正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

ロレックス、エルメス、アルバを修理しました

2010年12月27日 | 時計修理
昨日も寒い一日でした。
銀行も年末モードで人が一杯です。びっくりしました。

昨日は修理残業でロレックス、エルメス、アルバの機械式を修理しました。
最初のロレックスはN様からのお預かりです。
キャリバー2135でモデルはコンビの10ポイントです。
分解掃除、ケースバンドの洗浄をしました。
油が完全に切れていて良いタイミングで修理が出来たと思います。



アップで写真が撮れるようになったのでお客様にも説明しやすくなったと思います。


次はM様からのお預かりです。ETA社の2892が入っていました。文字盤下にパワーリザーブ、12時位置に24時間計が付いている時計です。
以前に分解掃除をさせていただいたのですが、今回はぜんまい切れです。
機械の構造上香箱が一番下にあるので分解掃除も必要になり分解掃除、ゼンマイ交換になりました。
部品と部品が引っ付き合っていましたので磁気の入っている可能性もあり磁気抜きの作業もしました。
掃除後タイミング調整をして完成です。



最後はアルバフィールドギアです。Y621Aキャリバーの機械式の時計が入っていました。
止まりの状態でのお預かりで原因が分かりませんでした。
ゼンマイが切れているとかネジが外れて歯車に噛んでいる、とか振り石が外れいてる等など
原因を探しましたが分かりませんでした。
テンプを外したときに天真の周りに青錆が出ていました。止まりの原因発見です。
湿気が入ってそのまま使っていたので錆びてしまったのだと思います。


最後の写真が青錆びです。
結構しっかりと付いていたので取るのに苦労しました。

最後はオメガのコーアクシャルの時間調整です。ロレックスみたいに専用の工具が必要で凄腕修理士N氏にちょっと借りましてタイミングの修正をしました。
2点とも少し遅れが出ていましたので気持ち進み目に調整しました。
四角形のでっぱりに四角形の穴をいれるのはちょっと難しく時間がかかってしまいました。
2点ともいい感じに調整が出来て昨日は帰ることにしました。

今日は電車で帰るので早く帰る予定です。家での修理品を持って帰って頑張って修理するつもりです
睡魔に負けないように頑張ります。