをしています。
暫く眺めていましたがどうやらアタリは全く無いようですネ~
川向うの道路から旅館を眺めると・・・

想像通り私が宿泊した2階の角部屋は道路から丸見えでした

山頭火の歌碑を読み・・・
 
のんびり静かな朝の時間を過ごしました。

散歩の後、露天風呂に入り朝日が差し込む部屋で朝食

上げ膳据え膳の贅沢なひとときに感謝です

8時半過ぎ、宿のご主人に送ってもらい湯平駅へ

無人駅の乗客は同じ宿に泊まっていた韓国の若者と私の二人だけ
連絡橋から・・・右が大分方面、左が由布院方面へのホーム




昭和57年に公開の映画「男はつらいよ」第30作目「花も嵐も寅次郎」のロケ地になり
湯平温泉や駅での撮影風景写真が展示されていました。
 
モノクロの写真や寅さん・沢田研二の若い頃の姿がとても懐かしい
山の中の駅はその頃とあまり変わっていないのかもしれません・・・


昭和の香りがする景色に心が落ち着きます

時間通りやって来た8:55発ゆふ2号に乗り久留米へ

大分行の黄色い普通列車と赤い特急ゆふはこの駅で待ち合わせ同時刻に発車
どちらの車両も緑に似合い静かな駅が一瞬ですが賑やかになります。


乗車し緑の中を進む列車は7~8分すると由布岳が車窓に見え始め・・・
到着した湯布院駅のホームには沢山の外国人の姿
ガラガラだった指定席も半分以上が観光客で埋まってしまいました。
さすがに朝から皆さんお疲れのご様子で席に着くとオヤスミ
おかげで久留米までの2時間弱、静かに車窓を眺めることが出来ました(笑)

10:47久留米駅到着し10;57発さくら47号に乗り換え
あっという間に11:19熊本駅到着しました
今回の旅も色々アクシデントはあったものの(笑)
それもまた忘れられない思い出となりました

今回利用した「ハロー!自由時間パス」
北部九州版8500円  全九州版16000円

連続した3日間、特急・新幹線乗り放題で指定席も6回利用できる超お得な切符
おかげで私の鉄旅も日帰り可能でかつ経済的に実行することが出来ています。

九州路線完全制覇まであともう少しかかりそうですが
これからもこのお得な切符のお世話になりそうです。

本日も長々とおつきあいいただきありがとうございました