正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

キングセイコー、ロレックスとユニバーサルの仕上げをしました

2011年11月09日 | 時計修理
昨日はお客様少なく夕方からおとといのロレックスの洗浄、修正、組み上げ、タイミング調整をしました。
ケース2箇所割れている場所があり防水は効かない状態ですが、中の機械は順調に動くようになりました。
ロレックスは頑丈にしかも繊細で綺麗に作っている機械です。
ほんとに凄いメーカーだと思います。

ちょっと夕食をお店でとってから閉店後の修理になりました。
キングセイコーの自動巻です。Y様からのお預かりです。

5625キャリバーのハイビートモデルです。
テンプの受け具合が悪く、テンプにアガキガない状態で止まっていました。
少し形を修正して分解洗浄、タイミング調整をしてケーシングしました。
長く使っていなかったみたいで油が完全になくなっていました。
ハイビートの修理は難しいです。



次は以前分解掃除をしてユニバーサルの婦人物の部品が入ってきたので交換し組み上げました。
裏押さえの先が折れていたので竜頭の切り替えがうまくいかず注文となっていました。
交換して時間調整をしてからケーシングして今朝も時間通り動いてくれていました。


最後はロレックスです。
U様からのお預かりで当店にてご購入いただいた時計です。
婦人物のロレックスコンビの10ポイントです。
2135キャリバーの機械が入っていてゼンマイが切れての不具合です。
いい時期にゼンマイが切れたと思います。
自動巻機構、輪列受けの油がまったく残っていませんでした。
ヒゲゼンマイも汚れが見られました。
洗浄(ケースバンドも含め)、注油、タイミング調整までして昨日は終了です。


今日夕方からケーシングして帰る予定です。

電車なので閉店後そんなに遅くまで残れないと思います。頑張ります。