日本橋の催事を昨日で終わり、今日は明後日から始まる名古屋の松坂屋に移動する途中、浜松に立ち寄った。今年の5月に初めて知り合った方だが、浜松市内にギャラリーを開く予定で、何を扱うか模索されているそうだ。5月に静岡の松坂屋で私どもの作品を見かけ、早速、その週のうちに別府まで調査にやって来られた。残念ながら、日曜日で私の工房が休みだったが、その後に私が個展をしていた北九州のギャラリーと私が実演をしていた相模 原伊勢丹まで来られた。フットワークの軽さには驚かされる。一見、見た目にはそんなに軽くは見えないが。
東京から浜松まで新幹線で移動、時間が決まっていなかったので、浜松駅に着いたら「河岸」さんに連絡することになっていた。しかし、驚いたことに浜松に着いたら改札口に河岸さんが待っていてくれた。びっくりである。「えー、どうしてこの便だと分かったのですか?」聞いてみると、大体これくらいの新幹線ではないかと、何本も改札で待っていてくれたようだ。「最初にいきなりパンチを食らったようだ。」もう、この心使いに参った。
本業は「エイテック」という車の部品を加工する会社の社長さんだ。中古のコンプレッサーやセルモーターを分解、再生産して、販売している。会社の倉庫にはありとあらゆるメーカーのコンプレッサーが山のように積まれている。作業場では熟練工がサンドブラスターで古い部品を磨き上げ、再塗装していた。会社の2回には研修室もあり、毎月講師を呼んで人間性を向上させる研修をされているそうだ。
本業の会社を見学させていただいた後、「うなぎ」を御馳走になり、秋オープン予定の現場に出かけた。浜松市役所の直ぐ近くで、オフィス街の中のビルの1階である。たくさん人が行き来する場所ではないので、如何に拘りを持ったセレクトショップにするか?が鍵になる。私も竹の部分で協力させて頂く事になったのだが、「よほど、腰をすえて本気で掛からないと、そう簡単にはお店は成り立たないですよ!」とアドバイス。2時間ほどお店を担当することになる、社長の妹さん達と話し合った。時間をかけて、「本当にこれなら自信を持って進めれる」というセレクトショップにして欲しい。