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北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

小さな殺意

2021-03-13 20:15:18 | 日記
昼、「豆餅を食べる人」と声が掛かった。
「ハーイ」と元気に手を挙げるスリスリと私。

続いて「草餅を食べる人」と云われたので
また「ハーイ」と手を挙げる二人。

最近、ルンバのお気に入りは豆餅と草餅。
無くなる前にCOOPへ行って必ず買ってくる。

早速オーブントースターに並べてスイッチ オン。
しばらくすると、香ばしい香りと共にテーブルの上に餅が並んだ。

それを「アッチッチ」と云いながら頬張る二人。

ルンバは、またキッチンへ行って焼く様子なので、「そんなに食べないから」と云うのにスイッチを入れた。

先に出来た豆餅に手を延ばそうとしたら「それはダメ」と止められた。
「今焼いている熱いのを食べて」と云うのだけれど、今皿に載っているのでも充分熱そうだ。

でも数分待たされて出来上がったばかりの豆餅を口に入れて、また「アッチッチ」

食べながらふと「それはダメ」と云われた皿に載っている豆餅を見て❔❔
豆の量が倍ぐらいあるように見えるのだ。

「お母さん、そっちの方が豆が凄く多いように見えるんだけれど」と云ったら、
「偶然別の店で見つけた豆の多い餅」だと白状した。
私たちが口に入れているのよりも100円ほど高いのだそう。

「私、豆が好きだから、これは私が食べるの」と のたまう。

私はあまりの言葉に、口に入っている豆餅を噛むのを忘れた。

フンフン

2021-03-12 19:58:54 | 日記
築30年。
壁や屋根を2回は塗り替え、大きなリホームも一度行ったがさすがに歪みが出てきた。

もう人生の先が見えてきたし、静かに暮らせば何とかモツかと思っているのに、テレビで何とか体操なんてのが入ると、一緒になって飛んだり屈伸したりするルンバとスリスリ。

根田が沈み、もしかしたら床が抜けるなんてことは全く考えていない二人。

それを見て、つい大声で「やめろ! 体育館じゃないんだから」と叫ぶ。

そのボロ家に「耐久年数が過ぎたのでガス管を交換して下さい」との文書が届いた。今のとは違い、昔の金属製ガス管は寿命が短いらしい。

驚くことに本管のある道路から自宅のキッチンまでの管は工事費も含めて自己負担だと云う。

もし地震がきたら潰れるかも知れない家に金をかけたくは無い。
それにガス爆発で吹っ飛ぶ怖さもあるので悩んだ末にIHレンジに換えることにした。

卓上型は安いのだけれど、システムキッチンに挿入できるビルトインタイプはそこそこの値段。それに工事費が加わる。


今日がその工事日。昨日キッチン周りから邪魔な鍋釜を出した。
先ずガス会社が来てガス管のカットと栓。家の中のガス管とメーターも外した。

「ビルトインタイプのガスレンジは、電気工事店で外してもらって下さい」と云っていたのに、油料理を避けているルンバが綺麗に使ったと云うか使わなかった為に全く脂でギトギトしていないレンジを見て、これは使えると判断したのだろう。
急に「外しますね」と云って持ち帰った。

そして午後、電気工事店の御来宅。

200Vの電源をキッチンまで這わせる為の大工事。
出来るだけブレーカーが飛ばないようにと、主ブレーカーから分岐している6個のブレーカーを全部確認して同時に使わない部屋や電気器具の組合わせを変更。

さて問題はこれからだ。
IH器具なんか使ったことの無い老夫婦に取り扱い説明が始まった。

「このSWを長押しすると電源が入ります」・・・・・「フンフン」
「左右のヒーターはほぼ同じ構造でこれを主に使うと思います」・・・・「フンフン」
「それで、これを押してこれを押すとこうなります」・・・・「フンフン」
「こう云う場合にはこれを押します」・・・・・ここでフンフンが消えた。

見るとルンバの目は既に死人。
大丈夫なのだろうかと不安を憶える電気店の社員と私。

「だ・・・・・大丈夫です。近くにコンビニありますから」と云う私に
「そうですね、説明書見れば分かりますから」と逃げ腰になる社員。

悪態

2021-03-11 19:56:00 | 日記
車を運転していると、良くアラームが鳴る。
そのたびにディスプレイを見て「何事❔」と確認。

気温が3度まで下がると「異常低温注意」の表示でピンポン。
続いて「路面凍結の恐れ」が出る。

「北海道では3度なんて異常低温ではないし、路面だってまだ凍結はしねえよ」と悪態をつく。

道路の端には除雪された雪が積まれていて車線を塞いでいるので、どうしても車線を跨がなければ走れないのだが、その度にピンポンが鳴り「車線をはみ出ている」と警告される。

このバカ車は、積まれた雪の上に片側の車輪を載せてでも真っ直ぐ走れと云いたいのだろう。

今日も買物のお供として運転していたら、早速ピンポンの音。

ルンバが画面を見て「メモリーキロ数に達しました」って出ているよと教えてくれた。

そうなんだよ、この車。走行キロ数が1000キロとか2000キロ、1111キロや2222キロになると教えてくれる。

ただでさえピンポンがウルサイのに、今回のピンポンは7777キロですと云うお知らせだ。



おまけに各メモリーキロ数の時に何処を走っていたかが記録されている。

7777ならコインが沢山出てくるとか、ガソリンチケットが貰えるとかなら嬉しいのだけれど、ただピンポンが鳴るだけ。
こんな余計な装備は要らないから、車を安くして欲しいと思いながらつい画面を見てしまう。

そしてその度に罵声を浴びせる。
「うるせぇんだよ」

悲しみを押し潰した笑顔

2021-03-10 17:28:39 | 日記
母を事故で亡くしたとき、言葉では言い表せないショックを受けた。
今でも、その悲しみが時々蘇る。




陸前高田には、あの震災でご両親を一度に失った子がいる。
当時9歳の彼は父親の遺体が見つかったとき、一度だけ泣いたらしい。

以来、泣かずに笑顔で頑張っている。
祭りの太鼓を元気よく叩く姿は元気そのものだ。

「自分をごまかしてでも、もう泣くのをやめよう」と思ったと云う。
「生きているんだから楽しまなきゃ」と自分を鼓舞する。

私よりも強く立派に明るく日々を過ごしている。

でもその笑顔は凄まじい悲しみを押し潰している笑顔だ。

それを感じるから、その子の笑顔がテレビの画面に映し出される度に目頭が熱くなる。

今年19歳になった彼の夢には、今でも御両親が時々現れることだろう。



我慢することは無い。
何回でも泣こうよ・・・・・ね。

話し相手

2021-03-09 17:05:42 | 日記
沢山のカラスが追いかけっこをしている。
喧嘩しているのかと思ったが、どうやら発情期の様子。

そう思って見ると、追いかけているのはオスで逃げているのがメスに思える。
その逆は多分無いのだろう。

追いかけているオスは「優しくするからさぁ・・・・・」とか云っているみたい。

追いかけられているメスは「嫌よぉ、アナタなんか嫌い」と云いながら気をひく素振り。
追いかけられながら乳を揺らし尾翼をフリフリして誘っている風に見える。

私は必死になって追いかけているオスに同情し、届けとばかりに強い念を送る。


「ウッフンなんかに騙されるな。乳は数年で垂れる」とオスにビビビと強いビームを発射し忠告するのだけれど、考えてみたらカラスに乳は無かった。

となると何に惹かれ惑わされて、追いかけているんだろう。
不思議だ。

いずれにしても哀れだなぁ・・・・・オスって。
私は自分の垂れているモノに話し掛けた。