そうだ、ここまで来たのなら福崎町の辻川山公園へ行ってみよう。
テレビの珍百景で見たことのある公園だ。
公園の駐車場を見つけて車を置き、池の畔でカメラを構えて出現を待った。
以前は30分毎に出ていたらしいのだが、あまりにも人気が高いので15分毎に出るように調節し直したとのことだ。
しばらくすると子供達も増えてきて固唾を飲むうちに水面がブクブクと泡立ち、そして現れたのはカッパの妖怪。
子供たちは見慣れてしまったのか、怖がりもせず笑顔もみせず拍子抜け。
少し驚き そして喜んでいるのは私ぐらいだ(笑)
周りをよく見ると 色々な妖怪が公園のベンチに普通に座っていたりした。
皆が移動したのでついて行ってみると、高い所にあった小屋の扉がパタンと開き逆さまになった妖怪がヒョーッと現れ、慌ててピントを合わせた。
書写山円教寺は、あの宮本武蔵が立寄り、近年ではラストサムライのロケ地ともなった西の比叡山と云われる天台宗の名刹だ。
ロープウェイで上がると摩尼殿(観音堂)まで乗せて行ってくれる片道500円のマイクロバスがある。
これをケチって山道を約30分歩いてひどい目にあった記憶があるので今回は迷わずに乗車した。
摩尼殿で御朱印を頂き、今回は初めて その奥にある大講堂、食堂、常行堂が並ぶ西谷地区と呼ばれる場所へも入ってみた。
この場所こそが、あのラストサムライのロケ地であるらしい。
映画のシーンでは、かなり広大で立派なお屋敷のように見えていたが、実際には年代を感じる古い薄汚れた建物だ。
でもここに渡辺謙やトムクルーズがいたのかと思うと、それだけで胸が高鳴った。
帰りのマイクロバスも、そしてロープウェイの席も絶対に渡辺謙が座ったと思う場所に腰掛けた。
私には判るんだ。こう云う状況では鼻が利くんだから。▼・。・▼ワンワン