京都の恵文さんの所へ来ると、いつもホテルを取ることなく、どうせ遅くまで飲んで酔いつぶれてしまうのであれば、近くが良い。ということで、いつも「焼肉いちなん」の2階のお座敷に寝ることになる。最初のうちは座布団を8枚集めてきてその上に、それが少し進化して8枚集めた座布団にシーツが着くようになった。シーツがないときは寝相が悪いと座布団が全部バラバラになってしまったが、シーツのおかげでばらばらにはならなくなった。しかし、座布団の境目があり、凸凹していて決して寝やすい物ではなかった。今年はなんと!2階から3階に出世して(3階はコンサートなどが開ける小ホールになっている)、それに敷布団が用意されたのだ。床に直置きなのが相変わらずであるが、朝までゆっくり眠ることが出来た。着のみ着のまま寝る。ここに来て風呂に入った記憶はないな。でも、ぐっすり眠らせて頂きました。
翌日、朝ごはんを食べて、大分に帰るまでまだ少し時間があったので、私の師匠である彼のお父さんをお見舞いすることになった。元気だった師匠も「特別擁護老人ホーム」に入り、昔の面影はない。私の事も判らなかった。切なく残念であったが人生めぐりめぐっていくのだから、でも、最後に別れの挨拶をするとニコッと笑ったような顔をした。
午後、大阪空港から大分行きの飛行機に乗り込む、「小っさー!本当に飛ぶんかい?」とびっくりした。ボンバルディア機でプロペラ機である。生まれて初めてプロペラ機に乗るのであるが、さすがにちょっと不安であった。