高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

甥っ子

2007年07月18日 18時55分00秒 | 家族

松坂屋の催事最終日にたった一人の甥っ子「啓一」が訪ねて来た。77_001 「男子、三日会わざれば活目してみよ」と諺があるように、随分成長した。今年の1月に名古屋に来た時には、まだまだ、わがまま放題の現代っ子であった。お婆ちゃんと母親との3人暮らし、甘え放題であったのだろう。私と話す時でも、「てゆーか?」「じゃない?」など、学生言葉そのまま、敬語などまったく使うことが出来なかった。

ところが、この4月から大学に入って滋賀県で一人暮らしを始めた。介護の仕事に付きたい様だ。「家を出て、生活するという事がこの甥っ子には始めての経験で随分彼を成長させてくれたようだ。言葉使いが全然違っていた。私にも以前の学生言葉はなく、きちっと敬語を使う。「ウーン!」たいしたもんだ。母親である姉からも「男の親戚はお前しかいないので、いろいろ聞いてくれ!」と頼まれていたが、世間でもまれることが一番彼のためである。嬉しくなって小遣いを30万円も上げてしまった。

松坂屋の催事を5時で終了して、業者の人全員が戦闘態勢である。何故か、その日名古屋に泊まらなくてはいけない人も必死で片付けている。私も6時には松坂屋を出て、名古屋駅から新幹線に飛び乗った。今日は京都に住む、親友の恵文さんの所にお泊りである。8時前には京都駅から地下鉄で松ヶ坂まで着き、そこまで息子の「恵三」が迎えに来てくれていた。

77_004_1 今回、京都まで足を伸ばしたのは、ただ単に恵文さんとお酒を飲むためでなく、娘の「楓子」ちゃんとお話するためだ。20歳の彼女は現在大阪外大の学生で高校時代にイタリア留学をしていた。日常会話はぺらぺらなので、11月にミラノで開催する我々の竹の展示会へ通訳として参加してもらうことになっている。その打ち合わせを兼ねてやって来たのだ。「たこ焼き頭」の親父には似つかない、しっかりした娘である。笑顔の中にしっかりとした目が輝いている。好奇心旺盛で、自分から人生を切り開いて行く娘だ。とても逞しいサポーターができたものだ。彼女と打ち合わせした後、彼のお店(http://blog.livedoor.jp/ichinan/)の常連さんの一人である77_006 「あずみ」ちゃんも交えて盛り上がった。彼女は「花火師」である。若い女の子の花火師と言うのは大変珍しい。可愛い顔をしているのに、会社では一番はっきりと意見を言うそうだ。「社長にも、公私混同するな!」とか言いたい事をきっちりと言うタイプだそうだ。先日の「和民」の一件 http://once.blog.ocn.ne.jp/ajimu/2007/07/post_4bc9.html#comments の話になった時も大盛り上がりであった。

随分楽しい時間を過ごさせて頂いたが深夜1時を過ぎる頃になるともう眠くて眠くて、考えてみると20時間以上起きているのだし、2週間の緊張した催事が終ったばかりである。ついにノックダウン。お休みなさい。

小遣いの30万円は打ち間違いでした。0を多く付けてしまった!

竹工房オンセ

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応援団 

2007年07月18日 02時54分00秒 | お客様

_8 名古屋の松坂屋に来ると、必ず来て下さるお客様で、もう10年来、応援して頂いている鬼頭さん。一番初めは、お母様にと緑の小さなバッグを買って頂いた。その時は私から直接買って頂いたのではなく、間に中間業者が入り、作品だけを見て、気に入って下さった。

作品を見て「こんな素敵なバッグを作る人は、繊細な上品な女性が作っているのだろう」と想像してくださったそうだ。_4_2後日、追加のオーダーを頂くことになり、お電話で初めてお話した時、「作者が男の人であり、会ってみたら、こんな大きな人でびっくりした!」と仰る。その後もご縁が深く、京都の伊勢丹でお会いしたり、先日はたまたま、新宿の伊勢丹にまでお出で頂いた。 只今、趣味で素晴らしいビーズ細工をされて居られるのだが、今度、鬼頭さんが作ったビーズの作品を私のバッグに埋め込んで作品作りをすることになっている。

今回も鬼頭さんを初め多くのお客様に応援頂いた。一人づつ御紹介したいのですが、膨大なページになってしまいます。また、追々御紹介できればと思います。今回は許可を得たお客様だけ載せさせて頂きました。

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